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人生100年時代、教師を辞めても大丈夫?:担任をしていたころを振り返ってみる

小学校の先生として 仕事をしていたのは33年間でした。

その間に 担任として過ごしたのは 24年間です。


小さな学校の経験も長かったので

担任として関わった子どもは 

だいたい 500人くらいです。


途中 担任ではない時期もあります。

しかし 何度も 担任に戻っているので

最後に担任をしたのは 2021年でした。


いろんな事情で 担任だったり そうでなかったりします。

基本的には 子どもと多くの時間を過ごしたいとおもっていました。

だから 担任の仕事が好きでした。


子どもは 可能性のかたまりだとおもいます。

いろんなことに興味を示し 挑戦します。

そんな時のキラキラした目が 大好きです。

子どもと関わっていると エネルギーが湧いてきます。


しかし 挑戦した子が 失敗することもあります。

そんな時は がっかりと うなだれてしまいます。

でも 友だちのはげましを受けて 回復します。

そうして クラスの仲が深まっていきます。

1年を通して その様子を見ることができるのは 担任です。

本当に大好きな仕事でした。


担任をしていたころに 大切にしていたことがあります。

それは 子どもが

「自分(たち)で 考えて行動する」ことです。


1年間をスタートする時期に 「どんなクラスにしたいか」聞きます。

たいてい 「楽しい」「明るい」のような言葉が出てきます。


1年間を過ごす中では さまざまな問題が起こります。

その時には クラスで話し合って解決することにしていました。

「楽しいクラスにするには どうすればいいとおもいますか?」

担任がそう言った後 子ども同士の話し合いが始まります。

しばらくして 改善策が決まります。

時には 大人からしたら 突拍子もないことが決まることもあります。

そんな時も 子どもたちの改善策を優先します。


しばらくやってみた後

「あの改善策 うまくいってますか?」と 聞きます。

うまくいっていない時は もう1回話し合います。


「やってみて振り返り 失敗したらやり直す」ことで

「自分(自分たち)で 考えて行動する」ことが

できるようになります。


担任を始めたころは

説明をしたり指示をしたりして

うまくいかないと

子どもに 注意していました。

でも うまくいきません。

反対に ほめて伸ばそうとしましたが

なかなか うまくいきません。


ある日 子どもたちに 聞いてみました。

「先生からほめられるのと 

友だちからほめられるのでは

どちらが うれしいですか?」

答えは 圧倒的に 「友だちから」でした。


こんな出来事を受けて

「自分(自分たち)で 考えて行動する」ことを

大切にしたいと おもうようになりました。


話し合って決めることは 時間がかかります。

しかし 繰り返していくうちに はやくなります。

もめることもあります。

しかし 繰り返していくうちに 折衷案が出始めます。


話し合いでは 担任として

子どもたちを信じて待つこと

笑顔で見守ることを

心がけていました。


「自分(自分たち)で 考えて行動する」ことが できるようになると

学習においても 変化が見られるようになります。


子ども同士で 教えあうようになります。

担任は 1人しかいないので 手が回らないこともあります。

助かります。


教え合いが広まると いろんな子の

様子を見ることができるようになります。

今まで やる気のなかった子が 取り組んでいたり

担任よりもわかりやすく 教えている子がいたり

あたたかい雰囲気の中での学習が 大好きでした。


学校の先生になることは 子どものころからの夢でした。

夢をかなえてくれた 子どもたちに感謝です。

その子どもたちを育んでくれる 大人たちにも感謝です。

ありがとうございました!




次回は 研究主任として仕事をしていたころを

ふりかえってみようとおもいます。





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