「娘と一緒にお風呂に入ってもらえない日々」2024年5月7日から2024年5月12日

2歳の娘、のんちゃんと一緒に風呂に入ってもらえない。

そもそものんちゃんはここ半年ほどお風呂に入ることを嫌がっていた。お風呂入るよと声を掛けると、即「オフロハインナイヨ!」と返ってくる。そうそう、夕飯を食べているときにふと何かを思いだしたような顔をして「オフロハインナイヨ!」と叫んでいたこともあった。

しかし、そんなのんちゃんも脱衣所でムリヤリ服を脱がし、浴室に入ってしまうと上機嫌になる。上機嫌になったのんちゃんは、お風呂から出ようとすると「マダイルノ~」なんて言い出すほどだ。

ところが状況は変わった。おれがお風呂に誘うと「ママトハイリタイ!」と言う。まあ別に妻と入ってもらってもかまわないんだけど、一応おれが浴室に連れて行く。
すると、のんちゃんは号泣。
「ママトハイルノ!」
「ママトハイリタイ!」
「パパアッチイッテテ!」
「パパハココニイテ!」(和室に手を引っ張られる)
全力でおれと風呂に入ることを拒否するのだった。あんまりに拒否が強いので結局妻がのんちゃんと一緒に風呂に入った。

のんちゃんはイヤイヤ期である。なんでもかんでも気まぐれにイヤイヤするので、おれと風呂に入ることもそのひとつだろう。そう思っていた。

でも、のんちゃんはおれと風呂に入りたがらないのはどうやら本気のように思える。
別の日のことだ。
夜に妻がのんちゃんに「お風呂入るよ」とうながす。
のんちゃんは「オフロハインナイヨ!」と拒否する。
次におれが「じゃあ、パパと入ろうか?」と言う。
するとのんちゃんは大慌てで「パパトハインナイ! ママトハイリタイ! ママトハイル!」と泣き始めてしまうのだ。おれが嫌われることで、結果的にすんなりお風呂に入るようにはなった。でもなんか悲しくて、「泣いた赤鬼」みたいだ。
こんな日々が続いている。

それにしても、なぜのんちゃんはおれとお風呂に入りたがらないのか。これがよくわからない。いままでも浴室でののんちゃんは上機嫌だった。おれの体の洗い方が雑だったのだろうか? 

そして「おれとお風呂に入るのがイヤ」というだけで、おれ自体が嫌われているわけでもないのも不思議なところだ。寝かしつけをしようと寝室に行ったら「ネルマエノチュースルノ!」と言って右のほっぺと左のほっぺにチューしてくれた(涎でベロンベロンになる)。その後のんちゃんはおれに腕枕をしてくれる。なんだこれ、甘すぎる。

不可解だし、ちょっと悲しいこともあるけど、そんなにおれとしては困っていない。困っているのは妻である。毎回のんちゃんと風呂に入らなくてはいけなくなってしまった。

2024年5月7日

ここから先は

1,396字

サポートしていただけたら妻においしい果物を買ってきます。