見出し画像

Sprite / Movie /【Let’s be clear】

クライアント:Sprite
Lets be clear<はっきりと物事を言おう/透明性をもった人になろう>

最高に素敵な広告/PRに出会ってしまった。

【テーマ】
おそらく、スプライトが若者に出したプロモーション動画。
スプライトを飲む、クールな少年少女よはっりき物事を言おうぜ。と
若者をチ応援しつつ、
クールな若者たちが飲む飲料としてスプライトをアピールしたい様子。

大人たちよりもよく理解できていて、
日頃から取り組んでいる社会問題を自分の両親たちにガイドしよう。
両親は理解できない顔や、怪訝そうな表情をしてもはっきりと物事を言おう。

私たちは、両親をエデュケイトする最初の世代だ。

普通の日常の中のシーンから始まり、
会話の内容は音声としてでさずに
子供たちの心境のみを音声で載せているのが最高にクール。

子供たちはみな、真剣に両親に訴えているけど
表情はどこか、「これは当たり前の話だよ。」という表情。

対して、パパやママは日常でもよく見る
「困惑した表情」「またわけわからんことを言ってるよ」「やめてよ」「はぁぁ〜〜〜」「困ったな〜」という日常の中で本当によくしてそうな表情。

そのままでは終わらず、
最後は分かち合えてそうな映像と共に
「we are the first gen educating our parents」

最後のスプライトの瓶についた水滴を拭って
爽やかだけど強いコピーが出てくるのもいい。
「Let’s be clear」

瓶についた水滴は、
どれだけ長く親子の会話を繰り広げたのかを表しているのか。
子供たちの苦労を爽やかに表現しているのか。
その軽やかに拭う仕草の後に、Let’s be clear.が軽やかに出てくるのが最高にクール。

【321考察】
何か、社会問題を少しシリアスに訴えたり
この問題に立ち向かおう、立ちあがろうと
熱量高く訴えるPRを多く考案しがちななか
こんなにも軽やかに、クールに、今っぽくそして受け入れられやすい
それなのに、若者だけでなく、親世代までも気づきを得やすいPRに感激した。
すごい。
やられた。

最初と最後にしか大きくスプライトが出てきてないのに
(実際は子供たちがちょくちょくシーンの中で飲んでたり持ってたりするんだけどプレスメント程度)

冒頭の、扇風機が強く回るなか注がれるスプライトと
最後にスプライトの汗をぬぐうシーンで広告としての機能はしっかり果たしている。(というか寧ろ喉が渇いてくる:) )

す、すごい。


【制作チーム】
Agency  | GUT Buenos Aires

CCOs  |  Ignacio Ferioli & Joaquin Cubría

ECDs  | Matias Lafalla, Ramiro Rodriguez Gamallo

Copywriter  | Andres Wassermann

Art Director  | Javier Biondo

General Account Director  | Agustina Garavilla

International Group Account Director  | Sabrina Santos

Production Director  |  Eugenia Carbajales

Production House  | Primo

Director  | Nico Perez Veiga

Executive Producer  | Carolina Cordini

Producer  | Gala Gonzalez Costes / Assaf Eldar Stadler

DOP  | Steve Annis

Direction Assistant  | Luis Casacuberta

Art Director  | Maggie Arrieta

Wardrobe Stylist  | Buki Ebiesuwa

Edition  | Alejo Hoijman / Marcela Truglio

Postproducer  | Seba Lopez

Post Production House  | Pickle House

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?