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むずかしい毎日に、むつかしい話をしよう。

こんにちは、平熱です。

出たよー!春先の花粉より出たよー!

本日、2024年3月25日(月)

8ヶ月ぶりの本が出た!!ぞい!!

この本のためにあたらしく6万文字すべて書き下ろしました。湯水のごとく血を吐いて、輸血しながら書きました。

そんな新刊のタイトルは

むずかしい毎日に、むつかしい話をしよう。



いやーん、すてき。

ちなみに!これが執筆した3冊目の本なのですが、はじめて(すんなりと)自分の考えたタイトルのついた本を出版することができました。

1冊目は出版社の提案してくれたタイトルをつけました。納得してつけたから不満は一切ありません。ただ、自分では決めてない。

2冊目は自分で考えたものではあるけれど、「ここ塗り」になるまで編集者さんとタイトルで何時間も揉めてしまったから疲れちゃった。あと、タイトルのために考えた言葉じゃないですし。

だからはじめて「むずかしい毎日に、むつかしい話をしよう。」をタイトルのために提案して受け入れてもらったことが実は結構うれしくて。

SNSでも「タイトル好きですー!」とか言ってくれる人もいてありがたい限り。もっとほめてくれていいからね!

いやぁ、かわいいタイトルがつけられてなによりです。

それじゃあここからは中身について少しお話しますね。

このnoteをご覧のみなまさの多くはご存知かと思うのですが、わたくし平熱は今まで何億何千万回

「このむつかしい話わかる?」

と僧侶がサンタの格好で踊り狂うほど不謹慎な煽り文句をSNSに投下してきました。

なななんと、その煽り文句を軸に1冊の本ができました。

パチパチパチパチ〜!ひゅーひゅー!

んー、本のジャンルはなんでしょうね。

書いた本人もよくわかってないです。

読む人や読み方によって捉え方は変わってくるでしょうから、好きにやっちゃってください。

ある人にとっては教育書だし、ある人にとってはビジネス書。自己啓発本みたいな捉え方をする人もいるかもしれません。コラムかもしんないし、エッセイかもしんない。

ま、いいんですよ。そんな「むずかしい話」はいらない。

わたしはただ、この本で生きづらさを抱えてる人たちのしんどさをほんのちょっとでも小さくできたらうれしいです。

保護者さんはもちろん、同業の先生や放課後デイのスタッフさんの役に立ちたい。がんばってない大人なんていないから、そんな大人のみなさんにぜひ読んでみてほしい。

もちろんあなたのことを大きくは救えない。それでも、プールから出たあとのバスタオルくらいあなたのこと助けてあげらたらいいな。

とにかく、毎日が「ちょっとしんどい」と感じる人に読んでほしいです。毎日たのしくて悩みなんかなくて、いつでもどこでもだれとでも上手くやれる人は読まなくて大丈夫。まわれ右してスキップしながらお帰りください。

この本では、まともに生きるのが大変なこんな世の中にどうにかこうにか抗うために、自分が特別支援学校の先生になって働きながら考えて実践してきたノウハウを詰め込みました。

まぁなんだかんだ浮ついたこと言ってますが、そんな説明するより、これを見てもらった方が早いのでご覧ください。

この本を支える唯一にして超絶ぶっとい幹である「むつかしい話」について書き殴った渾身の「はじめに」を全文公開しちゃいます。



わたし自身、書いててとっても気持ちのいい文章でした。

何度読み返しても、自分がノっているのがわかります。

不安と期待と不安と不安が入り混じるこんな小春日和の

むずかしい毎日に、むつかしい話でもしませんか?

この「はじめに」を読んでビビっときた方。「よくわかんないけど、むつかしい話ってのを読んでみたいかも」と思ってくれたあなたの期待を大きく裏切ることはないんじゃないかな。

きっと温度が合うからさ。

あなたとわたしの好きなことが同じなのかはわからないけど、たぶん嫌いなことはおんなじだって思うから。

ここから少し話を変えて。

出版社についても触れさせてください。

前作までは「かんき出版」「飛鳥新社」とベストセラーを連発してるナイスな出版社と組んできました。


そして今回のタッグパートナーは…



東洋館出版社!!!

もしかしたら、ふだん小説やビジネス書などを中心に読むみなさんにはピンと来ないかもしれないけど…

見て見て。

ゴリゴリの教育出版社。

左下の場違い感


全国の先生たちが孫悟空くらい頼りにしている書籍を無限に制作し続けてくれています。

日本の教育を支えてくれてるベリーナイスな出版社ってことだね!みんな、東洋館の方角に二礼二拍手一礼!

つまり、一般の人には馴染みが薄いかもしれない反面、先生ならだれもが目にしたことある出版社なんです。超有名。

だから、オファーをいただくと同時に出版社の名前を見て思いました。


あ、無理なやつだ

って。

だって考えてみてくださいよ。

天才がずらり


こんなすんごい本、平熱が書けるわけなくない?「特別支援学校はどうあるべきか」なんて聞かれても「きれいで、大きくて、頑丈であれ」しか答えられない。

ぶっちゃけ意味わからんもん。書ける人も意味わからんし、読める人も意味わからん。

天才しかおらんのけ教育現場。

だから伝えました。

「平熱に本を書いてほしい」の依頼に

「東洋館さんが求める本はわたしには書けないです」と。

そしたら返されました。

「むつかしい話を本にしたいんです」







こいつなに言ってんの?

あなたの出版社から平熱の本を出すって、銀座の寿司屋でマヨコーン出すのとおなじですから。しかも「むつかしい話」で一冊って。マヨコーンにミートボール乗せとるがな。






だから書こうと思いました。

天才しかいない、まじめで難しい本をたくさん出す、質実剛健な出版社からこんな意味わかんないオファーがくることがうれしかったから。

これが「のどくろの炙りを出して」と頼まれたら断ってたし、回転寿司から「100円でマヨコーン出して」と言われても断ってた。

でも、そうじゃないチグハグな、わけわかんない矛盾したオファーだから引き受けました。

銀座の寿司屋から、マヨコーンにミートボール添えて出してやろうじゃないかって。

大トロやウニが並ぶカウンターにあるマヨコーン、ぜひご賞味ください。



===

ただ、すみません。

ふたつだけ、謝らないといけないことがあります。

ひとつめ。

今作は、前の2冊と比べて価格がちょっと高いんです。200円くらい高い。

本当に申し訳ありません。

さっき並べたかっこいい本たちの価格をもう一度見てもらえればわかるのですが…

左下の激安感

みんないい値段するんです。2000円とか3000円とかそんなのばっか。

さっきから何度も言ってますが、こちら東洋館さんは主に「先生向けの本」を出版する会社です。

だから前回の2冊とは市場規模がちがいまして…どうしても価格を上げざるをえませんでした。

でも、お気づきですよね。


平熱の本めちゃ安い。これ絶対マヨコーン。

他の本に比べて1000円とか平気で安い。

平熱は訴えました。


「先生向けの教育出版社から本を出しておいてあつかましいお願いなんどすが、わての本は決して先生だけが買うてくれる本ではございません。

せやから大岩はん、無理を承知で言わせてください。あんさんところが出してる本と比べ、1円でも安く売ってもらわれへんやろか」


そして実現したのがこの価格(1760円)です。

繰り返しますが、わたしの既刊より200円ほど高くなってしまっています。本当に申し訳ないです。

ただ、この価格に恥じないだけの心血を注いで本を書きましたし、担当の大岩さんはじめ東洋館のみなさんの企業努力により価格を下げることもできました。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

お値段は少々張りますが、どうか夕食のちくわだけ諦めていただいて本のお代に充てていただけると幸いです。






ちくわめちゃ美味いけど!

そしてふたつめ。

それは…まさかの…



原稿ミス

なんです。

誠に申し訳ございません。

説明するより見てもらった方が話は早いので…



当該箇所をご確認ください…

おわかりいただけるだろうか…












えーい!


てなにぃいぃぃいぃいい?!!?!!!

ちょっと待って。居合斬り?

え?なになに?ここだけ書いたの藤岡弘?

「えーい!」て。

ここ、わたし、100%確実に


いえーい!


って書いてたんです絶対に。

だから「◯えーい!」になってるでしょ?居合斬りのまえに不自然な空白があるでしょ?

犯人はこの空白の中にいる!

っていうか、いないっていうか。

とにかく「い」が盗まれました。

バカモン!!!さっきの藤岡がルパンだ!!

まぁでもね、「い」を盗んだ犯人がだれかなんて、そんなことはどうだっていい。

こちらの警備が甘かった。

そういうことなんです。

銭形、降格だ!


ですが、安心してください。

盗まれた「い」を取り返すことができました。



重版したからね!!!!!!!!(ドヤ顔)

そうなんです、発売前重版をかましたんですおかげさまで。やったー!!

ご予約いただいたみなさま、ほんとうにほんとうにありがとうございます。

みなさんのおかげで初版で印刷した本の在庫が少なくなり、追加で印刷(重版)することができました!

めちゃくちゃうれしいです、ありがとうございます。

で…

ここから大事は話をします。

よく聞いてください。


重版分(2刷以降)には、盗まれた「い」が返ってきます。

別の言い方をすると…




藤岡弘が書いてるの初版だけです。


「いえーい!」はこのあと、3刷しようが4刷しようが「いえーい!」です。

でも

えーい!

が拝めるの初版(1刷)だけなんですよ。


これ逆にプレミアじゃない?ミスが結果として価値になるしかなくなくない?

それはそれで、ありなんです。

いつ買うの?今でしょ?





えーい!!!!!!!


===

長々とした宣伝noteもやっと終わりを迎えました。ここまで4000字を超えてます。原稿用紙10枚分。読書感想文なら2回分。

お付き合いいただきありがとうございました。どっと疲れたでしょう。わたしもです。

読んでいただいた通り、ずっとふざけたテンションでこのnoteを書きましたが、発売する

「むずかしい毎日に、むつかしい話をしよう。」

は今までの2冊と比べると少し暗いというか、ちょっと重めの内容もたくさん取り扱っています。

それだけ自分の腹の中どころか内臓まで見せたし、恥もさらして書きました。
まじめに語っちゃってることも多いです。

だから反対に、ここでは軽くほがらかに歌っておきました。

あらためて。いつも各種SNSや書籍を読んでくださるみなさまに支えられ、3冊もの書籍を世に生み出すことができました。そして、そのすべてが重版出来しております。ありがとうございます。

わたしが死んでも、この世からインターネットが消え失せても、本だけは残り続けます。

今まで特別支援学校で働いて、またひとりの社会人として大人として、泣きながら進む上で流した血と涙と(いい匂いのする)汗を詰め込んで書いた本です。

本の感想はリプライ、DM、メンションなどでいつでもいつまでもお待ちしてますー!!ハッシュタグは「 #むつかしい話 」でお願いします。「 #平熱ブックス 」でもOKだよ。

どうぞ、手にとってみてください。

読まなくていい。買ってくれれば。
このむつかしい話わかる?

2024年3月 平熱

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