見出し画像

誰を「師」とし、「守破離」をしていくかで人生は変わる

22年ぶりに、同窓会をすることになり
先日、恩師の先生に連絡する機会に恵まれました。

どこか飄々としていながらも、穏やかで優しい
その先生は、僕に絵を描くことの楽しさを教えてくれて、かつ
今の仕事につくきっかけをくれた人でした。

20代後半、アルバイトをしながら、夜学校に通い
今の3倍の重さと厚さをもった、当時のmacbookを開いて
あたふたしながら課題を作っていたことを、昨日のように思い出します。

どことなく、人柄を感じる、やわらかさとみずみずしさのある
先生の絵を見て、僕にはこんな絵は描けない。。と愕然としたものです。

その時はデザイナーへの道を進んでみようと、決意はしていたものの
「はたしてスキルのない自分が本当になれるんだろうか?」という
不安しかなかった気がします。

そんな当時の僕を、親身に励ましてくれました。

そこから必死に基礎を学んで
あれから22年がたち、デザイナーの端くれとして、今こうやって
生きてこれています。

先生の出会いがなかったら、多分今の自分は
存在していなかったと思います。感謝に耐えません。

「人生は誰を、師にするか」によって変わってきます。
僕は幸いにも、さまざまな師になる人に恵まれました。

「守破離」という言葉がありますが

守は「基本や型を身につける段階」
破は「既存の型を破り発展させる段階」
離は「基本や応用から離れ、独創的かつ個性を発揮する段階」

「この人ならば!」という人を見つけたら
まずはその人がやっている事を、真似をすることからはじめて
基本を習得する。

そして、少しずつ基礎を身につけたら応用させていき
最後は自分流に発展させていくという3つの段階です。

デザインだけでなく、ビジネスでもそうですが
この段階を踏むという事は、とても大切だなと思います。

ヘナチョコで才能が特にあったわけでもない僕でも、先生を目標にし
少しずつ訓練を重ねて基礎を身につけ、今では多少「破」から「離」くらいにはなれたのかな?と思います。

あなたにとっての「師」は誰でしょうか?

その先生は今、東京を離れ、岐阜の山中で
創作活動をされているそうです。

著書を出版されているようなので、ささやかながら
応援させていただきます。

【色鉛筆談】 著者:北野玲

【福地】 60歳で山村に単独移住したデザイナーのビジュアル&エッセー


この記事が参加している募集

忘れられない先生

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?