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先日、京都は出町柳駅のバス停で、バスを待っていた時のことです。

失礼を承知で表現しますが、お世辞にも人相の決していいとはいえないおじさんが僕の後ろに並んでいたんです。

雨が降っていまして、風も吹いてて、横殴りの雨だったんですね。

ですから、バスを待つ間も頬に雨が刺さるわけです。

なんだか後ろから聞こえてくるんですね。

念仏みたいな音が…

ブツブツブツブツ……

どうやら後ろのおじさんが独り言を言ってるようなんです。

聞こえないのなら気にしないのですが、おじさんは言いながら自分の言葉に興奮してきている様子で、だんだんと声が大きくなってきて、もはや独り言レベルではなくなってきてるんです。

「クソが!」

「なんじゃい、これは!」

「ほんまにもうムカつくわ~」

「チッ!何をやっとんじゃ」

「クソ~!あ~クソ!」

「なんでなんなボケが!」



なんなん?

何にそんなに怒ってるんでしょうか。

いやいや怖くてとてもそんなこと聞けませんよ。


でも、まさに悪魔の囁きなんです。

僕たちバスを待って並んでいる人たちは、なにゆえにこんな地獄のワードを聞かされ続けなければならないのでしょう~

という暗黙の空気感が、雨風ととともに漂い続けていました。


重い…とにかく重い… 

痛い…なんか知らんけど心が痛い…



みなさん、ちょっと試しにこうしたネガティブワードをボイスレコーダーにでも録って、聞いてみてください。

嘘の言葉であると分かっていても、だいぶしんどくなりますから。

これ、たぶん1週間聴き続けたら、「うつ」になります。

自分に言われているとかは関係ありません。

これが言葉のエネルギーなんです。



昔、「アビエイター」という強迫性障害の人を主人公にした映画がありました。

演じたのはレオナルド・ディカプリオ。

レオ様ですね。

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彼は、演じる中で強迫性障害の言葉を何度も繰り返し、やがて映画の撮影後、本当に強迫性障害になってしまいました。

演じているだけでも本当になっちゃうんです。



後ろのおじさんの人相は、それはそれはヤバかったです。

当然です。

健康的な人相の人は、ネガティブ言葉は使わない!

これは、間違いない法則と断言できます。

みんなコロナ感染を恐れ、マスクをして、密を避けて、大変な努力をされていますが、僕はそれよりもネガティブなエネルギーを感染させられる方が怖いなぁ。


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