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梅雨☔️庭のシャベルが1日ぬれて♪

 近くのコンビニ🏪へ支払いに行く道を歩いていると、何やら作業している音がします。角を曲がると、ほぼ20年ぶりにお会いした、地主さんでした。
「こんにちは☺️ご無沙汰してます。」
と声をかけると、マスクをしている顔をじっとみて、私を思い出してくれました。

20年前と今の風景の違い


 今住んでいるところは、もともと田園風景が広がっていた土地でした。およそ20区画分の広い田畑の土地を、宅地分譲のために売却されました。そのうちの1区画を購入しました。所有していた元地主さんは、
「米ぬかを取りに来た人だよね。」
と懐かしそうに話しました。すっかり忘れていましたが、庭の土を改良するためや、ぬか漬け🍆🥒たけのこなどのあく抜きに、米ぬかをたくさん頂いた20年前を思い出しました。


 朝、子どもが小学校に行くときには、家から手👋を振りながら、いつまでも見送ることができました。それが今では四方八方を住宅に囲まれています。すぐに建物🏘で子どもの姿が見えなくなります。

 家の周りには、まだ田畑があって5月の田植えの頃には、
「カエル🐸の声が聞こえてくるよ♫」
でした。うるさいほどの鳴き声だったのですが、20年経つと、カエル🐸もトンボもメダカもどこにいるのか、姿を見ることは、なくなりました😢


田園風景も都市化へ

20年前と今の働き方の違い


 20年前、夫の転勤が決まりました。単身赴任も視野に入れてましたが、子どもが小学生と幼稚園児でしたので、父親と離れて暮らすことは良くないと判断しました。家族で引っ越すことを決断し、建てたばかりの自宅を後にしました。
 結局その後、悩みに悩んで空き家になった我が家を、賃貸に出すことにしたのです😂



 ところが、先日のニュースでNTTの取り組みが紹介され、軽いショックを受けました。

「NTTの新たな働き方~
「勤務場所は自宅」「飛行機で出社OK」NTTが来月から新ルール | NHK | 働き方改革

 20年前に、もしもこのような働き方ができたなら、私たち家族はどうなっていたのか考えてみました。


①この家に住み続けることができた→引っ越し費用が発生しなかった

☆引っ越し費用や、新居でのカーテンや家具などの再購入費用およそ100万円💴😭
 家を建てた時に、備え付けの収納棚やクローゼットを作り、それまで使っていたタンスや棚などのこまごました収納物などを処分していたからです。箪笥などを購入しました。
 転勤先が遠方なので、引っ越しが1日で終わらず、ホテルで1泊する必要がありました。温泉♨️がある良いホテルでしたが、出費に次ぐ出費で、財布👛はすっからかんでした😿



②子どもは転校しなくてよかった→次男👦は、引っ越し先の幼稚園に行くことを嫌がった。

 次男の不登園が続き、本人も親もつらい状況でした。健気に頑張っていた長男も、新しい学校の様子が分からず、友だち関係も含めて緊張しているようでした。

 日曜の夕方から、どんどん不機嫌になる次男を見て、どんよりとした気持ちになりました。当時、幼稚園で習い、口ずさんで練習していた曲が「にじ」でした。

♪「庭のシャベルが一日ぬれて 雨が上がってくしゃみを一つ、、、♫ラララにじがにじが空にかかって きみのきみの気分もはれて♬きっと明日はいい天気☀️きっと明日はいい天気♪」


と何度も次男👦と歌いました。
「どうか本人の気分も晴れますように。」
と願いながら歌いました。今でも、この歌を聴くと、その時の次男の不安げな表情や、次男を励まそうと父親👨と兄が一緒に歌ったようすなどを思い出します。

 梅雨の☔️庭を見つめながら、胸がきゅっとせつなくなります。なぜ仲良しだった友だちに会えないのか、なぜ行きたくないのに、知らない幼稚園に連れて行かれるのか?幼稚園児の彼の怒りを💢感じました。私も引っ越した時は、不安な気持ちでした。ストレス発散のように歌いながら、次男と一緒に泣きました😭

 今回のニュースは、当たり前のように「転勤」を受け入れていた20年前と、隔世の感があります。良い人材を集めるための取り組みですが、人が組織を選ぶ時代になりつつあるのでしょうか。

 しかし一方で、社員が対面でコミュニケーションを図り議論を活発にすることを重んじ、出社を促している企業もあります。確かに4月から新入社員として働いている息子は、出社することで組織の一員という所属感を持つことでしょう。

 リモートワークは、育児や介護など、必要に応じて活用を続けるという企業もあります。えっ?育児や介護をしながらのリモートって??どれだけ働かせるつもりなの??疑問が残ります。


 転勤や単身赴任など、日本的雇用は家族の生活を犠牲にして成り立ってきました。リモート化は、転勤族といわれる人たちが、家族の生活を守ることにつながるのかもしれません。家族により、事情が異なるので一概には言えませんが。


 地方の広い家で、仕事部屋などを設置して働くことができたら、多くの人の生活改善が望めます。さらに、地方再生にも期待できるのではないかと感じました。


 もちろん、結果論ですが、転勤で引っ越したからこそ得られた経験や体験もあります。それは大きな宝です😆

 選択肢があるということ、そして選択権を持つということが広がっていけば、これからの働き方改革がより良い方向に進んでいくのではないでしょうか。

 今日の私は、今後もできるだけ細く長く働きたいと思っています。先週の私は辞めたいと言ってました。振り子が左右に揺れる日々です。

 今の職場では、介護休暇が5日程度しか取れなくて、、、残念です。この制度が有るだけでも良いのでしょうか。

読んで頂き、ありがとうございました☺️


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