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お得なフリーパスはどこまでも自由 距離も高さまでも

今年の三月JR東日本のフリーパスで出かけた。

見つけてしまったお得なチケット。
友達と楽しむ姿を想像しながら娘に伝えた。
意外にも一緒に行こう!って誘われた。

お金がない。
遊んでる場合じゃない。
という状況に、見方を変えれば
たった1万のフリーパス。

これを機に頑張ろう!
って本気で思った。

予定も立てずに成り行きで連れてこられたのは
その名も「神の湯」。

古くからの温泉。
優しい言葉は見当たらない。
「忘れ物は捨てます」

そして女湯の暖簾をくぐれば
下半身まっ赤っ赤な女性が休んでいた。

「おしゃべりは余計なこと」
みたいな看板。

湯船は二つ。
「ぬるめの湯」と「あつい湯」

ぬるめの湯がちょうどで
あつい湯は半端ない。

休憩していた女性の真っ赤っ赤の意味がわかった。

小さな頃熱い湯がダメだったのに
娘の方が積極的に熱い湯を攻める

悔しさではないけれど
熱い湯は年配者
という勝手なイメージに私は最後
熱い湯を1回多く頑張った。

あれから丁度2ヶ月の今日。
本当にあれは神の湯だったように思う。

娘も私も別世界にいる。
全くの新生活と言って良い。

ぬるい湯はいつまでも、
そこにい続けることができる。
熱い湯はそこから出ようと思う。

ぬるい心地よさと
熱い刺激で目が覚める

愛の中は
ぬるい心地よさと
勘違いしがちだけれど

愛の中は
実際は想像以上に熱くピリッと痛い

そこに留まってなんかはいられない

愛のパワーは
最高の自分を引き出してくれる

そんなもんじゃないよと
真っ赤なエネルギーで
まだ見ぬ世界へ
引っ張ってくれる

フリーパス
遠くへ連れて行ってくれる
お得なチケットだと思ってたけれど

自由への領域
想像以上に上昇もできるチケットだった。







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