最近読んだミニマリスト本「何にもない部屋の暮らしかた」

ミニマリスト関連本を読んだ冊数では負ける気がしない繰言です。
今後も当たり前のように読む予定なので、せっかくならnoteに感想文(読書記録)を載せる試みをしてみます。


2024/05/07読了(図書館利用)
「なんにもない部屋の暮しかた」ゆるりまい

⭐️3

感想としては「理解あるご家族ですな」というのと「筆者の精神状態が心配…」という2点がまず浮かびました。

「自分の(物の少ない)様子を見て家族も楽さに気づき好きになってくれたみたい」と書かれていましたが、家事をメインでしてかつ家で仕事もしている筆者に合わせてくれているのでは?「(家族に)強制はしていない」と何度も書かれているのが少々気になりました。ローン名義やメインの収入、家事全てが筆者だとしても、共有部分(リビング)での筆者が決めたルールにみんなが則ってくれるのは、家族が理解あるからこそ成り立つものだなと。

また、捨て変態を名乗られてますが、掃除等綺麗な空間を守ることに執念があるところをみると、一種の潔癖症に近いのでは。元々家族で住んでいた家が汚かった事や、被災の事も書いてあったので「精神的に色々あったんだろうなぁ…」と。この前見た映画「ブルックリンでオペラを」の潔癖症精神科医を演じていたアンハサウェイを思い出しました。

ページ数も111ページと短く、イラストや写真もあり活字数は少ないので、読みやすい本ではあります。
「ミニマリストってどんなんだろ」と思う人(初心者)向けです。

ただ、実際の持ち物の写真がなかったり(筆者がイラストレーターなのでイラストで書かれていた所も多いが、化粧品などの詳しいメーカー等は不明)、捨てるコツなど「物を捨てたい人、ミニマリストになりたい人」には向いてないかと。実践的な本にある参考になる写真とかテクニックは少なめです。

⚫︎ミニマリストインフルエンサーたちにありがちな「俺(私)すごい!」文がダラダラ続く事、自己啓発本か?と思うような俺(私)論が続く、という事がない
⚫︎家族への感謝が記載されている所
が、個人的に好感が持てました。

以上です。


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