Hello, 2023🐰💚 〜オタ２年目の現場記録 １０月編〜

2023-10-06 星降る夜に出掛かけよう @松竹座
坂東玉三郎さんの演出ということで、星の王子様も題材にされているということで、髙地担のお友達も行くということで、歌舞伎会にお世話になって行ってきた〜！
和と洋が融合されたガッツリお芝居だと思ってたけどが…あれは歌謡ショーだった。星の王子様を筆頭に3つの戯曲が2人芝居で続き、その中でも昭和歌謡を邦楽も洋楽もそれぞれが歌い、特に最後のシーンの歌と踊りは完全に歌謡ショーだった。
星の王子様は髙地くんと高木くんでしっかり時間を使われていたような。純粋無垢な王子の役が髙地くんにぴったりだった。王子の衣装は背中がぱっくり空いていてびっくりした。次は優馬と高木くんの喜びの孤独な衝動。人魚に恋をした高木くんとその友達の優馬の掛け合いがメインで優馬の間の取り方や台詞回しがあまりにも上手くて一気に空気が締まった気がした。その後は優馬のピアノ弾き語りHonestyで、安定した伸びやかな歌声と感情の込めた方が最高で感動した。優馬の歌を聴けただけでチケット代が無料になった気がした。（友達も同じことを言ってた。）歌唱の後に優馬と髙地くんの星降る夜に出掛けようが始まって本来は男女のお話だけど同性同士にしたことで頭がパニックになった。優馬が「星降る夜に出掛けよう」と指をパチンと鳴らした瞬間に舞台上も天井もシャラララーンと豆電球が光って本当に星空の中にいる気分になった。でも眩しすぎて目が痛かった。
3つの戯曲が終わったらキラキラギラギラのまま高木くんも合流して3人で歌い始めた。そして、ソロパートがあり、最後の最後の安全地帯の情熱はもう歌謡ショーだった。優馬は常に姿勢がまっすぐで使っていない手は腰にあり、ターンもキレッキレ、拍手も移動時も貫禄が凄くて、推されてきた人間には納得できる理由があるんだなとTHEジャニーズのオーラを浴びて、観劇後は優馬の凄さばかりを語り、誰担かわからなかった。（ちなみに私は自担が出ていない）この日から数日の関西旅では夜も朝も情熱をかけ、優馬の身のこなしと三方礼を再現して盛り上がってた。
ホテルに帰ってからパンフレットを熟読しつつ、舞台を振り返り、自分たちなりの解釈をした結果、目に見えないものがメインテーマで、友情や愛情、出会いや別れ、全てに国や性別、人間かそうじゃないか、自分の目に映るものを自分の気持ちに素直に好きでいる、愛することが大切なんだよって伝えたいなかなって落ち着いた。正解は不明。ただ言えるのは新たなエンタメに触れて星降る夜に出掛けられて最高だったということ。

2023-10-09 イナズマロックフェス @烏丸半島芝生広場
アーティスト発表された日に友達と大興奮！だってAぇ念願の初フェス！！前日まで関西にいて9日はどうしようか迷っていた私への彼らから来なさいというお告げでしかない。しかも密かに応援していてボカロっぽい楽曲が好みの原因は自分がある。までいる…勢いでチケットを取った。
私は朝からEBiDAN、モー娘。を1人で楽しみながら、ブロック内の位置でどこがどんな見え方をするか研究。前列で拝んだ原因は自分がある。は全員、お顔が綺麗で可愛くて爽やかでマスクの下できしょにちゃスマイルを浮かべちゃった。好きになったきっかけの原因は自分がある。を生で聴けてサビのポーズを一緒にできて嬉しかった！ソイヤで始まりソイヤで終わった顔面ALL強強EBiDANよ、いいものを見せてくれてありがとう。モー娘。は後方からオタク観察をしつつ圧巻のパフォーマンスを堪能。この時にオタクの盛り上がりは他界隈目当ての観客に伝染するなと思った。小田さくらちゃんの噂の力強く伸びる歌声と昔ドッキリ番組で寝起きすぐにプロ根性を発揮してファンの前で歌って踊っていたWhat is LOVE?を生で聴けたことも嬉しかった！DISH//は紅白の曲を聴けて最高。歌以外に印象に残っていることは台に乗って歌ってくれてたおかげで後ろにいても北村匠海の顔面がしっかりと拝めたこと。みんなが雨に濡れてるからと自分も雨に濡れたり心遣いもバッチリで大感謝。顔がいいと性格もいいんだね。Da-iCEからは前の方に移動して人と人の間からパフォーマンスの一部を観る。そうなってしまう。もう前はパフォーマンスよりもフェスの空気も丸ごと体で楽しむ状態だった。どんな方なんだろ〜と思いながらもサウンドチェック中に姿を現した彼らの空気の温め方が上手で知ってる曲ばっかりだったし本番もめちゃめちゃ大盛り上がりで口も芸も達者で自分たちを知らない観客の気を引くのがうますぎて感心しっぱなしだった！
そして…待ちに待った……Aぇ!!!!!!
サウンドチェック中も見えないながらも幕越しに音や歌声で様子をお届けしててテンション爆上がりだよ！！晶哉ちゃんのありがとうやこじけんによる尾崎豊のI LOVE YOUに歓声が上がったり、本番では披露されなかったけどBreak Throughでオタクが自然と合唱したり、Aぇ担にとっても夢の舞台なんだなって感動しちゃった。
そしてついに幕が上がり…その日1番じゃない⁇と思うくらいの大歓声が。身動きが取れないくらいに押されに押されて不安もあったけどリア恋ギタリスト正門くんを肉眼でロックオンできることに大興奮！
エイトと言えばの曲に並んですののブラザービートが選曲された時にジャニーズに興味がない観客でも知ってる曲として選ばれたのかなと思うとそこも嬉しくて…全ツで観た時にバンドとの相性の良さを知ってしまったのでまた生で聴くことができで良かった！バンドの後に歌って踊りますってポーズを決めた瞬間にイントロが流れなくてもええじゃないかとわかる鍛えられしオタクたちがなんか面白かった。大先輩の曲が続く中でFirebirdがダンス曲の締めを括ってて、これこれ〜この流れですよ〜と興奮が留まることを知らない。またバンド曲に戻って皆さんも知ってる絶対に歌える曲でLOVE YOU ONLYを持ってきたのは大天才だし（私がとても好きな曲なので）、小雨が降る中でギターを掻き鳴らす正門くんがかっこ良すぎて記憶がガチ恋オタクが爆誕しかけた。笑
やっぱり最後はAぇと言えばのPRIDEで各々の楽器スキルと末澤くんの歌声の強さをフェス会場全体に、Aぇ担以外に絶対伝えられただろうと確信した。最後に6人が並んだ時に目頭がじんわりと熱くなったよ。Aぇの夢がこの先も全て叶いますように！
<SET LIST>
1.ズッコケ男道
2.ブラザービート
3.ええじゃないか
4.Weeeek
5.T.W.L
6.Firebird
7.LOVE YOU ONLY
8.勝⼿に仕上がれ
9.PRIDE

2023-10-14 ハロルドとモード @森ノ宮ピロティホール
初めての朗読劇。殺風景なステージなのかな…と思っていたら、場面場面にあった小道具や映像が使われていて情景が浮かぶ構成で朗読劇のイメージを覆された。演技力が抜群の演者にかかれば必要最低限の光景で圧巻の舞台が完成するんだなとも思った。
時代背景もあるからなんとも言えないけど、ハロルドは自由が少ない個性を受け入れてもらえない可哀想な家庭環境に生まれたのかなというのが率直な印象。そんなハロルドが天真爛漫で破天荒なモードに惹かれていくのも不思議ではないけど、歳の差が大きすぎるせいか、私にはハロルドのモードへの気持ちが愛情に変わったのかが掴めなくて。単に風変わりと評される自分を受け入れてくれたから絆されたのかな、母親に縛られてるから自由に生きる姿に憧れたのかな、でも母親に構ってほしい気持ちも強そうだからな、とかいろいろ思ってしまって、それは本当に愛なのかハロルドに問いたくなったよ。ただ、ニュアンスでしか覚えてないけど「人間として生きることを諦めるな」的なモードが何気ない言葉がじんわりと刺さって私も無性に泣きたくなったから、ハロルドも同じように言葉のあたたかさとかその人間性に恋心を抱いたのかも。あとはハロルドがモードに「泣いたことあるんだね」って驚いてたことに、だって人って自分が見ている側面以外にも見えてない面があるから当たり前だろ〜って私は驚いたんだけど、そんなモードの一面を自分もたくさん知りたくなったのかな。きっとモードの破天荒さも獄中にいたり過去に何かがあったりで抑制された時期があってのことだから、一人になってしまったハロルドはきっと心にモードを宿して自由に生きられると思う。そんなハロルドを想って観劇後はクックックカーを歌って帰った！

2023-10-20 チャーリーとチョコレート工場 @帝国劇場
東宝ナビザーブのおかげで過去一舞台から近い席をご用意していただけた。すぐ目の前に広がる世界は再現度が高くて驚きと感動が止まらない。チャーリー一家のお家は慎ましやかだけど愛と優しさに溢れていて心に灯がともるし、街中はポツンとあるけれど目を惹くウォンカチョコのお菓子屋さんがミーハー感を引き立ててるし、チョコレート工場はもうこれぞミュージカル！というカラフルでポップな視覚だけにとどまらず嗅覚をも刺激した豪華絢爛な演出。見ているだけで楽しいのに子役ちゃん全員が歌唱力も演技力も高くてキャラクターとのミスマッチさがなくて根っからそのキャラクターなんちゃうか？と魅せ方が秀逸すぎて瞬きする暇もないくらい。映画の記憶は薄れていたのに子役ちゃんのおかげで鮮明に蘇るから頭を悩ませるストレスがなくて最高。ゴールデンチケットを手にした子役ちゃんたちとウォンカの掛け合いもまた面白くて。明らかにチャーリーは贔屓されてるけど、我儘問題児のその他の子役ちゃんにひっそりと向ける嫌悪感たっぷりの表情と最終的に隠しきれていないチクチク言葉が光一さんってウォンカっぽいよなとふと感じた。それくらい役にハマってる。
好奇心旺盛だけど誰かに迷惑をかけるでもなく、まっすぐ夢を描き続けるチャーリーがピュアで微笑ましいし、母親を、家族を思いやる姿があまりにも優しくて何度か泣いちゃった。チャーリーとウォンカがガラスのエレベーターでそれから街を散策する場面は歌声も含めて幻想的で美しくて心が洗われた。感情移入しすぎたせいかカーテンコールでチャーリー役の子が光一と一緒に階段から堂々た降りてきただけで涙が出てきて、私ってこの子役のお母さんだったかな?の気持ちになって感情が落ち着いた。笑
帝国劇場、いつも最高のエンターテイメントをお届けしてくれてありがとう！愛してる♡
（ウンパルンパダンスでふぉ〜ゆ〜さんのENTAを思い出したのは内緒だ。笑）

2023-10-21 キャメロット @日生劇場
ミュージカルスターと評判高い坂本さんと共にWEST.で好きな照史も出演するということで発表されてから心待ちにしていたミュージカル。結論、坂本さんも照史も他の演者さんも歌唱力も演技力も化け物級に上手くて本物のミュージカルを浴びた。質の高さにびびる。
初めて浴びた坂本さんは歌声も台詞回しも濁りの一切ない綺麗な声が会場中に通る通る。耳触りがいい。聴いていて気持ちいい。手足も長くて所作もシュッとしてて、ディズニーの世界からそのまま飛び出してきたのかと思った。役所としては、未来が予見できる人がずっとそばにいたせいで自分では何にも考えることをしてなさそうだったけどいなくなって初めて真面目に考えたけどやっぱり自信はなくて周りに左右されつつも最後の最後で自分の意思で動いたのかなと（原作をちゃんと読んだら違うだろうけど）。
照史は役者さん全員がレベチの中で実力は果たして…とか思ってたけど、そんなこと思ってすみませんでした！遜色なかった。照史の声もまた癖がなくていい。もっとミュージカルの経験を積めば絶対に誰よりも伸びると思う。ミュージカル俳優に向きすぎてる。照史は表情と仕草もいいな。グィネヴィアに恋した瞬間もグィネヴィアを想う気持ちの強さもナチュラルに表現できてて、唐突感なんてなく、やっぱり〜好きになっちゃってたよね〜〜ってスッーっと納得できるのよ。３人の関係性がどうなるのかを想像しなが観てて、アーサーもグィネヴィアもランスロットも恋人、家族、親友としての愛情の抱き方が同等でなんか歪な純愛なのかもって思ったな。それで上手く進んでたのにモルドレッドに無茶苦茶にされたけど。でもモルドレッドとの関係性を隠さずにグィネヴィアに告白したいればあんな悲惨な結末にならなかったのでは…??いなくなった未来が予見できる人ならどんな判断をしてたんだろう。
そうね、私は唐突感しかないけど、モルドレッド役の声優さんも達者だね。お仕事柄かキャラクターの作り方とその表現の仕方がアニメのような悪役がそのまま舞台に出てきたみたいですごく良かった。
正統派ミュージカルを浴びれて幸せだ！

2023-10-24 少年たち @新橋演舞場
ジャニワでミュージカル所作に惹かれて気になり始めわっしょいを経て大昇にガチになってしまったオタク、美少年でお馴染みの少年たちを初観劇。
大昇大活躍大優勝舞台で美少年の中でも大昇が主役てわは…と贔屓目バリバリに見てしまったよ。
戦争を過去のことではなく、今現在でも起こり得る可能性があるものとしての始まりが個人的にはよかった。今の世界情勢を考えてもそちらの方がしっくりくるし、平和ボケ気味の日本人にはいい。当たり前の日常生活が当たり前ではなくなって、看守ちいのも言ってたけど戦中や戦後の少年たちも悪事を働いたとしてもバレたかバレてないかの運で同じ牢獄にいても囚人なのか看守なのか全く違う立場になってしまう。残酷だよね。
そんな中で、記憶を無くしてしまって…というよりも悲しい記憶だけを失って楽しい記憶のまま生きている幼児退行してる大昇は、喋り方や振る舞いは幼くて可愛いんだけど、切なくて儚くて最後は苦しい。周りはキラキラと目を輝かせて出社後の夢を語っているのに、自分だけはずっと時が止まっていて、日記を貰ってからはたくさんの思い出が記録にも残こって仲間と一緒に牢獄にいたい気持ちが強くなってるけど、仲間想いで純粋だから脱獄も最後の最後に身を投げる決断をしたのかな。一人称が「僕」か「俺」かで行き来して記憶が蘇ってる感じもしたけれど、「俺」の状態なのに「僕」のふりをして牢獄に身を埋める覚悟を誰にも打ち明けずにしてたのかな…。大昇が大切に水やりしていたひまわりに警棒を振りかざしたラストが意味深だけど、内看守長のように、戦争さえなければ、秩序を乱すものさえいなければ、自分がみんなが大切な人を失うことはなかっただろうと、そういった闇深さを我々が知らぬ間に宿してしまったのかも。
演技力はもちろん、歌唱と所作がミュージカル仕様の大昇のお芝居が本当に胸に刺さってよかったな。あんたが大昇〜〜！！！
SHOW TIMEも最高で少年たちの中で一番泣いたのは内くんが歌って踊る姿ですね。今年の冬に京セラドームで8→1の亡霊を成仏したはずなのに、まさか内くんのパフォーマンスまで拝めるとは思わずまたその姿を観られて嬉しかったよ。
美少年の新曲は光と影の演出も相まってバチボコにイケ散らかして本当にいろんな大昇を楽しめて最高だった♡
話がスッキリまとまっててミュージカルっぽさもあって岩本さんの構成演出もよかった！
何度でも観て考察したいから円盤化されますように☺︎

〜番外編〜
2023-10-03 松島聡 コ。展 @表参道ヒルズ スペース オー

誰しもが持つ鬱々とした部分も全て包み込んでくれる松島くんの柔らかい言葉と世界観がとても綺麗で涙腺を刺激されて心が綺麗になって帰ってきました。
いばらの道という作品の“傲慢さと過剰な自信は小さくしまってポケットにしまっておくべきなのかも”の言葉がその時の私の心にずっしりと響いて、意識して日常を過ごしてみようと思ったのでした。