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【3分で読める】好評価を与えるための心理学「ハロー効果」

モノやサービス、他者に対して、人が何かを評価する時。
特徴的な一部の印象に引きずられ、全体を評価してしまうことがあります。

これは、心理学では認知バイアスの一つとされている「ハロー効果」というものです。今回は良くも悪くも、人の印象を決めるこの効果の活用方法に関してのお話です。

前提として、世の中には完全な客観性や中立性はありません。
顧客が発注先を選ぶ時も、人が何かを判断する際には、必ずバイアスがかかっています。

特に20代において、このバイアスに乗っかることが、成長への近道だと言われていますが、その一つが「ハロー効果」です。

ハロー効果とは

ハロー効果とは、何か目立った特徴があると、
他の部分の評価も、その印象に引きずられる効果のこと。

例えば「いつも笑顔の人」は『きっと優しい人だ』『家族とも仲がいいんだろう』というように一部の印象で、他の印象も評価してしまうというもの。

ポジティブにもネガティブにも働くこの効果ですが、これをうまく利用するには、何かにおいて「良い一番」をつくること。

いきなり1番・・・と言われてもイメージつかない人もいるかもしれません。

小さな一番から始めよう

「全社で、業界で、1番の成果を」という
大きな1番を目指しなさい、ということより、
イメージつかない人は、小さな1番から目指すと良いと思います。

・一番時間を守る
・一番行動量ができる
・一番レスが早い

など、今からできることで良いと思います。
するとこの小さな1番は、徐々に大きく広がっていきます。

例えば、
一番時間を守る人は、誠実・正確で信頼できそう
一番レスが早い人は、何事も即座に対応してくれそう
などのように、何か目立った特長があると、他の評価もそれに乗っかってくる。

それが「ハロー効果」です。
この小さな誇れるもので、周りの評価や印象が
大きなプラスに変わることは珍しくありません。

逆に「●●が最下位・・・」「いつも●●で注意されている・・・」というマイナスの1番も同じく、それ以外のマイナスの評価も乗ってくるので、ネガティブ面でも注意は必要です。

この1番はどのように決めればいいか?

どれに一番になればいいのか…そう悩む人は、
「やりたいこと」「できること」「やるべきこと」
(will、can、musut)の3つの円を描き、
それが重なるところを考えるといいと思います。

「やりたいこと」で一番を目指すのは良いことですが、無謀で実現可能性が低い道のりになる可能性もあるので、必ず「できること」「やるべきこと」の重なることは必須です。

小さなことでもいいので、まずは何かで一番を成す。

小さな一番から派生をさせる

小さな一番を成した後は、それを派生させ、その派生した中から、強味にフォーカスをおいて進める。

例えば、営業においては
STEP1:○○業界の知識・実績で1番を目指す
 →他の業界全然知らなくても、その業界の人からは厚い信頼を獲得
STEP2:その成功体験を他業界でも派生する
 →やり方は同じなので知識を上乗せするだけ
STEP3:業界特化型チームをつくり、牽引する
 →それを他のメンバーにも教えられるまでに成長する

というように、満遍なくどれも中途半端にこなすより、
何かにおいて一番になることの方が実績も成長速度も早く
成果につなげることができる。

小さな一番から、少しずつ波及させ、
大きな成長に繋げていきましょう。

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