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そういえばDINKsだった

うんとその昔友人が
うちは、でぃんくすだからさ〜
と言っていて


今では普通になってきたこの単語も
まだ未婚だったからか
私には全く見当もつかなくて


なにそれ?


って質問したことがある。


ダブルインカムノーキッズのことだよ
と友人は言った。



子供のいない共働きってことかな?
と当時はぼんやり理解した。


自分が結婚して10数年経って
あ、そう言えばうちもDINKsだったわ。と
気がついた。


とりわけこれを選択したわけでもなく
緻密に夫と話し合ったわけでもないが
うちには子供がいない。
できなかったのかも知れないが
とりあえずいない。


子供がいないことについて
あれこれと悩んだこともなく
親からも孫が見たいなどと言われたこともない。


うちの親が変なのかも知れないけど
うちの母さんに至っては
「孫より、絶対お母さんが産んだ子(つまり私)の方が
可愛いと思う!」
と言っていた。



さらに、夫には両親がすでにいないので
あれこれと孫のことを突いてくる人がほんとにいなくて


子供のことを考えることもなく
年月が過ぎていった。


共働きという概念もなく
それぞれが自分の仕事に向き合っているだけだし
ゆとりを持って生活したいとか
そういうことも念頭になく
ただ二人の生活を楽しんでいたら
社会的に「DINKs」という枠組みだった
というだけの話だった。


「どれが正解」でもなく
「どれが間違え」でもなく
生きている人それぞれが自分の人生を歩んでいるわけだから
各々が自分の人生を全うすればいいと思う。


子供を持つ家庭にはその楽しみがあるだろうし
子供がいない家庭にはまた違う楽しみもある。


共働きだから裕福とか
子供がいるから生活が大変ってことでもなくて
子供が4人いても
めちゃんこ裕福で子供達は全員留学して
物凄い豪邸に住んでた人も知ってるし


ベビーシッターを雇って
いつも自由にしてた人も知っている。


子供がいるから、
子供がいないから、
でくくれることなんてないし


ほんとにそれは人それぞれだと思う。


時々「子供がいないからね〜」と
謎の決めつけをしてくる人もいるが
いないからと言って未熟なわけでも
成長できてないわけでもない。


DINKsだから、ではなく
ただ、子供がいなくて
夫婦がそれぞれ仕事をもって暮らしている人たちのことを
DINKsというのだと思う。



私たちはDINKsではなく
私たちの一部がただDINKsと呼ばれる部分がある
ってことだけだと思う。


まぁくくると楽だからね。
脳が。

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