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ネメシス採用型霊獣についてのデッキ・展開解説

はじめに

初めまして、新潟県にて遊戯王をしている野良羊と申します。

今回11月の末のターミナルワールドにて強化を受けた「霊獣」デッキで優勝することができました。
好きなテーマで優勝できたことや、あまり見ないネメシスギミックを使用したこともあり記事を投稿させていただくことにしました。
サムネイルはとうまさん(@toma_diet_)に作成していただきました。

本記事では霊獣カードの解説や展開で意識すること、ネメシスギミックでの展開について記載していきます。

霊獣を使用しているがネメシスギミックについて知りたいという方以外に、
・霊獣自体使ってみたが展開がよくわからず使うことをやめてしまった
・霊獣をあまり知らないため動きが知りたい
・アトラクター枠のデッキとして気になっている
などといった方にも意義のある内容を届けることができたらと思っています。

ターミナルワールドの発売から2ヶ月、ネメシスギミックを試し始めてから1ヶ月以上1人回しや調整を続けています。
その中で得られた知識や各種誘発についての受け方、実戦での意識していることなど書かせていただきます。
無料部分の霊獣カードの解説でも色々と書いているので読んでいただけたら嬉しいです。

デッキレシピ

今回使用したレシピになります。
メインデッキで「次元の裂け目」などの素引きを要求される先攻札を採用せず、後攻でも戦えることを意識して手札誘発を13枚採用しています。
先行時に裂け目などがない分落ちる拘束力をネメシスギミックにて補うようにしています。

採用カードについて

採用したカードについて解説していきます。
今回は霊獣の解説をメインにしているため汎用カードについてはあまり解説しませんがご容赦ください。

・霊獣カードについて

霊獣のカードについて私見込みで解説していきます。
霊獣について詳しい方は飛ばしてしまって問題ありません。
不採用の霊獣カードに関しては採用候補のみ一言記載します。

・精霊獣カード

以下カンナホークと表記します。

封印の黄金櫃が内蔵されたモンスターです。
新規の追加によって1枚での展開が可能になりました。
霊獣デッキにて一番引きたいカードだと考えている初動のため3枚採用です。
シンプルな効果ですが、魔法罠を除外できることを生かした展開をすることもありその時々の除外対象が難しかったりします。

以下ラムペンタと表記します。

除外ゾーンの霊獣カード増やしながらデッキから霊獣モンスターを墓地に集められます。
ラムペンタも新規により1枚で動くことができます。
カンナホークよりも1枚での出力は落ちますが、2枚初動になればカンナホークと同じような動きが可能になります。
ラムペンタの効果は優秀ですが、使いすぎるとエクストラデッキが枯渇してしまうので、状況に合わせて効果の使用を考えで立ち回っています。
組み合わせで引きたいかつ貴重な初動なため3枚採用です。

以下アペライオと表記します。

墓地の霊獣をフリーチェーンで除外して攻守を上げてくれます。
下級の霊獣で一番の打点を持っています。
攻守が変動する効果のためダメージステップでも発動できたりと器用なカードです。
除外するカードは「霊獣カード」のため、魔法罠も除外できます。
墓地の魔法罠を一番簡単に除外できるカードなので、アペライオで除外した魔法罠を拾って再利用するなどの使い方もしたりします。
アペライオの効果は同じターンで発動するたびに重複します。
また後から出てきた霊獣にも効果が適用されるので簡単に高い打点を用意していくことができます。
後攻では、後程説明する「精霊獣使い レラ」を墓地からダメージステップに除外し、うららを打たせないようにするプレイを狙うことがあります。
優秀ですが初動にならないため1枚の採用です。

以下ぺトルフィンと表記します。

霊獣において貴重なメインフェイズでの除去手段を持っています。
今回は不採用になっていますが、環境によって採用候補の1枚だと思っています。
破壊ではなくバウンスのため刺さるデッキには非常に効果的になります。
「精霊獣使い レラ」を手札から除外して墓穴の指名者を打たせないで展開を通すプレイングが存在します。

・霊獣使い

以下精霊レラと表記します。

新規の1枚でありこのカードのおかげで1枚初動を手に入れました。
名称と、1,2,3すべての効果が非常に優秀です。
精霊獣使いでありどちらの名称を持つため、全ての霊獣カードと引き合わせて初動になれるため3枚採用になります。
精霊獣使いはエクストラの霊獣の分離効果で出すとき、可能な限り獣側として出すようにしていきます。
またエクストラモンスターの分離効果で除外されている精霊レラ2体を精霊獣と霊獣使いとして同時に特殊召喚することができます。
場と墓地での耐性付与も非常に強力で、展開に使用したこのカードがそのまま耐性を与えてくれるため無駄がありません。
後攻では1の効果から入り墓穴を撃たれた場合、全ての効果がなくなってしまうため丁寧に扱う必要があります。

以下長老と表記します。

初手に引けていると非常に安心感がある霊獣の大黒柱です。
召喚が成功した時点で追加の召喚権を得られるため妨害することが非常に難しいカードです。
妨害するためには、
・召喚を無効にする
・先にスキルドレインなどの永続無効カードを場に開いておく
・召喚される前のスタンバイフェイズの時点で墓地の長老に墓穴を打つ
などのためほぼ効果が機能します。
長老+カンナorラムペンタが理想の初動になり、精霊獣と引いていれば展開できるため3枚です。
長老以外にも霊獣には召喚をしてくれるカードはありますが、召喚権を増やす効果は長老だけのため重宝します。

以下ウェンと表記します。
以下レラと表記します。

どちらも召喚時に墓地、除外から霊獣カードを釣り上げて展開を伸ばすカードです。
展開で使用しますが初動にはならないため1枚ずつの採用になります。
後程詳しく説明しますが、蘇生するカードは「霊獣」指定なので使い側を増やしたり、正規召喚した霊獣リンクモンスターを場に戻すようなプレイも行います。

以下ウィンダと表記します。

精霊レラと同じく精霊獣使いのため非常に優秀な名称を持っています。
効果は破壊された時にデッキかエクストラデッキから好きな霊獣を出すことができます。
自分から行う戦闘破壊でもよいため、後攻時に自爆するために攻撃し効果を起動することを狙います。
後攻時は相手の盤面を捲ることを優先するため、後ほど紹介する「レイラウタリ」を非正規でも場に出して召喚するためのリソースを無くしてしまう戦術が非常に効果的です。
攻撃力が1600とリトルナイトと2ウーサと同じことがとても優秀です。
またネメシスギミックを採用しているためレベル4であることもありがたい要因です。
私は初動にはならないため1枚のみの採用にしていますが、名称が優秀なため同時召喚を狙うために2枚採用などもできるカードだと思います。

以下ピリカと表記します。

レラと同じく墓地から蘇生する効果を持っています。
2枚目のレラとして使えますが、Pモンスターのためリンク素材にするとエクストラに行ってしまうため非常に扱いづらいです。
エクストラにいるピリカをラムペンタで除外してデッキの霊獣使いを墓地に送ることはできますがあまり現実的じゃないと判断しています。
総じて不採用になっています。
緊急テレポートには対応しているため、レベル3を活かせることが出てくるなどがあれば採用候補になると思います。

・霊獣魔法罠カード

以下継聖と表記します。

新規カードで単体では機能しませんが、霊獣モンスターをなんでもいいので引くと動くことができます。
優秀な初動のカンナホーク、ラムペンタ、長老、精霊レラのいずれかにアクセスしたいため3枚採用しています。
捨てるカードがなんでもいい点が便利で、見せたカード以外の不要なカードを捨てることもできます。
2,3の効果も優秀で戦闘破壊の敷居を下げてくれることや、表示形式変更による追撃やライフを守るなど便利な効果です。
3の効果で攻撃表示にしたバグースカを相手ターンに守備表示に変えて相手のみロックする凶悪な動きも狙うことがあります。

以下相絆と表記します。

EXデッキの霊獣を踏み倒すだけのシンプルなカードです。
主に後攻で使うカードであり先行展開で使用することはないため先行で引いた場合は、誘発回避であったり「ガイアペライオ」の効果のコストになります。
「レイラウタリ」も踏み倒すことができますが、非正規召喚することが強くないため基本は後手捲りや特殊な場面以外では狙わないようにしています。
完全に自由枠なので好まない人は抜いていい枠です。
私は調整過程においてこのカードを採用しているデメリットより不採用によるデメリットが多かったため1枚採用しています。
具体的な内容や使用方法などは後の展開やワンキルの解説にて説明します。
本大会ではこのカードの採用により拮抗ケア、ワンキル、後手捲りで使用し4本くらい勝ちを作ってくれた影のMVPでした。

以下連契と表記します。

霊獣の代名詞の罠カードで対象を取らない複数破壊をしてくれるカードです。
ターン1制限がないため複数重ね打ちをできるため複数採用をしてもいいです。
今回はネメシスギミックを採用したため、デッキスロットの確保や後手で素引きをしたくないため1枚のみの採用です。
自分のモンスターも破壊できるため自分のモンスターを破壊し、精霊レラの身代わり効果を使用して墓地の精霊レラへの墓穴を避けるなど特殊な動きも可能です。

・霊獣のエクストラモンスター

以下融合カンナと表記します。

霊獣デッキのメインエンジンを担うカードです。
このカードが成立するかどうかが事故の基準です。
唯一の完全サーチ持ちで、先攻後攻問わず何度も盤面に出すカードになります。
また霊獣の特徴でもあるエクストラデッキに戻しながら、除外の「精霊獣」と「霊獣使い」を特殊召喚する効果を持っています。(この効果は以後分離効果と略します)
この効果があるため精霊獣と霊獣使いを可能な限り除外ゾーンに集めていくことになります。
サーチ効果は対象にした2枚のうち1枚でも墓地に戻すことができればサーチができます。
そのためサーチ効果宣言対象2枚→チェーンして分離効果宣言対象サーチで選んだうちの1枚と別のカードを宣言することで、除外ゾーンの霊獣を減らしすぎずにサーチをすることができます。
アトラクターや裂け目が適用されていても墓地に戻すことができることが大きな特徴です。
エクストラデッキからなくなってしまうとデッキが成り立たなること、稀にラムペンタで除外をするため最低2枚以上は採用するようにします。
今回バンシー超雷を採用しているため2枚ですが、そのギミックを積まないなら3枚採用したいくらいのカードです。

以下融合アペライオと表記します。

融合カンナと同じ分離効果と攻撃時に他の効果を受けない効果を持っています。
主にラムペンタの効果で除外する役割になります。
2500打点を超えるために盤面に出ることもあります。
攻撃時ほかの効果を受けないは自分の効果も受けないため、アペライオの500アップやキムンファルコスの600アップが受けられないことは注意が必要です。
役割が少ないですがないと非常に困るカードのため1枚採用です。

以下ノチウドラゴと表記します。

新規の1枚で新規の中で1番ずるいカードだと思っています。
墓地+墓地、墓地+場、場+場のいずれかのパターンで出せるモンスターで実質リンク0モンスターです。
他の霊獣モンスターが対象にならなくなる効果と、エクストラデッキに戻りながら除外の霊獣モンスターと入れ替わる効果を持っています。
どちらの効果も優秀で、対象耐性は先行では手札誘発の「エフェクトヴェーラー」と「無限泡影」を展開札に対して打たせなくすることができます。
またエクストラに戻して除外の霊獣を出す効果は「霊獣」の指定しかないため、正規召喚したリンクモンスターも出せることが非常に強力です。
この入れ替わり効果ですが、出したモンスターは永続的にダイレクトアタックができないため忘れないように注意しましょう。
打点も2400と優秀で、後述する「キムンファルコス」と合わせて効果の発動宣言をせずに3000打点を生み出すことができます。
自ターンで1体と相手ターンに相絆でもう1体ノチウを出すことで、盤面の霊獣モンスターがすべて対象にならないようにすることができます。極稀にですが使う動きのため覚えておくといい動きです。
1ターンに1体しか出すことができない制約を持っていますが、召喚無効を受けた場合など特殊召喚が成立していない場合はもう一度出すことができるので覚えておきましょう。
先攻ではこのカードを素材にする展開があること、後攻では妨害を受けることも多くあるため1枚はエクストラに残せるようにしたいので2枚採用しています。

以下ガイアペと表記します。

重たい召喚条件ですが万能無効を持つモンスターです。
この効果は同一チェーン上でも発動できるのが非常に強力です。
試合の途中で手札に用意できる霊獣カードが相手の手札枚数を超えるときに出すと疑似的に封殺ができます。
また先攻展開で使用しニビルを受ける動きに使ったりと細かいところに気が利きます。
私は先攻で作るよりも試合の途中で出せばほぼ勝ちの状況で、ゲームエンダーとして出しに行く起用方法をメインにしています。
打点も非常に優秀であり、打点のみを目的にウィンダの効果や相絆から出すこともあります。
1枚は使いますが2枚目以降はほぼ不要だと考えています。
この後解説するキムンファルコスと合わせて3枚は採用しています。

以下キムンと表記します。

リンク先の打点を上げる効果と墓地を除外しながら霊獣を召喚する効果を持っています。
また分離効果も持っているカードです。
召喚条件が「霊獣2体」のため、獣+獣と使い+使いでも出せる点が便利です。
召喚権を増やす効果のコストで除外ゾーンの調整などをする役割もあります。
盤面の霊獣を直接墓地に送りたいときに出すこともあったり使わない試合はほぼ存在しないカードです。
種族がサイキック族のためラムペンタの効果で使い側を墓地に落とせる点でも優秀です。
後攻では使い+獣を場に揃えることができた時に融合カンナでなくキムンを出し、墓地を除外してリンク先にノチウドラゴを出す動きで盤面を荒らすことをよく狙ったりします。
使用頻度の高さや妨害された時に2枚目がないと困るため2枚採用しています。

以下レイラウタリと表記します。

最後の新規カードで新たなエース枠です。
3つの効果を持っており、効果コストのリリース禁止、除外ゾーンを回収しての任意での召喚、相手ターンでの除外除去をできます。
永続で効果発動のためにリリースすることを互いに禁じる効果は特定のリリースをメインに動いてくるテーマなどに非常に重く刺さります。
あくまでもコストでリリースが出来なくなる効果のため、壊獣やラヴァゴーレムなどのリリースモンスターやニビルのような効果リリースには無力な点は注意です。
除外する効果で対象にとったカードが場から消えても効果が適用されるため、分離効果を持つ霊獣を対象にし、チェーンして分離効果を使うことで相手のみ除外をすることができます。
回収効果は召喚が任意な点が非常に便利なことと、霊獣カードなら魔法罠も拾えるため連契を使いまわすこともできます。
上記のキムンと合わせてリンクの2体は正規召喚した場合墓地や除外から蘇生できるので、正規召喚を目指すことでロングゲームにも対応できるようになります。
強力な1枚ですが枠の関係や正規召喚を目指せばよいため1枚の採用です。

霊獣カードについて一通り解説をしました。
メインのモンスターの「精霊獣」と「霊獣使い」の採用していた種類ですが、精霊獣が3種類、霊獣使いが3種類、どちらの名称としても扱うことができる精霊獣使いが2種類になります。
ペトルフィンとピリカを積めば名称を増やすことはできますが、1ターンで霊獣モンスターを全て除外に供給して分離効果を使うのは非常に難しいため減らしていることはあまり気になってはいないです。
獣側が不足してしまう展開もあるためぺトルフィンは欲しい場面がありますが、素引きして困る札を増やすことになるため今回は採用を見送っています。

・霊獣以外のメインデッキのカード

特殊なカード以外は簡単に説明していきます。

各種誘発と指名者カードです。
誘発は環境に合わせたものを選びます。
エフェクトヴェーラーはアトラクターとの噛み合いを考え不採用にしていますが、今後は1枚採用をしそうです。
ドロールはアトラクターとの噛み合いは悪いですが、新弾後のため粛声やキマイラを踏んだ時に使うと想定してメインから1枚入れていました。
指名者に関しては増殖するGは止められるなら止めたいカードため3枚体制です。
抹殺に関しては霊獣カードを宣言して除外し、展開を伸ばす目的で使うこともあることを覚えておくと役に立ちます。



このデッキを選択する理由その1です。
現代遊戯王は余程のことがない限り墓地を活用するデッキがほとんどのため、墓地にカードを送らせないこのカードは非常に強力な妨害となります。
後攻でこのカードがあるだけで先攻後攻が入れ替わるレベルの妨害になります。
このカードを止める方法は実質墓穴の指名者に限定されるため、対応が非常に困難な1枚です。
また先攻にて使う場合は「PSYフレームギア γ」以外ではほぼ止めることが不可能で、墓地にカードを送れなくなることから展開を嫌うなら増殖するGの発動も要求できたりと色々と理不尽なカードでもあります。
霊獣も墓地を活用するため使いづらいのでは?となりますが、融合カンナの効果で「墓地に戻す」ことはできるためアトラクターが適用されていても墓地を活用することができ非常にずるいです。
デッキ選択の理由になるカードなため最大の2枚採用です。

以下緊テレと表記します。

精霊レラの追加によって獣側と使い側のどちらにもアクセスできるようになりました。
特殊召喚権を消費してしまうため打たずに展開ができるなら温存し誘発貫通用に使用する、相手ターンで発動した連契にチェーンして破壊できる枚数を増やす、霊獣が破壊される時に発動して場に精霊レラを出して耐性をつけるなど便利な1枚です。
また初手が緊テレのみで残りが誘発などの場合、相手のエンドフェイズに発動し精霊レラを出して制約で除外し次のターンの初動を確保することもあります。

今回の構築の軸になるカードたちです。
バンシーからフラッグを持ってくることで全てのカードに繋がります。
素引きした場合でも霊獣は自分たちで除外を作るため問題ないことなど様々な理由があり調整を重ねることにし、最終的に採用する形になりました。
解説が多くなるので後の展開解説で詳しく説明します。

不採用だった霊獣外カードのサポートカードや採用を見るカードです。
盾持ちはラムペンタにアクセスできるため初動を実質増やしてくれます。
事故率軽減になるので1枚採用はありだと思っています。
今回は継聖を3枚採用していることと、誘発スロット関係から採用していません。
黄金櫃は展開札兼ネームを増やせますが、緊テレがほぼ同じ役割になることから不採用になりました。
また緊テレと違い1枚では完全な事故札になり、相手ターンでのワザップもないところもマイナスです。
墓守の刻印は霊獣と非常に相性がよく環境の墓地利用を防いでくれます。
裂け目がサイド込みで2枠しか取れていないこと、粛声などに微妙なこと、サイドからの後攻札は他のカードを優先したかったため不採用になりました。

・霊獣以外のエクストラデッキ

このデッキを選ぶ理由その2です。
リンクモンスター以外を強制的に守備表示にし発動する効果が無効になるのはかなり強力な妨害になります。
ランク4を出すテーマが減ったことにより使えるデッキが限られてきているカードだと思っています。
増殖するGを受けた場合は可能ならこのカードを出しにいきたいです。
霊獣も融合モンスターを多用するため影響を受けますが、先に解説した継聖により自ターンは攻撃表示、相手ターンで守備表示にする相手のみロックすることを狙えます。
霊獣はバグースカを置きながら盤面を除去する妨害を構えられる点も相性がいいです。

ニビルを受けた時に使用するために採用しています。
ニビル受けは他の候補として「I:Pマスカレーナ」が存在しますが、効果を使えるリトルナイトを出しやすい点やニビルを受けた場合でもレイラウタリを出す動きをするためリンクスパイダーを優先しています。

汎用リンク2の顔のリトルナイトです。
ネメシス型でも純でも霊獣においてかなり重要なカードになります。
枠の関係で断念していますが2枚採用したいカードです。

ニビルなど各種誘発のケアや墓地効果への対策で使用します。
2枚初動以上の先行でアポロウーサを絡める展開もあるため重宝します。

今回は不採用ですが枠が取れるなら是非採用したいカードです。
ノチウドラゴ+ヴァレルソードで簡単にキルが取れることや、処理に困る時のニビルトークンを気にせずに試合ができるようになります。
またバグースカと合わせて使用し相手ターンに守備にするプレイにも使えたりと攻め以外にも役割が持てたりもします。

・サイドカード

モンスターにも魔法罠にも触れる便利やカードです。
デッキに特殊召喚の縛りなどがないテーマのため採用しています。

サイドから採用される伏せカードへの対策として採用しました。
粛声など複数のリソースや妨害になる魔法罠を置いてくる対面にも効果的です。

炎王の孤島への対策として採用しました。
「カイザーコロシアム」や「魔封じの芳香」など不意の永続へも打てるため非常に便利なカードです。

霊獣を選択する理由その3です。
メインデッキでは採用を見送りましたが、サイド後の先行では一部誘発を無力化したり墓地利用デッキへのメタになるため採用しました。
連契がある関係上裏割りカードをサイドから投入されるため、魔封じの枚数を優先したにので裂け目は2枚になりました。
似たカードにマクロコスモスが存在しますが、環境としてドロールやヴェーラーも多いため裂け目にしています。

今回は新弾直後のため光の黄金櫃などへの対策としてお試し枠で採用していました。
結果論要らなかった気がしますが粛声などが多くなるなら採用圏内のカードだと思いました。

先行で引ければイージーウィンを狙えるカードです。
魔法が強い環境であること、裏割り魔法を積まれること、霊獣は魔法カードをあまり使用しないため自分の首を絞めることも少ないこともあり3枚採用しました。
超雷やガイアペと合わせておけると制圧力が高いです。
今回は引くことができませんでしたが、引いていると結界波や三戦などに対して強気にゲームをできるため採用していていいと考えています。

ここまでが各種カードの説明になります。
私見も多く入っていますが知っていると便利な小技なども記載していきました。
下記より展開の説明をしていきます。
基本的に融合カンナが成立すれば事故ではないのでそこを目指していきます。
ネメシスギミックに関しても展開と合わせて詳しい解説をしていきます。
1枚初動からも無理なく触れるため非常に便利です。

ネメシスギミックについて

下記の展開でどう動くのか詳しく乗っていますが事前に説明を入れておきます。

・素引きして事故札にならないのか
ネメシスを引いて事故っている時はそもそも霊獣が展開できていないので、ネメシスのせいで事故が起きることはないと考えています。

・なぜ超雷ギミックか
環境に強いサーチ札が非常に多くドロールが流行っています。
ですが即効魔法によるドローフェイズでのサーチや、1枚サーチできればなんとかなるデッキもあります。
超雷はその1枚すら許さないため拘束力が非常に高いことを評価して採用しました。
強い置物カードなら既にバグースカがいます。
環境上位の炎王の「神天焼」の素引きに弱い点がありますが、耐性がある超雷は素引きでも突破が困難なことも採用理由の一つであります。

・アークネメシスプロートスではダメなのか
炎属性のデッキが多いため炎宣言プロートスは悪くないとは考えています。
ただ粛声など他属性のデッキも存在しており炎宣言を過信できないとも考えています
またプロートスは素引きして誘発などを受けた場合腐ることがあることを考慮して不採用にしています。
メインデッキはゴミを可能な限り減らすことを意識して構築しているためこうしています。
サイドデッキから採用するのは全然アリだと考えており試そうとしています。
現環境は炎、光、闇を宣言できればいいと考えており霊獣では全て宣言しやすいのでありだと思っています。

・ネメシスを採用して他に利点はあるのか
展開値が伸ばしやすくなることと、ゴールが明確になりアドリブが楽になると考えています。
具体的にはバンシー成立=リンク4まで伸びるためレイラウタリもアポロウーサも使いやすくなります。
そのためランク4を立てることを一つの目標にできます。
レイラウタリのリンク条件の「効果モンスター3体以上」をネメシス達で悪用していくことになります。
先攻後攻問わず優秀な展開札になります。

・ネメシス採用したことによるデメリットはあるのか
正直メインデッキではデメリットをほぼ感じられていません。
裂け目やアトラクターを使っている状況でも展開が変わることがほぼないこともあります。
エクストラデッキがカツカツになることが一番デメリットだと思っています。

・ネメシスギミックを入れない場合構築はどうなるか
メインデッキは連契を1枚戻す、もう1枚誘発や三戦などを入れる、裂け目を採用するなどがあると思います。
エクストラはヴァレルソードとおそらくは「深淵に潜む者」か3枚目のカンナホーク、除去札として「サクリファイスアニマ」を採用すると思います。


このようにネメシスを採用するにあたってのメリットとデメリットを洗い出して見たところ、メリットの方が多くあると感じて試してみた形になります。
ネメシス型を調整し始めてから1ヶ月以上経過しており、1人回しや対人での調整をしている中でギミックがあるおかげで解決策がある場合などが多かったため現在も続投し続けている形になります。

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