「アンパンマン、睡眠マン」2024年1月29日から2024年2月3日
のんちゃんにつきあってアンパンマンを見るようになり、段々とやなせたかしの思想の一端を理解するようになってきた。
アンパンマンの中心には「この世で一番恐ろしいのは飢えである」という思想が根付いている。だから飢えている人を自己犠牲によって救うアンパンマンは、最高のヒーローなのだ。
そんなやなせたかしの思想がよく表れている歌があるので、よかったら歌詞だけでも見てもらいたい。
なにしろサビは「死んでしまう」である。
ところでおれには「この世で一番恐ろしいのは睡眠不足である」という思想がある。おれがヒーローを作るとしたら「睡眠マン」だな。自分の睡眠時間を削って、人に睡眠時間を与えるヒーロー……。
2024年2月4日
風邪で体調が悪くて1日寝込む。
2024年2月5日
体調が悪い中、誤魔化しながら仕事を進める。
寝かしつけのときに、のんちゃんがおれにしがみついてきて「ダイスキー」と100回くらい言ってくれた。
2024年2月6日
風邪は今日治るだろうと思っていたのだが、果たしてその通り風邪は治った。先行して妻が全く同じ症状の風邪を引いており、3日間体調を崩していた。おれも追っかけで3日間体調を崩していたというわけだ。
保育園の三者面談に行った。育児における悩み事はありませんか、と保育士に言われる。こちらとしては困っているのは「夜泣き」だけで、あとは何の悩みもない。
保育士の範疇じゃないかもしれないが一応「夜泣きに苦しんでいる」と告げてみた。やはり保育士として何かができるわけではないようだが「のんちゃんは保育園でのお昼寝のときも敏感に物音などに反応して、すぐに起きる」という状況が伝えられた。
おれたち夫婦は「のんちゃんは夜は寝不足だから、保育園ではさぞかしスヤスヤ眠っているのだろう」と思っていたのでかなり意外な情報だった。
総じて、睡眠に関して神経質なところがあるということがわかった。わかったからといって、何かができるわけではない。でも、なんとなく「わかった」ことが一つ増えただけで心の余裕のようなものができたと思う。
2024年2月7日
昼食に近所の安い中華料理屋に行った。900円の五目刀削麺を頼んでみたら、エビが4匹も入っていて、なんだかすごくトクした気分になった。エビは豊かさの象徴。
ここのところ、病み上がりだったり、睡眠不足だったり、仕事が忙しかったりでつらいことが多いが、エビがパッと明るく照らしてくれた。
2024年2月8日
夕方、のんちゃんを公園に連れて行く。小学校中学年くらいの人達がたくさん遊んでいて、のんちゃんはビビっていた。
……小さい頃って小学校中学年くらいの人も怖かったよな。一瞬、のんちゃんの視点になれた。横に実際に人がいると、その人視線になれることってある。
どうも妻の調子が悪そうなので夜は(本来は妻がのんちゃんと寝る番なのだが)おれがのんちゃんと寝ることにする。あっ! おれって睡眠マンじゃん! 妻よ、ゆっくり眠れ……。
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