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ニドキングに襟を正される

今日は、「ニドキング」について考察したいと思います。


ポケモン図鑑の記載は以下の通りです。

「いしのように かたい ひふと ながく のびた ツノが とくちょう。 ツノには どくもあるので ちゅうい。」


「ツノには どくもあるので ちゅうい。」の「今さら感」がちょっと気になります(笑)。

というのも、ニドキングの進化前であるニドリーノとニドラン♂のぶんるいは「どくばりポケモン」であり、毒があることはこれまでに散々アピールしてきているからです。

ニドラン♂にいたっては、説明で「おこると どくばりを だす。」と記載する程の念の押しっぷりです。

ここまで手塩にかけて育ててきたトレーナーであれば、誰もが「ツノには どくもあるので ちゅうい。」を見て「今さら!?」と声をあげるに違いありません。


いや、ここまで書いて気づいてしまいました。

むしろ「ツノには どくもあるので ちゅうい。」は、トレーナーとニドキングの絆を試す記載なのかもしれません。

というのも、ニドラン♂から地道に育ててきたトレーナーであればこの記載を見て「今さら!?」と思うでしょうが、野生のニドキングをパッと捕まえただけのトレーナーはこの記載を見ても特に何も感じないでしょう(のんきに「注意喚起してくれてありがたい」なんて言ってしまうかもしれません)。


そう、「ツノには どくもあるので ちゅうい。」は、「愛着を持って育てたトレーナーなら『今さら!?』とツッコミを入れたくなるはずだが、お前はどうだ?」と、我々を試すために仕組まれたものだったのです。


このブログではよくポケモン図鑑の記載に茶々を入れているのですが、表面的な茶々を入れるのではなく、ここまでの奥深さを汲み取れるようにしないといけませんね。

襟を正される思いです(笑)。