それって立派な人格障害ですよ。


このような場で大々的に言うことではないのですが、かといってうやむやに遠回しなことを言っても伝わらないので敢えて言いますが、親にしてみれば子供が自分の思うように行動してくれた方が都合がいいことは確かだと思います。

しかしそう心で思うことと、実際に子供を支配しコントロールしようとすることは明確に違います。

このような言い方をすると自分は子供に対してそんな事しない、していないと多くの人がいうと思います。

しかし僕は思っているよりたくさんの人が自分の子供を自分の都合がいい様にコントロールしている、或いはしようとしていると感じています。

そしてそれは家庭内の小さなコミュニティの中にとどまらず世の中のあちこちに溢れ返っています。

とても抽象的な話になるので理解しづらくなると思うのですが、先日僕は子供と一緒にあるテレビ番組を見ていました。

その番組内の子供のキャラクターがいろんな疑問を呈しそれに対して大人のキャラクターが答えていくという話でした。

そしてその中で大人のキャラクターの説明の中に「恥ずかしいから」という台詞がありました。

別の日に同局の別番組でも同じような事を子供に対して諭す台詞が使われていました。

恥ずかしいと感じることやそれに対する行動自体は何も問題はないです。

しかし恥ずかしいと言うのは主観であって他者から押し付けられることではありません。

子供に対してこうするべきやこうしてはいけないと教えたいのであればその言動が相応しい、もしくは相応しくない理由を客観的な根拠で示すべきであって.恥の感情を煽ってコントロールしようとするのは大人の怠慢だと感じました。

例えば番組内で、だらしがなくしているのは恥ずかしいことだからちゃんとしよう的なことを大人のキャラクターが子供のキャラクターに教えていたのですが、だらしがないと自分自身がいかに困る結果になるのかを教えればいいところを恥の感情を煽ることで説明を怠って楽をしているだけだと感じます。

恥ずかしいと言う感情を植え付けてコントロールするのは短期的にはとても有効です。

しかし長期的に見たときにはどうでしょうか。幼い頃からあれやこれやを「恥ずかしい、恥ずかしい」と刷り込まれた結果.恥ずかしくないか、という他人からの見え方が物事を判断する上で重要な基準になってしまいます。

そうなったが最後.失敗を恥だと考え、新しい挑戦や独自の発想をしなくなっていきます。

その先に待っている未来が子供にとって良いものであるとはとても思えません。

恥の感情を煽って他人をコントロールしようとするのはれっきとした人格障害です。

その対象が我が子であろうが他人であろうが同じです。


以上でーす。


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