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燦々3歳!〜🐣ついに3さいになりました〜


 一回の緊急事態宣言がなされた2020年4月7日。
そんな日に産まれたヒナは、マスクの着用も個人の自由意思になった2023年4月7日で3歳になった。

 一周回って元に戻りつつある中、ヒナは着てる服がロンパースから90cmのTシャツになったり、靴が自分で履けるようになったり、たまになら一人でトイレが出来るようになった。そしてとにかく口が達者に。言い間違いの修正も合わせて。
少し前まで"ポテトプッチス"だった食べ物は"ポテトチップス"に、ごちそうさまの後には「なんか、お菓子食べたくなっちゃった。笑」と絶妙に許したくなってしまう言い分がスラスラと言えるようになった。

言い間違いが訂正される瞬間は喜ばしいとともにちょっと寂しい。ヒナと入る最後のお風呂も同じような心境になるのだろうか。その夜はそっと泣こう。タオルはOK、涙腺もOK、こちとらいつでも泣く準備はバッチリできている。

 強風の日には口をパクパクしながら「風の味がする!ちょっとあまい味」とときに詩人に、「〇〇ちゃんが泣いてるの。どうやって泣き止ませるか?今はご飯中だからそれは言えないけど……」とときにヤ〇ザっぽい。

拙い言葉で紡がれる言葉は一般的な言葉よりも印象深い。非常に良い。それもいつか無くなってしまうのか。子育ては常に寂しさと共にあるな。


保育園でイチゴが出た日、「デザートは最後だよね!」と先生に宣言し、いつも通りに給食を食べ始めたそう。
頭ではデザートは最後とわかっていつつも、イチゴを食べたいという本能的な煩悩は消しきれない。ご飯を食べた後にイチゴをペロリ。汁物を飲んだあとにイチゴをペロリ。豚肉の味噌焼きを食べたあとにイチゴをペロリ。イチゴを待ちに待ったヒナに、皆にナイショで先生が一つイチゴをくれたそうだ。
先生から妻経由で聞いたそのエピソードがとても好きでいろんなところで話してしまう。人間くさくて堪らない。
ルール、マナー、モラルに少しだけ反していても、そこに人間らしさが垣間見えると「ま、それも良いかァ」と思ってしまう。(※ただしこちらのHPによる)

 YouTubeも好きでよく見てる。ヒカキンが好きなようだ。テレビのCMにヒカキンが出てると「え!なんでヒナのヒカキン!?」と驚いたりしてる。なんだかとてもフレッシュでいい。
YouTubeの素晴らしいアルゴリズムか、インディーズのYouTubeチャンネルを見つける能力に長けてるのか、視聴回数が数百回のどこかの保育園の発表会とか、地方の介護施設で行われた節分レクリエーションとかを割と真剣に見てたりする。
昨今、かつてあったヒット曲の法則は崩壊して何がヒットするのか未知数だと聞くが、幼児がハマるYouTubeも全く予想がつかない。

ちなみに彼女はサイゼリアのことは「あのレストラン」と呼んでいる。マヨコーンピザと辛味チキンは大人もびっくりするほど食べる。いつかシェフに直接お礼を言いたい。

困ったこともそれなりにある。それは、とにかく抱っこをせがまれること。
嬉しくもあるけど、10キロを超えた人間を抱えながら、買い物の荷物や保育園のバッグを持って歩くのは想像以上にハード。ある意味で"嬉しい悲鳴"だ。一生のうち子どもを抱っこ出来る時間は今だけ。

 「わが子と生涯で一緒に過ごす時間」は母親で、約7年6ヶ月、父親で約3年4ヶ月というデータもあるそうだ。(NHK総合『チコちゃんに叱られる』より)

数字を見ると、どれだけかけがえない時間なのか痛感させられる。今を大切に、子どもといる時間はなるべく寄り添ってあげたいと強く強く思う。



 昔から予兆はあったが、ここ最近さくらももこがかなり好きだ。ヒナではなく28歳男性父の話である。
マンガもエッセイも電車じゃ読めないほどゲラゲラ笑ってしまう。先日はNetflixにあった映画『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』を見て夜中にそっと枕を濡らした。

彼女の作品を読む限り、さくらももこはかなり長い間両親と一緒にいたことがわかる。

中学生になっても一緒にお風呂に入ってたらしく、そのエピソードに妙に安心感をいただいてしまった。

1秒でも長く。少しばかりみみっちくても良いから長く居れるように、精一杯嫌われないように清潔に慎ましく父親業をやらせていただこうと思うばかりだ。

3歳になって、さらに生意気に拍車がかかりそうだが、仲良く楽しく過ごしていきたい。さくら家のように。

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