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「3連休と、入院患者急増」。2024.2.10。

 寒い。
 天気はいい。


スポーツ新聞

 午前9時前に家を出る。

 駅までの道は人通りが少ない。
 ほぼ誰ともすれ違わない。

 病院の前に、珍しく一人、高齢の男性が待っている。
 牛丼屋の中には、客が一人いる。

 駅のそばに来た。

 踏切りのところに立っている男性の手にはスポーツ新聞がある。
 小澤征爾死去、という記事が見える。一面に載っているようだ。

スムーズ

 駅のホームに着いた。
 20人ほど人がいる。

 マスク着用率は4割くらいで、少し増えているように感じる。

 電車が来て、電車に乗る。
 車内は空いている。

 静かなままの車内。

 電車が走り、駅に着くと、車両の中に少しずつ人が増えてくる。

 終点に着いて、乗り換える。ホームに一斉に人が降りて、その流れに乗る。

 改札を出て、また次の改札へ向かって、階段を降りて、次の路線のホームに降りる。

 移動のスピードが自分にとって今日はちょうどよくて、いつもよりもスムーズに乗り換えができたような気がした。

せき

 電車が来て、電車に乗る。

 車内は人が少ない。

 少し遠くから、会話が間断なく聞こえてくる。

 どこの言葉かわからないけれど、柔らかいコミュニケーションだというのは、わかる。

 途中の駅で乗り込んできた赤いスニーカーを履いた男性が、せきをした。

 それ以外は、とても静かなまま、電車は進んでいく。

 そのあと、次の駅で乗り込んできた女性がせきをした。

 せきをした人たちは、マスクをしていなかった。

会話

 大きな駅で大勢の人たちが降りていく。

 車両の中の人は明らかに少なくなる。

 今度は若い女性が3人会話をするのが聞こえてくる。

 それは、日本語だった。

 楽しそうなのは伝わってくる。

工事

 窓の外にはクレーンが見える。

 コロナ禍の間も、ずっと工事は続いていた。

 どれだけビルが建つのだろう。

アルコール

 目的の駅に着く。

 私は降りたのだけど、車両の中で会話をしていた3人の女性も別のドアから降りた。

 ホームを歩きながら、その3人の会話はまだ笑顔で続いていた。

 階段を上って、改札を出て、通路の向こうの小さい机のすみにテープでくっついている除菌アルコールポンプを使った。今日も他には、誰も使っていない。

通り

 駅の外へ出る。

 階段を降りて、道路に出たら、先週までは工事をしていて、その作業員がいたけれど、今日は、その人たちはいなくて、人通りはさらに少なくなった。

 道路のそばには枯れ木が並んでいる。

 歩いていても、静かなままだった。

 今日から3連休らしいが、ここに来るまで、スーツケースもあまり見かけていない。


入院患者急増

「現在、主流のオミクロンJN.1株は、発熱や喉の痛み、咳などの症状が中心で、基本的にこれまでの株と大きく症状は変わりません。ただ、第9波に比べて第10波は、比較的若い40~50代でも肺炎になる方が増えている印象です。3~4日経っても熱が下がらないとか、だるさが続くという場合は、医療機関の受診をお勧めします」

 そう話すのは、公平病院(埼玉県・戸田市)の院長、公平誠さん。

 現在、猛威を振るっている新型コロナ第10波。1医療機関あたりの平均患者数は、1月に入って急増し、1月最終週で平均14.93人に。第9波のピーク時(21人)に迫る状態になっている。

 気がかりなのは、罹患者の増加に伴いコロナの入院患者も増加していることだ。東京都は1月下旬、コロナ患者が1,500人を超えたことを受け、酸素投与が必要な中等症患者の病床確保を都内の医療機関に求めている。

「当院も10床から22床に増やす準備をしています。現在、入院中のコロナ入院患者は9割が後期高齢者ですが、10波になってからは20代の方含め、40~50代の比較的若い方も1割程度はいます。デルタ株のときのような厳しい肺炎ではないですが、4~5日しても症状がよくならないので来院され、CTを撮ると肺炎になっているという感じです」(公平さん)

(「女性自身」より)

 2023年の5月に「5類移行」後は、東京都内では医療体制を充実させる方針が出されていたはずだった。

 都関係者によると、都は5類移行に向け、入院患者の受け入れ態勢を拡充しようと、都内の全約630病院に協力を依頼した。その結果、コロナの専用病床のある病院や専用病床がなくても入院患者の受け入れ実績のある病院のうち、約470病院が引き続き受け入れを続けると回答。さらに別の約100病院が新規に受け入れを始める意向を示した。

 移行後に入院できる病院は計約570病院となり、最大約4500人の受け入れが可能になるという。

(「読売新聞」より)

 この時の「4500人の受け入れ」が実現していれば、今回の「第10波」にも十分に対応できると考えてしまうのだけど、この時の方針の実現具合は、どうなっているのだろうか。

 繰り返しになるが、この記事では、高齢者に関して、こうした記述もある。

 在阪で在宅医療を担う水野クリニック(大阪府・河内長野市)の院長・水野宅郎さんも、「第10波に入って介護施設での新型コロナのクラスターは増えている」としたうえで、こう問題点を指摘する。

「5類移行後は介護施設によって対応が大きく異なっていて、『ただの風邪』として、診察や処方もしないところも少なくありません。ですから正確な罹患者数の把握できない状況になっています」(水野さん)

 水野院長は5類移行前、“クラスター対応班”として、大阪府内の介護施設に出向き、診察や抗ウイルス薬の投与などを行ってきた。しかし現在は、診療依頼を受ける介護施設は一部に限られているという。

「多くの方は軽症ですみますが、20人罹患したら1人は入院治療が必要になる。その後、食事を摂れなくなって亡くなる方も少なくありません。

(「女性自身」より)

 こうしたことは、すでに広く報道されていない。

 今も完全にコロナ禍は終わっていないのに、重症化リスクがあると言われる高齢者でさえ、コロナ感染が「ただの風邪」として扱われる場合があるとしたら、感染した場合は自分でなんとかしないといけないようだ。

 そうだとすれば、コロナ感染した場合、2024年現在の方が、重症化リスクがあっても、「5類移行」前より困難な状況になるかもしれない。そう思うと、やはり不安がふくらむだけだった。


夕方

 午後4時過ぎに用事が終わる。

 それから、朝降りた駅に、再び、歩いて向かう。

 いつもの寒い夕方だった。

電車

 駅までの道は、人通りは少なめだった。

 空には微妙に着陸体制に入っているような飛行機が、大きく見える。

 駅に着いて、階段を降りたら、すぐに電車が来た。これだけいいタイミングなのは自分にとっては珍しかった。

 電車の中はそんなに混んでいない。

スポーツ

 ドアの上の小さな画面では、スポーツのニュースが始まる。

 そこでは、サッカーのアジアカップの結果を日付が新しい順番で流れている。

 だから、日本代表が負けたことを報じる場面のあとに、日本が勝った結果が伝えられる。

 なんだか虚しい印象が残る。

ニュース

 そのあと、いろいろな広告の映像のあと、一般のニュースになる。

 小澤征爾さん、死去。
 犬かみつき 12人ケガ。
 入居始まる
 被災地支援 自販機で
 パリ五輪・パラ
「三輪素麺」作り最盛期

チョコレート

 目的の駅に着く。

 電車を降りて、ホームを歩いて、階段を上って、改札を出る。

 そこから次の改札に入るまでに駅のショッピングビルがある。

 いつもは何もない入り口にショーケースが設置され、そこでチョコレートがたくさん販売されている。

 もうすぐバレンタインデーだった。


 次の路線に乗り換える。

 まだ外は明るい。日は伸びてきている。





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