📚『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』をやってみた！テンプレートもあり！

2024年4月7日 13:40

2024/04/07
こんにちは。執筆をサボっている葛木深琴です。実は最近、読書にハマっていまして僕が「この本は良いぞ！」と思ったものを紹介したくなりました。

今回ご紹介するのは、八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方　人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』です。

記事の最後には、この本を元に僕が作った「ワークのテンプレート」があります！この記事と書籍を参考に活用していただけたらと思います！

主な内容

この記事を書いている時点で30万部突破している人気の本です。①「大事なこと(価値観)」、②「得意なこと(才能)」、③「好きなこと(情熱)」、の3つを知るワークをやり、最後にその3つを掛け合わせて「本当にやりたいこと」を見つける。という作りになっています。

「大事なこと(価値観)」で人生や仕事の目的を決める→「得意なこと(才能)」で自信を持つ→「好きなこと(情熱)」で本当にやりたいことを決める→最後に具体的な「手段」を決める。ということです。

読みながら僕も実際にワークをやってみました！なるほど、これはと思ったので一緒に見ていきましょう！

ワーク：「大事なこと(価値観)」を知る

CHAPTER4にて具体的な内容が書かれています。この章で次の5つのステップを踏んで、自分の「大事なこと(価値観)」を探っていきます。

質問に答えて価値観キーワードをリストアップする
価値観をマインドマップにまとめる
他人軸な価値観を、自分軸に転換する
価値観ランキングを作る
仕事の目的を決める

この5つのステップにより、心がグッとくる価値観を最大5つまで言語化し、価値観ランキングを作ります。それが人生の指針になるというわけです。実際に僕の例を元に見ていきましょう。

1. 質問に答えて価値観キーワードをリストアップする

主に5つの質問に答えます。価値観キーワードは巻末特典を参照すると出てきやすいですよ。

Q.1　尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは誰ですか？その人のどんなところを尊敬していますか？

A.1　何人かの友人と憧れているVTuberさんをリストアップしました。そこから尊敬するところを考え、共通する価値観キーワードは、「面倒見の良さ」「思いやり」「愛される」「表現」だと分かりました。

Q.2　幼い頃や思春期にあった、今の自分に一番大きな影響を与えている出来事or経験は何ですか？それらが自分の価値観にどう影響を与えましたか？

A.2　僕の場合は、中学不登校から高校生で追い上げて学年主席で卒業したことですね。この経験によって、やれば出来るという成功体験が生まれました。ここから分かる価値観キーワードは、「達成」「成長」「希望」「勤勉」「知識」「努力」です。

Q.3　今の社会には何が足りないと思いますか？

A.3　社会からドロップアウトした後の復帰方法や周囲の理解ですかね。僕の場合、先ほど述べた中学不登校の他にも、就職の失敗や、精神病による奇行などがあって、山あり谷ありの人生を送ってきました。そういった経緯もあり、一時期は自殺を考えたこともあります。ここから導き出される価値観キーワードは、「希望」です。

Q.4　「自分って人生で何を大事にしてそうかな？」と周りの人に聞いてみてください。そう思った具体的なエピソードも聞けるといいです。

A.4　自分でも考え、実際に何人かの人にも聞いてみました！ご協力感謝です！

・自分
よく新しいことに挑戦するし、変化しない日常はつまらない。成長している感じは欲しい。→価値観キーワード「挑戦」「変化」「成長」

・家族
自分の世界観があって、自分のことは自分で決めたい感じ。→価値観キーワード「自律」

・友人①
家でも仕事でも新しい仕組みとかを提案したりしてた。→価値観キーワード「快適さ」「貢献」「工夫」

・友人②
知識があって、とにかく優しい。ゆえに甘えさせてもらっている。→価値観キーワード「知識」「友情」「受容」「寛容」

・友人③
昔は自分に余裕がなくても周りのために頑張りすぎてしまう感じがしてた。今は自分のことや自分のペースを大切にしてくれているように思う。→価値観キーワード「余裕」

・友人④
良さそう、面白そうと思ったものをすぐ試して出力しているのがすごい。とりあえず物語を書いてみたり。→価値観キーワード「勤勉」「成長」「工夫」

Q.5　自分の子どもを育てたり、他人に助言するときに、一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか？

A.5
伝えたいことは
・いつもありがとう→【感謝】
・あなたなら出来る→【可能】
伝えたくないことは
・あたりまえ→【当然／反対は「意外」】
です。

2.価値観をマインドマップにまとめる

付箋やメモを使って、先ほどの質問で出てきた価値観をグループわけします。最終的に価値観を5つに絞るので、そのぐらいに分類出来るといいと思います。僕の価値観をまとめたものは以下です。※一部、上記では省いたものも含まれています。

3. 他人軸な価値観を、自分軸に転換する

自分でコントロール出来ないことを価値観に入れないことが大切です。「他の人の人生に手を貸し、学んで成長したい」といった、目的志向型の目標は幸福度がアップします。反対に、「お金持ちになりたい」「有名になりたい」などの利益思考型の目標は、不安・落ち込みがアップします。

お金や人気を得た先に何がしたいのか？自分軸で生きれば他人軸の価値観も満たされると、著者の八木さんは述べています。

僕も、公認会計士を目指していた大学生時代、とにかくお金を稼ぎたい！と思って勉強していたら、病んでしまったことがあります。結局、公認会計士試験には落ちてしまいました。資格試験や大学等の受験勉強などをしていらっしゃる方は、受かった先でどうしたいのか？を意識すると良いかもしれません。

4. 価値観ランキングを作る

先ほどまとめた価値観から価値観ランキングを作ります。ポイントは、どっちが最終目標か？です。三角形をイメージしていただいて、土台が最初に満たすべき価値観です。一本の線で繋がるようにすると良いそうです。

このランキングを作ったとき、精神病にかかって、この価値観が満たされなくなったのだから、そりゃ死にたくもなるよなと自分で思いました笑。

5. 仕事の目的を決める

自分が価値を提供しようとした経験を元に、どんな価値を周りに広げていきたいのかを、自分の持っている価値観リストから選んでいきます。

僕の場合は、友人にも言われた通り周りの環境改善や、ラクに出来る仕組みを作るといった経験が多かったです。そこから、僕が周りに広げたい価値は、「ラクさ」「貢献」だと分かりました。

そして、僕の仕事の目的は「ラクに○○できる仕組みづくりによって貢献をすること」だと考えました。

ワーク：「得意なこと(才能)」を知る

CHAPTER5にて具体的な内容が書かれています。この章で次の5つの質問に答え、自分の「得意なこと(才能)」を探っていきます。

得意なこととはつまり、無意識な思考・感情・行動パターンのことであり、自分のクセです。無意識なので気付くための振り返りが必要となります。こちらも見ていきましょう。ゴールは長所が10個見つかっていることです。

Q.1　これまでの人生で充実していた体験は？

A.1　僕の場合は以下です。
・物を作ったり、計画しているとき
・好きな友達と話しているとき
・やると決めたことをちゃんとやれた時
・人生が進んだと感じたとき

Q.2　最近イラッとした、もしくは心がザワザワしたのはいつ？

A.2　これはあまり書きたくないのですが、友達と喧嘩した時や、お金の管理が甘い母にイラッとしましたね……。僕も至らないところ多々あるのですが……。

Q.3　仲の良い人に「自分の長所ってなんだと思う？」と聞いてみてください。

A.3　こちらは、「大事なこと(価値観)」を知るワークで似たようなことを聞いたので、そこから考えてみました。
・面白そうと思ったことをすぐに試す
・優しい
・勤勉さ

Q.4　明日仕事をやめてしまったとして、もっとやりたかったと感じるのはどの部分でしょうか？仕事をしていない場合は前の仕事について考えてください

A.4　こちらも、もっとあの部分の業務を改善したかったなとか、そういうのが多かったですね。

Q.5　これまでの人生で成果が出たことは何ですか？どうやって成果を出しましたか？次の8つの視点で深掘りしてください。

A.5　こちらは表にまとめたので、それを貼りますね。

学生のときも大変ではありましたが、あの頃が一番充実していたと思います。なお、あの頃に学んだことは、現在だいたい忘れています。(遠い目)

さて、これら5つの質問の答えから総合して、自分の得意なことの「長所使い」パターンをまとめていきます。10～20個見つけましょう。出てこなかったら巻末特典に例があるので、そちらを見るのがオススメです。
そして、以下の基準を元にそれを評価していきます。
◎…充実感があり、成果に繋がる
○…充実感がある
△…まだ確信が持てていない

僕の場合は、巻末特典を参考に「才能」と「短所使い」も同時にまとめておきました。後で見直す時に便利です。

ワーク：「好きなこと(情熱)」を知る

CHAPTER6にて具体的な内容が書かれています。この章で次の5つの質問に答え、自分の「好きなこと(情熱)」を探っていきます。

著者の八木さんによれば、「知らない」ことを「知っている」に変えたくなる気持ちが「好き」だそうです。また、お金のために働いている人は、好きで働いている人には敵わないとも書かれています。

働く業界を決めるために、この「好きなこと」が重要になってきます。「○○が好き」から「○○のどんなところが好きなのか」を考えるとよいそうです。見ていきましょう。

Q.1　今お金を払ってでも勉強したいことはありますか？

A.1　これはそうですね……音楽や執筆などの創作関連のことや、行動経済学とか学びたいですね。

Q.2　本棚にはどんなジャンルの本が眠っていますか？

A.2　僕はKindleユーザーなのですが、気になっているけど買えていない、読めていない本のサンプルがかなりあります笑。ざっと見ただけでも、会計学、心理学、精神医学、行動経済学、コミュニケーション、経営管理、起業、教育、音楽(DTM、音楽理論、楽器、作詞作曲、編曲)、ゲーム開発、執筆・ライティング、イラスト、漫画、小説など、他にも色々ありました。積ん読消化したいですね……。

Q.3　これに出会えて「良かった！」「救われた！」と思える分野・ジャンル・ものはありますか？

A.3　会計学、心理学、精神医学、音楽、創作あたりでしょうか……。人生の基盤となっているジャンルですね。

Q.4　これまで生きてきた中で「お礼を言いたい仕事」は何ですか？

A.4　学校の先生、作詞家さん、作家さん辺りですかね。こういった方の紡いだ言葉で励まされたり、影響を受けたりしているので。

Q.5　これまでの人生で世の中に対する怒りを感じたことは何ですか？

A.5　怒りというか、障害をもつと何かと不便になり困っています。特にB型事業所の工賃の安さは、働くモチベーションにも関わってくる問題なんじゃないかなと思います。

上記の質問の答えから、僕の「好きなこと」は、創作、障害福祉、学校教育、経営管理、会計学らへんなのかなと思いました。

ワーク：「本当にやりたいこと」を決断する

ここまでの3つのワークが終わったら、あとはそれらをかけ算していきます。

まず、「好きなこと」と「得意なこと」を並べて書き出します。「得意なこと」は評価が◎のものをメインに書き出します。そして、「好きなこと」×「得意なこと」で思いついた「やりたいこと」を質より量で書き出します。僕の場合はこうです。

次にワーク「大事なこと(価値観)」を知るで見つけた「仕事の目的」で、「やりたいこと」を絞ります。

僕の「仕事の目的」は、「ラクに○○できる仕組みづくりによって貢献をすること」でしたね。それで絞ると、「[好きなこと]を学んで、それを整理してまとめ、障害福祉や学校教育などの現場で、ラクに学習するための仕組みをつくる」が僕の「本当にやりたいこと」だと分かりました。

実は、こうしてこの記事を書こうと思ったのも、この「本当にやりたいこと」に繋がっているからです。ワークを通して、自分の中に一本筋が通った感じがして、すごくワクワクしています。

まとめ：ワークのテンプレートも作ったよ！

ここまで読んでいただき、ありがとうございました！最後にタイトルの本のリンクと、僕がこの本を元につくった「ワークのテンプレート」を置いておきます。この本を読みながら、すぐにワークに取りかかれるように作りました！ぜひとも活用していただけたらと思います！

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方　人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』（八木仁平著）

https://amzn.asia/d/dXFMxJl

上記書籍をもとに僕が作ったワークのテンプレート

#自己理解 #テンプレート

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