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「かわいい」は強い!超安定型!?アルセウス!!

皆さんお久しぶりです。でーご(@huracancalmante)です。

今回スノーハザードクレイバースト環境からCL新潟まで使っていたデッキを備忘録として文章化してみようと思いnoteにまとめさせて頂きました。

また、JCSも近くなってきたのでこちらの記事も是非参考にして頂けると幸いです。

①アルセウスの相棒

まず僕のこれまでのシーズンの結果は散々なものであり、悔しさではなく虚しさだけが残るとても厳しいものでした。

S1 ルギア 2-3
S2 ロスギラ 1-4
S3 ロスギラ 1-3(ドロップ)

あまりこういうことは言いたくないのですが、ポケカをさせて貰えない。ソードシールドから始めた割には目立った結果が出せず苛立ちを隠せない(悪い部分)自分に嫌悪しながらも、

やっぱり勝ちたい。

この気持ちがとても強かったです。最初の動きが大事なルギアがダメ、見られる範囲が広くプレイングにも自信を持ててたロスギラでもアクロマを触らせてくれない。ならばもっと安定するデッキを握らないと…

そんな中スノーハザード、クレイバーストが発売され、環境を改めて考察する必要がありました。

ここで新しく出たカード

パオジアンex
ディンルーex
ナンジャモ
勇気のお守り
セラピーエネルギー…etc

ここらのカードが環境を変えるだろうことはとりあえず考えました。

パッと出たカードリストやプロキシを使った1人回し、その時点での自主大会(フワライドカップ等)でのデッキ分布を元に当時考えたTierリストが以下のようになります。

Tier GOD モクナシ🦉🌴

Tier1 サーナイト、ロストバレット

Tier2  ロストギラティナ、パオジアン、一撃ルギア、白ルギア

Tier3 ミュウ、アルセウス系統、ディンルー等

ざっとこのようにまとめましたがまずこのTier表での大まかな共通点として上られるのが

特性持ちのポケモンが多い

ことでした。

こいつ刺さるやん

スノクレ発売前の時点でこいつを組み込んだデッキが組めればなんか強そうじゃねとまず考え、そこからどのようにデッキを組もうかと構築を練ったり、Twitterなどで情報を探していたところ、当時のシティ入賞デッキにちらほらアルセウスヌメルゴンが出てくるようになりました。

今回上げさせてもらったものは一例ですが、このデッキを見ると、水エネルギーとの共有が効き、難攻不落のヌメルゴンVSTARでのプランやエイチ湖との噛み合いでアルセもアロコンも倒れにくくなる素晴らしい構築となっており、当時の環境にも立ち向かえる僕好みのめちゃくちゃ良いデッキだなぁと思いました。

…アルセウス、いいな

特性スターバースで上を触ることさえ出来ればあとは安定した行動を取ることができ、動きもあまり触っていなくても分かりやすい点でこの時点でアロコンを組み込んだアルセヌメルゴンを握ろうと決まっていました…

Dが落ちてからのアルセウス系統のデッキというのは正直使いたくないというのもまた僕の気持ちでした。

実はアルセ系統のデッキは大きな大会で握ってきた僕ですが(良ければ過去のアルセウスのnoteをご覧下さい。というか気づきましたがアルセウスのnoteしか書いていません…)

アルセの強さは裏工作と組むこと(捲りもしやすくなる)で発揮できると当時は考えていて、相方が現状ビーダルくらいの今のアルセはルギアと同じ先攻ゲーであることがかなりの懸念点だと考えてました。
(ジュラルドン軸は出した時点で勝負が決まってくるのと相手のデッキタイプに依存すると考えましたので、あまり普通のアルセと同一だとは当時考えていません。)

先攻ゲーだけならまだしも、アルセへの手張りがより重要になってくるので運命力の無い僕にはこの点でかなり頭を抱えました。

水軸のアルセなので手張りが出来なくてもメロンで何とかなるんじゃねという意見もありますが、昨今のゲームスピードの早さから考えるに貴重なサポ権をメロンで消費するのは勿体ないし、そもそもスターバースでメロン持ってきたくねえ〜という気持ちがとても強かったです。

以上の点でアルセウスを今回も握ることに少し躊躇いがありながらも、当時アルセ系統のデッキは減少傾向にあったため先攻ゲーの点は一旦置いて、せめて手張りを安定して出来るような構築にしたいなと考え、色々なアルセ系統のデッキを見つけ自分なりに研究したところ

某YouTuberのアルセギラティナの構築の紹介でザシアンVを採用した型を見てとても感銘を受けました。

今やサーナイトのAIBO

けんのほうこうによって手張りが出来なかった時にエネを加速させられる、またエネルギーを手張りした上で更に加速させられればベルト込で先2から220ラインのVを狩ることもできる点でこいつはかなり強いなと思いました。

しかし、特性を使っただけでその後棒立ちだと終盤狙われるだけの置物となる点が少し気になったので、どうにかこいつもアタッカー起用出来ないかなと思ったところ、何とこいつの上ははがねタイプじゃないか!アルセヌメルゴンとの噛み合いがありそうだしこいつの上も採用してみよう!と上を確認してみたところ…

かつての栄光はどこへ…

何こいつ、弱すぎ

技ブレイクエッジがせめて弱点計算をすれば良かったのに…ダメージ200でどうしろと…

貫通効果もアロコンと被っていて本当にただの置物となるためこいつの採用は没となりました。

他に似たような特性のやついなかったかな〜と思って色々カードを検索したところ、とあるファンデッカー使いの方の構築を見てこれだ!となったのです。その構築の主軸となっていたのが…

奇しくも草タイプ…!

こいつでした。リーフィアV、なるほど…!

確かに同じ特性を持っている。そして上を確認してみると…

ブイズ実はそんな好きでは無い

…何かヌメルゴンに少し似てね?

なるほど、もしかして戦えるかもと一瞬で思いました。

ヌメルゴンほどの耐久は無いとは言え、リーフガードを打つことでロストインパクトを最低限耐えることの出来る防御力とりょくかさいぼうを打つだけでなくアタッカー兼ブロッカーとしての役割も与えられるとこの時点で確信することができました。

また、草タイプなので一部の敵に弱点攻撃を与えることも可能な点でこいつを評価する理由になると考えました。例を上げると一撃ルギアのバンギラスやディンルーなどです。VSTARパワーも強いので手札が良い場合はアイビースターを使うプランがある場合も中々の強さだなと思いました。

ヌメルゴンとの違い、メリットをまとめると


⒈りょくかさいぼうで序盤サポートができる。

⒉耐久は劣る。が最低限はある。故に最後まで仕事がある。

⒊草タイプなので当時の環境で弱点を一部に付ける。

⒋VSTARパワーが強い。
となります。


リーフィアを軸にしてしまえばヌメルゴンを入れる必要もなくアロコンもすんなり入る。

そしてかわいい🦭!(重要)

使うデッキが大体固まってきたところでその参考にさせてもらったファンデッカーの方の構築を元に自分なりに組み換え、アルセリーフィアロコンで早速大会に出ることにしました。

②アルセリーフィアロコン、始動


アルセリーフィアロコンの初陣はこの大会になりました。

BOX、欲しかったから…

いつもお世話になっているカードシークレットさんの争奪戦を初陣にすることにしました。
スノクレが発売されたばかりで環境も構築も定まっていないと思い、相手を惑わすにはいいなと思いました。この大会で使った最初のアルセリーフィアがこちらになります。

不安でしかなかったけどね

基本的にはアルセウスヌメルゴンにアロコンを入れた型と同じで、とにかく防御を意識しました。
変わっているところを解説すると

オドリドリ:パッションダンスによって打点ずらしをすることが強いと思いました。

かがやくサーナイト:単純に固くするため。Vガードやエイチ湖を使わなくてもロストインパクトをアルセで受けられると強いと思いました。

スポンジグローブ:この点が個人的なミソで、このデッキは防御寄りのため相手のパオジアンをワンパンする手段がありません。その上相手はほぼ青天井なのでアロコンが出せなかった場合不利な戦いを強いられると考えました。パオジアン側からしても相手のアルセが2ターン目にパオジアンをワンパンしては来ないだろうと考える方が多いためパオジアンバトル場でターンをエンドすることが多いため意表を付いて230のダメージを出すことによりサイド2枚を先行するために採用しました。この動きが現実的なのはリーフィアを採用しているからこそだと思っています。

雪道が0:とりあえずガチガチにすることを意識してエイチ湖を多投することを意識しました。アローラロコンも入っているため、闇雲に相手の特性を消すことに関して如何なものかと考えたという理由もあります。

とこんな感じです。基本的にはこの後の大会も構築は少しずつ変化していきますが上記の理由と構築が軸となっています。

そして大会の戦績はというと

⒈白ルギア🙆‍♀️先
⒉一撃ルギア🙆‍♀️後
⒊サーナイト🙆‍♀️先
⒋ミライドン🙅‍♀️後
⒌パオジアン🙆‍♀️先

4-1で3位となり、なんとかクレイバースト1BOXを頂くことができました。やったね。

1戦目:アルセとリーフィアを置くことができ、りょくかさいぼうと手張りでアルセに2エネ付けることに成功。お相手はイキリンコexを置いてデッキを回していたためにこちら2ターン目で博士を打ちながらアイビースターでイキリンコを引っ張ってサイド2枚を先行し、その後もアルセウスを軸に戦いながら最後はアロコンで詰ませて勝利。

2戦目:お互い事故ってしまったがアイビースターを絡めてバンギラスを2回リーフィアでしばき、最後はお相手のサレンダーで勝利。

3戦目:アローラロコンが初見だったらしく、フワンテで前のアルセウスを処理したものの終盤のアローラロコンを突破する術がなくサレンダーされて勝利。

4戦目:こちらが事故死しました。

5戦目:スポンジグローブアルセでサイドを先行し、その後アローラロコンを押し付けサレンダーを貰い勝利。

と大まかで申し訳ないですが、殆どが相手のサレンダーによって勝ちを貰うことが出来ました。今思えば環境が定まってない中アロコンを想定している方が少なかったのが単純に勝ち越せた理由となったと思います。

ただ反省点もあって

⒈雪道でバグらせたかったタイミングがあったのでやっぱり必要だなと思った。

⒉オドリドリは確かに強いけど打点ずらしをしたところで中打点を連発するデッキが現状少なかったので無理に入れる必要も無いなと思った。

ざっとまとめるとここら辺をまた考察する必要がありました。とは言え、今の環境このデッキが刺さっていることは間違いないと僕の中で決まったので、シティリーグもこの構築でいこうと決意することができました。

③ シティリーグでのデッキ構築の変更と結果

次に出場したのは4月27日の秋葉チェルモさんで行われたシティリーグでした。

ここで使った構築は以下のようになっています。

少しだけ変えました。

前回のBOX争奪戦から少しだけ変えた部分は

ツールジャマーの採用。お守りフワンテを封じたりベルトから守るために採用しました。

雪道の採用。やっぱりジャッジマンやナンジャモと組み合わせると雑に強いしイージーウィンを狙いやすい。


そしてこの構築でTwitterで分かる通りベスト8になること出来ました。

1戦目:ディンルー🙆‍♀️先
2戦目:パオジアン🙆‍♀️後
3戦目:オンバーン🙆‍♀️先
4戦目:ロストギラ🙅‍♀️後

詳細を書かせて頂きます。

1戦目:お相手ディンルースタート。こちらアルセスタートで始まりました。実はアルセ系統の時は少しディンルーに対して苦手意識があります(個人的な意見です。)。しかしこちらの主軸はリーフィア。アローラロコンで詰ませることもできますが草タイプでディンルーに一方的に弱点を付くことができます。先攻が取れたのもかなり大きく2ターン目でお相手が回すために出したイキリンコをアイビースターで引っ張りつつ、あとはリーフィアでディンルー、コライドンをしばいて勝利することができました。
リーフィアを見せることでディンルー側はコライドンをメインに戦わざるを得なくなる点でこちらが大きくアドバンテージをとることができました。

2戦目:1ターン目のお相手の動きがあまり良くなかったので手張りりょくかさいぼうで2エネついたアルセを用意し、2ターン目からバトル場のパオジアンをグローブ付きのアルセでサイド2枚先行。その後アローラロコンで詰ませてサレンダーを貰うことができました。

3戦目:先行をとれたのがラッキーでした。特殊エネやスタジアムを封じてくる構築でしたが先にこちらの盤面が出来上がったため無難に勝つことが出来ました。お相手はオンバットを置くのが少し遅れ、バトル場ミミッキュでターンをしのごうとしたもののボスやアイビースターを駆使しオンバーン準備をかなり遅らせることができ、ミミッキュもアロコンで処理することができました。

4戦目:ミカルゲを出されりょくかさいぼうを封じられ、よりによってこういう時に限り手張りも出来なかったのでターンに遅れが出たため負けてしまいました。

ざっとこんな感じで3-1で突破することができましたがここで謝罪しなければならない事があります。。。


実はこの構築、前日に1枚入れ替えており、サイトにて変更することを忘れてしまいデッキ不備になってトナメ1回戦は不戦敗で終わっています。

この場を借りて一生懸命あの場で戦ってきたプレイヤー全員に迷惑をかけてしまう形となってしまったことを謝罪させて頂きます。大変申し訳ございませんでした。

そして入れ替えたカードはというとキャプチャーアロマ1枚→セイボリーです。

イギリス料理のコースの〆に出てくる料理を意味するらしい。


このカードの採用は横に並べるデッキタイプ(サーナイト、パオジアン等)が多くなってきたので単純に刺さりが良いなと思ったことと、ドローソースの欲しさでした。

皆さんに迷惑をかけてしまった形ではありましたが、悪くない成績を残せたため更にここから構築を練ってCL新潟に備える気になることが出来ました。

④遂に大舞台へ

そしてシティでの反省を踏まえ、CL新潟でもまた構築を少し変えて出場しました。使ったデッキがこちらになります。

少しずつ変わっていく仲間たち

ロストシティの採用。上手いサーナイトに対してラルトスやキルリアをロストさせることによって有利に戦おうと考えました。

キバナの採用。アルセ系統の使用者が爆増したためミラーでの後攻捲り手段やサーナイトでの攻撃手段等を考え採用に至りました。

基本超エネルギーの採用。サーナイトも攻撃に参加できるようにしたのはおまけの後付論でぶっちゃけ言うとアルセギラティナに偽装する為のフェイクです。偽装したところでだから何だってのは…

こちらを使用した結果はというと

⒈ミュウ🙆‍♀️先
⒉サーナイト🙅‍♀️後
⒊サーナイト🙅‍♀️後
⒋デカヌチャン🙆‍♀️先
⒌アルセギラティナ🙅‍♀️先

このデッキを使って初めて負け越しました。精神的にかなりやられてしまいましたね。。。。

1戦目:苦手としていたミュウスタート。ミカルゲの採用が無かったためアルセ手張りと雪道を置いてターン終了。お相手は相当事故っていたらしくVIPパスも打てなければカミツレもすることが出来ず止まったまま順当に殴って勝利。

2戦目:ザシアンを入れた構築だった為アロコンを準備すればこちらに部がありましたがボスで取られる。その後クレセでビッパを取られ空の封印石を装備したザシアンで前のアルセウスを食われて終了。お相手がただただ上手でした。完敗です。

3戦目:アイビースターやボスをロストシティと一緒に連打し、相手のラルトスキルリアを大量にロストに送ったものの準備していたアロコンがミラクルフォースによってロスト送り。お互い残りサイドは1枚。こちらはアルセバトル場で雪道ナンジャモでターンが帰って来れば勝ちでしたが相手が引いたカードはボウルタウンと博士。しっかりお守りも引いてアルセがしばかれて終了。正直崩れ落ちました。

4戦目:お相手カヌチャンが中々置けず準備遅れて順当に殴って勝利。サイド落ちがかなり酷かったそうです。

5戦目:お互いマリガンで手札公開。先攻を取れて安堵したもののこちらビッパスタートでそのままターンエンド。正直これが全てです…

敗因を考えるとしたらボール系統、キャプチャーアロマの枠を削って色々カードを詰め込んだためポケモンを置くことができなかったことが全てだと思います…ここら辺の調整は人によりますし迷いどころではありますね…

ですがここまでの軌跡で自分にとって納得のできるデッキは作れたと思います。

やはりこのデッキは最初の事故(手張り出来ない)が少なく、ボール+リーフィアを込みで考えるとアルセにエネが付きやすく、上振れればサイド2枚を先行しやすい、また環境的にロコンで詰ませ安いという分かりやすさもあって勝ちを狙いやすい。そして組む際も他のデッキと比べかなりリーズナブルに済むため初心者の方にもかなりオススメなデッキとなっております。

ここからは上記の反省点等を踏まえCL新潟が終わってからのアルセリーフィアロコンの構築や、基本的に最初に目指したい盤面を書かせて頂きたいと思っています。ここまで読んで下さり誠にありがとうございました。JCSに出られる方は全力を尽くし頑張ってください。


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