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飲食店の利益増と効率化は3つの「避ける」から始まる!=飲食店の困った!を解決相談所大分

 おはようございます。相変わらず今朝も寒い朝です。
朝ごはんを食べ、コーヒーを飲みながらこの記事を書いています。

 令和5年からの飲食店は、
「学び、取り込み、実行する」ことで「やっと稼げる飲食店」になる

それはなぜか??

昭和型、平成型の飲食店の仕組みと考え方では、
まったく利益が出ない飲食店の環境の中にいるから


新たに、ご提案できることは、この3つです。

詳しく説明します。

🍌1:仕入価格の高い食材を使う料理を避ける

 仕入価格の高い食材は、仕入価格の安い食材に比べて、値上げ率が同じでも、「値上げする絶対額」ははるかに高くなります。

個人店、小規模グループ店にとっては、これからは、高い食材で勝負することは、「高級専門店」に任せて、安い食材で美味しい料理をつくることに
専念しましょう。

仕入れる食材費を少なくすることで利益が生まれやすくなり、
度重なる値上げダメージを軽減できることにつながります

🍌2:仕込みや調理に時間がかかる料理を避ける

 これは、
仕込み・調理に時間がかからない料理を増やすということ(逆表現)
 ●仕込みや調理の作業効率が良くなる
 ●少人数の調理作業が可能になる
 ●提供時間が早くなる
 ●客席回転率が良くなり、売上増につながる
 ●人件費の削減や労働環境の改善に貢献できる
 
 などのメリットがあります。

🍌3:料理の提供に手間がかかり過ぎる料理を
    避ける

 定食主体のお店に、鍋料理はセットにとても多くの手間を要します。
反対に、
鍋料理のお店で、洋食メニューはとても面倒な作業が増えます。

全体の料理を「ひとつの提供パターンに統一する」ことで、
極端にホールスタッフの人数を減らすことができます。

 むかし、某レストランチェーンで実行したことですが、
6か月間の移行期を経て、人時売上高5500円のお店に変わりました。
 *人時売上高=従業員1名1時間当たりの売上高
  3,000円台➡4,000円台➡5,000円台と上がれば、利益が増大する。

 90坪の店舗で、ホールスタッフがワンクルー5名いたのですが、
(第1段階)5名を4名にして、時給を100円上げました。
(第2段階)4名を3名にして、さらに時給を100円上げました。
(第3段階)3名を2名にして、さらに時給を100円上げて、
      人時売上高5,500円を達成しました。

これを短期間で行いましたから、ホールスタッフのスキルアップが
充分に行えず、お客様から「呼んでも来ない」が多くありましたが、
その後、これはこのお店の定番スタイルになりました。
25年前の位のサイゼリアを手本にしたアクションでした。 

ホール作業の提供パターンを少なくする、ひとつにすることで、
●ホールスタッフ数を削減できる
●AI機器の導入がしやすくなる
●提供時間が早くなる
●客席回転率が良くなり、売上増につながる
●時間的な余裕ができれば、客席管理に目が届く

などのメリットがあります。

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飲食店にとって一番怖いことは、
本当はコロナでなく
コロナ過で変わった飲食店の経営環境の変化です

気づいていない人が多すぎる
元に戻したいと思っている人が多すぎる
元に戻ることは、
「進化する」ことと反対の方向と知りません

気がつき、学び、対策を立てた人だけが、
生き延びると知ってほしい

大きな、生存のための試練が目の前にあります

(了)

飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします