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父に学んだ元気に働き続ける秘訣

「まさか80過ぎまで生きるとは思わなかったなぁ」と開口一番に父。子どもの頃は喘息を患っていて身体が弱かったそうだ。でも私の知る父は、健康で皆勤賞というイメージ。鉄道会社で泊まり⇨明け⇨休みという過酷なシフトにもかかわらず、一度も病気で休んだことがない。

「お父さんが仕事を休まずに行ってくれるから、あなたたちが学校行けるんだよ」というのが母の口癖だった。年を取ってからも、毎日1−2時間の散歩を欠かさなかったので、これまで大病も患わずに、元気にやってこれたのだろう。

母が病気で亡くなった今、独居で何かあったときが心配である。伴侶が亡くなると、後を追うように亡くなるケースも多い中、うちの父は例外なのかもしれないなと、母の生前と変わらずに囲碁やカラオケ、ゴルフと飛び回っている様子を聞くたびに思う。一緒に暮らそうという誘いに乗らず、気心の知れた仲間と地元で暮らしたいという父の気持ちが一番だと思うので、しばらくは見守ることにする。

父のサラリーマン時代には、有休消化率100%で定年して、当時には珍しいと驚かれたそうだが、このマイペースに人生楽しむという姿勢が、長生きの秘訣なのかもしれないなぁと思う。リフレッシュ休暇を取得して、十分休みを取るというのが、父が編み出した長く勤め上げるコツだったのだろう。

さて顔面神経麻痺を患い、病院でMRIを撮っていただいた父だが、脳出血によるものではなかったと分かり一安心。顔面神経麻痺は耳鼻科の管轄らしく、後日再受診が必要になるものの、大事にならなくてよかったと安堵のため息が出た。

とはいえ80も過ぎると、脳梗塞の跡があったり(無自覚だったというから驚き!)、小さいが動脈瘤、動脈硬化も見つかった。思うよりは長寿にはならないかもしれないなぁという不安が、長女としての双肩に重くのしかかる。どっと気疲れした三連休であった。


実家へ父を送った帰りに、庭でなった冬瓜を持っていけとうるさいので、この冬瓜はどうしたのかと聞いたら、にわかに自信なさそげになった。さっきの威勢の良さがどこかへ消え、モゴモゴと、「鳥が種を落としていったようだ」と自信なさげに答える始末。そんな正体不明のものを当然のように食べろとしつこかったのかと呆気に取られながらも、子を想う親心はありがたく受け取ることにした。

後日その実の正体を友達に聞いて回ったらしく、ついに何人目かで夕顔の実だと判明したとうれしそうに電話してきた。本当に人騒がせな父であるが、夕顔の実はカンピョウの元になり、調理法も冬瓜と同じらしいと分かり、一つ利口になったからヨシとしよう。


父とのやりとりから分かったのは、親の老いを認めて受け入れることは、私にとって並大抵のことではないということだ。なぜかというと、成長促進を1位(ストレングスの資質)に持ち、成長が大好物の私には、老いを受け入れること自体がなかなかの難題であるからだ。

そこで、成長をキーワードにした視点を取り入れた実験をしてみようと思う。家族は自分の鏡であり、自身が成長するための好機なのだという視点なら、ちょっと取り入れて試行錯誤してみようかなと思えてきた。乞うご期待。



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