十月の星々、ふりかえり|140字小説
140字小説コンテスト「月々の星々」
十月のお題は「着」でした。
no.4が予選通過しました。ありがとうございます。
書き出す前は「着……着……?!」と悩みましたが、書き始めたら気持ちよく書けました。ふんわり雰囲気SFが私は好きだ。
ではふりかえり。
めっちゃ好き(自分で言う)
光の速さで遠くへゆくひとたちと、追いかけて夜空を飛びたつ手紙。追いつけやしないのなんてわかってる。進化しすぎて滅びの予感しかない。こういうのが好き。書いていてとても楽しい。
夜で星で寒くてさみしい、と言うイメージがno.1とかぶったけれど気にせず書きました。今回の「着」はだいたいそんな感じ。
こうであってほしい、こうしてくれるはず、こうあらねばならない。適度なら生きる力になるのに過ぎると身を滅ぼすほど苦しい。
他人に過度な期待をせずに生きていると、何故だか「優しい人」という評価をいただくことがあります。期待していないから裏切られても怒らないし、こだわらないからどうでもいいし、願いを叶えてもらえたら有難いなぁと思って感謝するだけです。優しくはない。優しい人ってのはもっと別にいる。
最初こそ「こりゃ大変だ!」と騒いだことでも、それがずっと続くといつのまにか日常に埋没してしまいます。今のように。
締めをどうするか悩んだけれど、「緩慢な終末」はまあまあお気に入り。他にもっといい締め方もあった気がする。
ザ・手癖。
他にも候補作があったんですが、もうここまできたらふんわりSF・夜・さみしいでまとめちゃおうと思って。
タイムラインに流れてきた素晴らしく美しい星空の写真から着想を得て書きました。
いろんなおすすめツイートが垂れ流されてくる仕様、私は割と楽しんでいます。思いがけない出会いがあって。広告は鬱陶しいですが。
ここ最近にしては珍しくすんなり五作書けた10月の星々。すこしさみしいふんわりSFが、好きだ!
以上、ふりかえりでした。
皆さまの素晴らしき星々作品はこちらから!
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