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[フォッサマグナ+天津神社・沼河神社+黒瀧神社+月出露頭 中央構造線] 地球は生きている

より高いエネルギーへアクセスするには古代人が行っていたように肉体が持つ五感以外の細胞を呼び覚ます必要があり、またその細胞が呼び起こされると、今の肉体ではアクセスできないような現象を体現するようになります。
その現象とは神様へアクセスできるようになるだけではなく、むしろ私たちの身の回りの物に宿る精霊からのメッセージを受け取れるようになります。

風の時代に入って以来、様々なモノゴトが起こり始めており、それは変化として日常生活に現れてきます。従来の土の時代では、何事も穏便にといった安定志向型であった分、風の変化を受け入れることは容易ではありません。またその変化の現れ方もストレートに変化として現れてくるのではなく、想像もしないような様々なレンズやステップを通って現れてきます。

先日、私に対しての否定的な言葉を間接的に受け取りました。身に覚えのないような言葉を受け取っているため、無性に言い訳をしたい衝動にかられたり、あれこれと考えている間に、自分が身を引けば事が片付くのであれば、それもいいかと自己否定に入りました。

その後の1週間を通して、様々なメッセージを受け取り、いくつか自分自身の性格や考え方を変えていくことを学びました。
一つは、自分自身が三毒へ入りかけていることです。六道輪廻の世界には三毒といって、貪(とん:地位や名誉といった物質的な欲望から、愛着や愛情といった執着)、瞋(しん:怒りや憎しみ、敵対心といった他者への負の感情)、痴(ち:物事の心理を理解せず愚痴や妄想で物事を判断しようとする無知な状態)の3つの教えがあります。今回の出来事を通して、私は言葉を放った当事者や間接的にかかわった人々に対して三毒を持ちました。

三毒を持ち始めた途端、私が私でいることにとても苦しく、息が詰まるような日々です。周囲にいる人々に対しても否定的な感情を持つようになり、また人間不信にもなっていきます。そして最も最悪なことは、そういった苦しい状態から逃げだそうと自己否定を行い、或いは自分を犠牲にして事を済ませようとする自己中心的な、もう一人の自分がいることです。

そういった最中、私が学んだことは起こったモノゴトを一旦は受け取り、不要であれば分離していくといった生き方です。簡単ではないです。
他方、起こったモノゴトへ三毒を持っても、決して私はハッピーにはなれず、そして言い訳したとしても万人が私をしっかりと理解してくれるわけではありません。であれば、少なからずとも「私が私であればいい」と、私の世界と私以外の世界を分離してしまいました。

不思議なことにこの分離を意識しはじめると同時に、周囲の方々への不信感が、逆にお世話になってきたことを思い出し、更には感謝に思う気持ちも現れはじめ、本来の私=「私は私でいい」状態に戻れました。

分離は私だけの力で起こしたのではなく、高次元からのメッセージもありました。毎朝の写経やお風呂に入っている時、無心で「ながら作業」をしている中で、私がやるべきことや、やれることが心に言霊として浮かび上がってきて、むしろ人に不信感を抱いているのではなく、私が私らしく、自分軸を表現をしていけばいいというメッセージでした。

先述の通り、変化に対応をしていくことは簡単ではありません。私たちは常に三毒と対峙することになります。その際、八正道を思い出していください。正しく見る、正しく思考する、正しく言葉を使う、正しく行動をする、正しく生業を選ぶ、正しく努力をする、正しく意識を持つ、正しく集中するをしていれば、神様や精霊が私たちに必要な試練や課題を通して、更に高いエネルギーを得る手助けをしてくださいます。

私たち一人ひとりは神様や精霊のメッセージを一日一日を通して体現していること、また過去世も同じように生きることを体現してきたことを思い出しながら、風の時代の変化を活用して更なる成長へ私たち自身を導ければと思います。


フォッサマグナ ー 新潟県糸魚川市

ドイツの地質学者 ハインリッヒ・エドムント・ナウマン博士が名付け親であるフォッサマグナ(Fossa Magna)とは、ラテン語で「大きな溝」という意味があり、その昔、アジア大陸の一部だった日本が列島として大陸から離れるときにできた巨大な裂け目を指す。上空からわかるような地形的な裂け目や溝はなく、山々の地層や岩石からわかる地質学的な溝である。

ヒスイ海岸

ナウマン博士はフォッサマグナの西側を糸魚川・静岡構造線として、東側を直江津・平塚線と考えたが、その後の調査・研究により東側は柏崎千葉を結ぶラインと言われている。

フォッサマグナとは地帯を指しており、中央地溝帯(ちゅうおうちこうたい)や大地溝帯(だいちこうたい)とも言われ、その地帯の東と西の境目を糸魚川・静岡構造線と柏崎・千葉構造線と呼ぶ。

糸魚川の渓谷や海岸では国産のヒスイが発見されており、アジア大陸の地下深くで眠っていた岩石が日本列島の誕生と同時に地表に姿を現したとされている。

翡翠ふるさと館  世界最大のヒスイ輝石岩
フォッサマグナミュージアム 化石の谷
サンゴやコケムシ等、約3億年前の化石を採集できる

ヒスイの産地として知られる小滝川原一帯とは明星山の大岩壁が落ち込んだエリアを指し、この一帯より流れ出たヒスイは姫川を下り、糸魚川の海岸に流れ出る。

小滝川ヒスイ峡 明星山大岩壁
小滝川ヒスイ峡 まが玉池
小滝川ヒスイ峡

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ヒスイといえば繫栄や長寿をもたらす石として知られている一方、魔除けや不穏なエネルギーや厄から身を守る力もあり、特に心を惑わすような穢れを祓い除ける奇跡の石として古代より重宝されています。
同時に、自らの邪念を祓い、冷静な判断や心に落ち着きをもたらすため、身心につける石として指導的な立場の人々が身につけていたことも多く、そういった意味においてはビジネスを成功させるお守りとしても活用されています。

石笛を求めてヒスイの地である糸魚川を訪れることにしました。
この時期はある案件の合否がどうなっているかが気になり、旅の道すがら問合せをしていましたが、その回答をフォッサマグナミュージアムで受け、結果は延期という知らせでした。
その直後から旅心はどっかへ行ってしまい折角のフォッサマグナミュージアムの思い出は落胆と共に思い出されます。

その後、4週間をかけて合意形成を取りつけ、その案件は今も順調に動いています。

ヒスイと言えば、古代より多くの指導者やリーダーが災いを祓うために身に着けてきた石ですが、同時にとても大きな忍耐力も養ってこられたのかなと思います。目標を成就させる石としてヒスイが知られていますが、簡単に成功を手にするのではなく、その道には多くの試練があり、課題もあり、時折、投げやりにになりながらでも、初心を忘れず粘り強く動いていくことで、必ず、欲しいものは手に入るという学びがヒスイにはあると思います。



天津神社・奴奈川神社(あまつじんじゃ・ぬなかわじんじゃ) ー 新潟県糸魚川市

天津神社の御祭神には天津彦々火瓊々杵尊 (あまつひこひこほににぎのみこと)、天児屋根命 (あめのこやねのみこと)、そして天太玉命 (あめのふとだまのみこと) の三柱として祀られている。

天津神社 拝殿(右手前)と奴奈川神社 本殿(左奥)
天津神社本殿

天児屋根命 と天太玉命は天照大神が天岩戸に御隠れになった際に活躍した神々であり、また瓊々杵尊の五伴緒神(いつとものおのかみ)として天孫降臨をされた神々である。

奴奈川神社の御祭神には奴奈川媛命(ぬながわひめのみこと)と八千矛命(やちほこのみこと)が祀られており、八千矛命は出雲国の神 大国主命とも言われており、八千矛命が日本海を渡り沼川を訪れ、奴奈川媛命と結ばれた後、諏訪大社の御祭神である建御名方命が生まれたという伝承がある。

奴奈川媛命

社内には国津神の出雲 大国主命と瓊瓊杵尊を筆頭に天津神が祀られており、古来よりこの地は氏神と皇大神の両方の力が入っていたことがわかる。

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拝殿の向って右側にひっとりと佇む子聖社(ねのひじりしゃ)の隣には甲冑の武将が狛犬のように立っており、この空間に入っても良いのかなと躊躇していると、どこからともなく蝶々が飛んできました。

蝶々は成長する生き物として平清盛をはじめ、武将たちが好んだ文様であるため、狛犬の武者たちが「どうぞ、入ってください」と蝶々を通して伝えているのかなと思い、お邪魔しました。

蝶々も神様の眷属として様々なシーンで現れますが、こういった見える形でのお招きに感謝をして、そのご縁にも感謝をして、そしてそのご縁を次にご縁がある土地や神様、精霊たちへつないで行くことが私に与えられている使命だという言霊が心に浮かび上がってきました。



黒瀧神社(くろたきじんじゃ) ー 三重県松阪市飯高町森

主祭神は菅原道真として北野天満宮から勧請されたとあり、祭神には八柱皇大神(はつはしらこうだいじん)、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、木花咲耶姫神(このはなさくやひめのかみ)、金山彦神(かなやまひこのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)、火産霊神(ほむすびのかみ)、白山比咩神(しらやまひめのかみ)、應神󠄀天皇(おうじんてんのう)とそうそうたる神々が祀られている。

黒瀧神社
黒瀧神社 拝殿
黒瀧神社 本殿

本殿の側面には色鮮やかな獅子たちや翁が描かれており、二匹の獅子は睨みをきかしながら微笑んでおり、翁は菅原道真公のように武芸に秀でた出立であり、今にも飛び出してきそうな息づかいが聞こえる。

本殿向かって左側 獅子
本殿向かって左側 獅子
本殿向かって右側 翁
本殿向かって右側 翁
黒瀧神社 境内
黒瀧神社 山の神

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黒瀧神社の御神木とされる夫婦スギは横幅が8.85mととても太く、足元の根っこから「生きる」エネルギーがあふれており、その横に立つだけで身体全体がゾクゾクします。

黒瀧神社 夫婦スギ(めおとすぎ)
黒瀧神社 夫婦スギの祠

タコの足のような根っこは四方八方に拡がっており、大鳥美波比神社の根上がりの大楠とは違う、根を下ろし、根を張っていくことの大切さ伝えているようでした。つまり根を深く下ろし拡げていくことで、動かしがたい存在になるという教えです。

黒瀧神社 夫婦スギの根っこ

改めて上に伸びる幹のような見える部分だけが私たちの成長ではなく、目に見えない根っこのように地底の奥に拡がっている心の深さも私たちの成長であることに気が付かされました。


月出露頭 中央構造線(つきでろとう ちゅうおうこうぞうせん) ー 三重県松阪市飯高町月出

関東から九州まで1000KM以上にわたり東西に走る日本列島最大の断層である中央構造線は、日本列島がアジア大陸の一部であった1億年~8000万年前ごろに誕生した断層と言われている。

月出露頭 中央構造線

月出の中央構造線は地質学的に北側と南側がはっきりと確認できる場所として奈良県と三重県の県境に近い三重県飯高町にあり、中央構造線を境に内陸側を西南日本内帯(せいなんにほんないたい)として、南海トラフに近い側を西南日本外帯(せいなんにほんがいたい)と呼び、地層が異なる。

青線の中央構造線を境に 北側 西南日本内帯(左上)南側 西南日本外帯(右下)

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月出の中央構造線への道のりは想像をしていたよりも、とても明るく、また道もアスファルトに整備されていましたが、所々に落石や折れた木々があるため、這うように車で上がりました。
分岐点では、歩いて900Mか車で3.8KMを選ぶこととなり、その崖のような坂道を見て、車道を選びました。

分岐点より3.8KMを車で上った駐車場

駐車場より500Mほどの急こう配が続きますが、地球から湧き出てくる高いエネルギーのためか、身体の疲れはほぼありませんでした。神社の参道であれば何度か一休みをしながら上るような坂道でしたが、ほぼ休むことなく、むしろ歩いているのが楽しい道のりでした。

地面の裂け目から見える木の根っこ

月出 中央構造線へ入るためには柵を開けて入りますが、途中の道では3匹の鹿に出会いました。

月出 中央構造線の出入り口柵

中央構造線上には様々な神々が祀られており、諏訪大社や伊勢神宮をはじめ、石鎚神社や鹿島神宮といった古代より神々や自然の精霊たちへの祭祀・祭儀が執り行われてきた場所です。またプラスとマイナスのエネルギーが均一に流れているゼロ磁場で知られる長野県 分杭峠も中央構造線上にあり、地球のエネルギーだけではなく、宇宙のエネルギーが流れていると言われています。

月出の中央構造線では日常では触れることのない高次元のエネルギーを実際に体感することが出来ます。頂戴した高いエネルギーを次のご縁につなげていきたいと思います。


私たちは高次である宇宙へつながればつながるほど、よりパワフルな引き寄せの法則を体現することができ、ひいては物事を動かすために必要なエネルギーを養います。そのエネルギーをつかみ取るためにも、中今(なかいま)を生きることです。中今とは過去を振り返らず、未来へ望みを託すこともなく、今に向き合い、今を全力で生きることです。高次へつながることは容易いことではありませんが、成し遂げた先には必ず、浄土があります。常に中心は私であり、あなたです。

今を大切にお過ごしください。



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