46歳♂ぐだぐだ転職記18|転職軸の固め方
先の記事で書いたように、1社の内定を手にした状態でもう1社(ITコンサル職)の最終面接を受けてきた。
結果、内内定を貰うことが出来た。面接官の創業社長は、想像していた以上に価値観の共通点がありそうで、自分は想定していた以上に評価を得られたようだ。何人か話すことができた社員とのコミニュケーションも心地よかった。懸念だったカルチャーフィットの問題のハードルはグッと下がった。
さて、こうなると困るのが「どちらの会社で働くか」の選択だ(数百件応募しても書類選考すら通過できなかった過去から比べると、信じられないような贅沢な状況だ)。今見えていることに加えて、5年後、10年後の、会社、自分、世の中のすがたを想像しなくてはいけない。
ここで改めて、「自分は今後何を軸にして仕事したいか」「何を大切に生きていきたいか」が重要課題になる。もっと平たく言えば「年収の他に妥協できないこと」を見極めることが大切だ。
自分自身の体験しかない転職アマチュア
改めて転職活動を振り返ると、重要だったのは「自分の見る自分」を磨くことではなく「採用担当者から見える自分」を磨くことだったと思う。また、逆説的だが、「採用担当者から見える自分」がクリアになるほどに「自分の見る自分」もクリアになっていった。
同時に、「他の転職者は何を基準にしているか」も、自分を浮き彫りにしてくれる情報だと思う。
自分は1/Nの例でしかない。他の転職者も、やはり1/Nの例でしかない。転職は何度もできるわけではないから、客観的に判断できるようにするためには、事例を集め、Nが多い状態にもっていくことが重要だろう。自分がおおいに参考にしてきた情報源をリストアップしてみよう。
役立った情報源
安斎響市の転職相談室
書籍も複数出されている安斎響市さんのnoteはまずオススメしたい、上記のマガジン購読の他、より多くのコンテンツが読めるメンバーシップ制度もある。いずれも有料だけど、得られる情報の質と比べると無料みたいなもの。
安斎さんのコンテンツの特徴としては、彼自身が転職強者であること、問題/課題分析能力に長けていることからくる、多くのケースで再現可能な視点の転換にあると思う。名刺の肩書きで語るのではなく、本質的な要素に職業を分解していく切り口に何度もハッとした。
キャリアの話〜転職しない人もどうぞ
転職エージェントが自ら綴るnoteは多いが、一定の割合でエージェント個人の経験や価値観に基づいて何らかの断定、言い切りをしているタイプの記事に出会ってしまう(私はそういうエージェントにはお世話になりたくないなと思ってしまう)。
そんな中で「こやと」さんのnoteは、転職エージェントの現場ならではの豊富な事例、立場、見方が紹介されていて、得られる発見も多かった。常に「あくまで自分が経験した一例です」という姿勢で書かれており、断定するのではなく「その他」の余地を残している点が、エージェントとしての誠実さとして映る。
見落としがちな転職のコツ
doda-Xから送られてきたスカウトは、結局どれひとつとして実ることはなかったが、サイト上のこのコンテンツだけは有用だった。エージェントやヘッドハンター、企業採用者とうまく付き合っていく上でのノウハウや原則などが効率良くまとまっている。今は更新が止まってしまっているが(終了?)、おそらく初期からある程度計画的にコンテンツのプログラムを作って書き進められていったのだと思う。
ミドルの転職体験レポート
ミドル層の個人転職者の体験談を集めている。業界や職種、年収のビフォア/アフターは「他人の話」でしかないが、各転職者が「何を基準にして転職先を決めたか」は、多数読むなら参考になるだろう。人それぞれのさまざまな決断軸を見て、自分の軸を見つめなおすことにつながった。
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