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出世する人の条件は「ご機嫌でイケてる人」

40’s Biz talkは法人営業やBtoBマーケティングが専門の40代男性2人、杉本浩一柳澤大介がお届けするポッドキャスト番組。

音声番組の内容を読みやすく要約してnoteでお届けしています。第10回は「出世する人の条件」です。

サマリー
大企業とスタートアップの出世の条件について語りました
出世する人は成果があるだけでなく、「ご機嫌でイケてる人」
ご機嫌でイケてる人だと思われるためにやっていること


それでは、本編の内容をお届けします。


出世する人の条件について

柳澤:それでは40’s Biz talk、はじめましょう。

杉本:今日、お話しするテーマなんですけれども、「出世する人の条件」っていうのはどうかなと思いまして。

40歳オーバーになってくると、出世する人としていない人がわかれてきますよね。

私と柳澤さんは大企業とスタートアップの両方見てて。まぁガチのスタートアップだと出世も何もないと思いますけれども。

実際、同級生を見ていてもわかるじゃないですか。出世する人とそうじゃない人がどんな人なのかっていうのは。

最近の若い人の中には、出世したくないって人が多いらしいという調査結果もあるけど、気になっている人もいるんじゃないかなと思ってね。

柳澤さんは、出世する人としない人の違いはどこにあると思いますか?

柳澤:そうですね、そもそも出世したいのかっていう話で言うと、サラリーマンの時はやっぱり出世したいなって思ってましたね。

杉本:サラリーマンの時っていうと最近まで。

柳澤:3年ぐらい前ですかね。

杉本:なるほど。ということはもう今は、そういうところからは解脱したというか、悟りを開いた境地にある?

柳澤:起業して自分が代表なので、出世とは無縁になりました。

杉本さんはどうですか?今、会社員もやられていると思いますけど。

杉本:僕の場合は最初がNTTコミュニケーションズっていう会社だったんです。で、次がLINEで、その次がメルカリっていう順番。

NTTの時の話をすると、出世レースで「最早」とか言うんですけれども。昇進試験みたいなのがあって、受かるか、推薦されると、早く課長になったりするんです。

私がいた34歳位までは、そんなに差がつかないんです。3年目まではみんな一斉にランクが上がるんですよね。そんなに差がつかないから、あまり気にならない。

でも、将来的にどこに赴任するかとか、どういう案件やるかみたいなことは考える。私はどちらかというと、出世よりインパクトのある案件をやりたい思いが強かったんです。

本気で社会を良くしていきたい!って考えていて、そのために社会を良くするインパクトのある仕事を、ずっとやっていきたいと思っていたんです。

正直、出世しようとしまいと給料はあまり変わらないって思ってたんで。他の人より、出世欲は低かったんじゃないかな。

だから、LINEに転職した時も、どちらかというと面白い案件がやりたい。そのための手段として事業責任者の立場につきたいって思っていました。

私は決して上昇志向が低いと思ってないんだけど、意外と他の人の方が高いように見えたんですよ。そういうのにこだわる人が多いように見えたので。

でも決してそれは間違いじゃないと思います。決裁権も多い方がいいのは間違いないので。

柳澤:杉本さんの話を聞いていたら、自分がすごく出世したいって思ったきっかけを思い出しました。

20代後半で営業をやっていた時。当時勤めていた会社の同僚が先にリーダーになったんです。

今まで全く同じ立場だったのに同僚に役職がついた。それまでは仕事も楽しいし、目の前のことに夢中で毎日一生懸命やってたんです。

それに満足してたんですけど、差がついたと感じたんですよ。

杉本:わかる。

柳澤:その時、自分の中で危機感っていうか、まずいなって思って。その出来事がきっかけで、自分もリーダーになりたいって思ったんです。

杉本:面白い。ポジションが全員ない時には比較しようがないんだけど、組織が大きくなってきた時ってマネジメントを誰かがやらないといけない。

社長一人が全員はマネジメント出来ないじゃないですか。ピザのルールじゃないけど、一人が見れるのは最大で8人って言われていますよね。

そういう時にチームを作らなきゃいけなくて、それによってマネージャーのポジションが出来る。

そのポジションが出来たことによって急に差がつくんだよね。物差しができた瞬間に。

だから組織が大きくなる時に、そういう歪みが発生するのはありますよね。

意外だった、出世のきっかけ

柳澤:本題の“出世する人の条件”って、杉本さんの中ではありますか?

杉本:答えは出てないんですけど、私が出世した時に何を言われたかっていうことをお話しします。

私、LINEの時にシニアマネージャー、いわゆる事業責任者っぽい役職になったんですけど、引き上げてくれた上司がいるわけです。田端さんと、あともう一人女性の役員がいてですね。

その時に「何で引き上げてくれたんですか?」って聞いたんです。どういう人を自分は引き上げるべきかっていうのも気になったので。

その人が言ったことはですね、「ご機嫌でイケてる人」だったんですよ。僕、何だそりゃって思ったんですけど。

僕はもっと違う答えを期待してたっていうか、明確な定義や基準があるんじゃないかと思っていたんですけど、「ご機嫌でイケてる人」っていうのはそれまでに何回か聞いたことがあったんです。

だから、これがすごい大切なんだろうなと思ったんですよね。

上司が引き上げる部下というのは、仕事でも付き合う回数が増えるので、付き合いやすい人とか、楽しく仕事ができるっていうところがまずあるんじゃないかな。

だから、相性が合わない人は引き上げないと思うんですよ。どんなに優秀な人であっても。

柳澤:確かに。

杉本:実際はそんなことはっきりとは言わないと思うんですよ。

毎日一緒に飯を食えたり、同じプロジェクトを一緒にやっていける人であることが実は一番大事な要件。

当然マネージャーは成果を出す必要があるので、ある程度成果を出すことが見込めないとそのテーブルには乗らないとは思うんですけど。

だから人選する時は、会話をすると楽しくてビジネスを一緒にやっていける人を選ぶ。それをつまり、「ご機嫌な人」って言ったんじゃないかなと思うんです。

柳澤:その表現、素敵ですね。

杉本:ご機嫌な人って言われてもよくわからないよね(笑)。でも、考えてみると深いんじゃないかなって思ったんです。

優れた人の条件とは

柳澤:僕がさっき話した同僚の話でいうと、「なんで自分の方が成果も出しているのに、自分じゃなかったのか?」って思ったんですよね。

その時は「上司との相性もあるし、必ずしも成果だけではないんだな」って自分の中で解釈してたんですけど。

杉本さんの話を聞いたらスッキリしました。上司は「ご機嫌でイケてる人」を引き上げたいですよね。自分の右腕にするんだから。

杉本:ご機嫌でイケてる人とそうじゃない人がいて、ご機嫌でイケてる人が数字出してるとするじゃないですか。だったら「数字を出してるから」って理由で選ぶと思うんですよ。

ところが、ご機嫌でイケてる人なのに、数字は2番目、3番目ぐらいだとする。数字で選ぶと他の人になっちゃうっなった時に。

「組織全体で数字を出せる」「出せそうな機会がある人」とか、いろいろな理由をつけて、最後はご機嫌でイケてる人を選ぶんじゃないかなって僕は思ったんです。

だから、マネージャーになれなかった、部長になれなかったとしても、その人が優秀じゃないとは言えないと思うんですよ。

上司が選ぶ時のタイミングやその人の気分、相性みたいなので選ばれることもあるので。

「最後は運ですよ」っていう人がいるけれども、実際運なんじゃないかなって思います。

柳澤:そういう意味だと、評価者に自分は“ご機嫌でイケてる人”って思われるのが大事ですね。

杉本:そうですよ。だから優秀なだけではダメで、ご機嫌でイケている人を常日頃から目指している人の方が、出世する確率は高いんじゃないかな。

柳澤:僕の身近にいた強者だと、社長が読んでいる本を自分も読んで、日々の会話でその話題をさりげなく出していくっていう人がいました。

杉本:大事!これはめっちゃ大事です。上司が関心のあるものをキャッチアップして、さりげなくアピールするんですよ。

そういうのは、お客さんにも有効だからね。

柳澤:めっちゃ有効ですよね。僕は当時、そこまでやるんだ…と思ったんですけど、その社長の頭の中には今読んでいる本のフレーズが鮮明に残っているわけです。

なので、日々の会話で本のエピソードをさりげなく出していくことによって、「お前も価値観一緒だね」みたいなことが起きる。

杉本:大事っすよね、この振る舞いは。昭和の大人はみんなやってるんじゃないかな。

最近はそれをやらない人もいるけど、騙されたと思ってやってみるといいですよ。上司が何を考えてるのかよくわかるし。


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