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原発はいらない。てか、電気もそんなに要らないよ。【原発亡国論】

この本は、福島原発のメルトダウンを予言した、元・東電原子炉設計者 木村俊雄さんが書いた本です。

実はもう一冊、以前に書かれた本がありまして。

この本は、出版社が宝島社に買収され、それからは再版も予定されていないようで……古本が高値で売買されています。

そんな、東電と東電から収入広告を得ている企業が敬遠する本の内容を、ちょっと紹介します。


事故原因が津波とは断定されていない

私は知りませんでした。そして、津波ではなく、地震の影響で冷却水が送られなくなったというデータの存在も。

……3月11日の地震の揺れが到達した1分20秒後に冷却水の流れが止まり、燃料を冷やせない状態に陥っていることを示していたのだ。

原発亡国論 木村俊雄著 駒草出版 p113

このデータ解析は、元東電技術者だからこそ。

 いまの私は、東電時代よりも社内文書を熟読している。

 社員として勤務していたときに、原発関連の法令や指針等を読み解く訓練をし、プラントデータを解析する力を養っておいて本当によかったと思っている。

原発亡国論 木村俊雄著 駒草出版 p115

この力、こんな所で生かしたくなかったでしょうね。

けれども、木村さんのおかげで、夢のような新技術が「ただの夢」だったことが分かりました。


エネルギーロスが65%

火力発電はエネルギーロスが大きいのです。

 長年の間、日本の主電源となっている火力発電を例に考えると、燃料であるLNG(液化天然ガス)や石油などを燃やして電力を得る段階で、なんと60%ものエネルギーロスが発生しているのだ。
 また、送電線によって家庭に運ばれるまでに、さらに5%のロスが発生するので、合計すると約65%ものエネルギーを犠牲にして電気エネルギーは生み出されているという事実を消費者は知っておかなければならない。

原発亡国論 木村俊雄著 駒草出版 p39

この本を読んで、私はワットチェッカーを買いました。自分の生活を見直して、面白いことが分かったら報告します。


大量生産、大量消費は電気の無駄使い

あと、大量生産大量消費は電気の無駄です。大工場で消費される電気、すごいですからね。それを一般家庭で必要な時、必要なだけ作れば、大工場が不要になります。

「自分の田んぼでとれた米を、おにぎりにする」

「外国産米を輸入、大工場で加工したおにぎりを、コンビニで買う」

どちらの方が電力消費量が少ないでしょう。すべてがこんな感じです。油だって同じ。

おカネを中心に考えるから、無駄使いをするのです。


無理のない範囲で節電しよう

電気は、使い方によっては本当にもったいないと思います。だから、現在電気を使わない生活を試行錯誤中です。

ただ、色んな立場がありますから。体の不自由な人やお年寄りは、電気の方が安全な場合もあるでしょ。そういう人は、電気を使ってください。

自動車に比べたら、電車の方が消費する化石燃料が少ないですよね。電車は電気で動きますが、全部なくして、とは言いません。

ただ、新幹線があんなに必要か、疑問はありますけどね。


もっと詳しく、この本を知りたい方は、コチラをご覧ください。

私たちにできる事も、結構ありますよ。

コロナ騒動から目覚めたら、大企業と政府がつるんで金儲けしているのを見破りやすくなりますよね。電気も、農薬も、ゲノム編集も構造は一緒です。

自分ができる事を、平和的に実行しませんか?この本は、その一助になりますよ!

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