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漫画・『君と宇宙を歩くために』を読んで感じたこと

漫画は大好きですが、上京してから断捨離で単行本やコミックは売ったり実家に置いてもらったりしています。

友達からおすすめしてもらった漫画や映画がたまると、何ヶ月かに1度ネットカフェにこもって一気見(読み)するようになりました。

そんな中、先日読んだ漫画がとっても印象的だったので、ネタバレしすぎないよう気をつけて感想を書きます!

『君と宇宙を歩くために』著者:泥ノ田 犬彦

・あらすじ

勉強もバイトも続かないドロップアウトぎみなヤンキーの小林。ある日彼のクラスに変わり者の宇野が転校してくる。小林が先輩から怪しいバイトに誘われているところを宇野に助けられ、その出来事をきっかけに2人は仲良くなる。宇野のことを知れば知るほど彼の生き方に惹かれ、自分も変わろうと行動する小林だったが…。〝普通〟ができない正反対の2人がそれぞれ壁にぶつかりながらも楽しく生きるために奮闘する友情物語。

 引用:https://comic-days.com/episode/4856001361225662498

できないことを「できない」と伝える勇気

「勇気」という言葉が当てはまるかは悩みどころです。
私の場合は「今さらできないと言うのが恥ずかしい」という、自分よがりのプライドが魔を差すことがいまだにあります。

私のように、プライドを握りしめることや、できないことを指摘される恐れ、主張することへの恥ずかしさが勝ってしまったりと、理由はどうあれいくつになっても、「自分以外の人を頼れるのか。」という問題に直面することはあります。

本作の小林くんは、アルバイトをしていて周りの人が"普通"にできることができない、覚えられないことに苛立ちや戸惑いを見せています。
転校生の宇野くんとの出会いをきっかけに、仕事の手順をメモし周りへ質問することでできなかったことができるようになりました。

恥じらいや恐れを感じていることを受け入れて、それでも課題を乗り越えようと変化をする小林くんの姿にグッときました。(読んでいると色んな感情や記憶が駆けめぐりましたが、グッとくると集約しました。)

自分が一歩踏み出すことで、相手との人間関係がつくられる

物語の中心となっている小林くんと宇野くんの2人は正反対です。

周りにとっての"普通"ができずに学校やアルバイトといった日常への関心が薄れてしまった小林くん
"普通"ができないから、「こんなことが起きたらこうする」と些細なこともメモにして懸命に生活を送る宇野くん

あらすじに書かれているように、とある出来事がきっかけで、宇野くんに話しかけるようになった小林くんは、なぜ宇野くんがメモを持ち歩いているのか知ることになります。

宇野くんの想いを知ったことがきっかけで、先述の通り小林くんはアルバイトで直面していた課題を乗り越えていきます。

1話目を読んだだけで、共感する箇所ばかりですが1番感じたことは『現状「打破するのは自分自身の決断と変化だ』ということです。

私は学生時代、人と関わることはできるだけ避けたいなと思うことがほとんどでした。(そのくせチームスポーツの野球が大好きというひねくれっぷり)

そう思う心の内は、「たとえ話しも自分のことを理解してくれる人はすくないのでは?」という思い込みがあったなと振り返ってみて思います。
人といい関係を築きたい、もっと相手のことを知りたいと思っても行動に移していませんでした。

本作で小林くんが変化するきっかけは宇野くんでしたが、不安や恐れを感じながらも小林くんが一歩踏み出したからこそ状況を打開できたんだなと改めて感じました!

・・・

本も漫画も映画も好きで、頻繁に触れるようにしていますが感想を文章にするのは久しぶりです。

自分の体験ももう少しわかりやすく盛り込みたかったのですが、
また自分が触れたものの感想を書いて読んだ方の新しく気づきになったり自分も体験したいなと思うような表現を磨いていきます!


余白

漫画「君と宇宙を歩くために」はなんとなんと、今年(2024年)の漫画大賞を受賞しているみたいです!
2024年5月に第2巻発売と、連載開始間もないにも関わらずすごい、、

余談ですが、本作の時代背景は平成とのことで、登場人物たちが使っているのがガラケーだったり紙パックのジュースを飲んでたりとところどころ自分の高校時代を思い起こす場面があったのも共感ポイントでした!

1巻を読んで続きがとても楽しみですが、今回の感想のほとんどは1話目を読んで感じたことがほとんどです。(それぐらい私にとっては濃厚でした。)
コミックデイズだと1話目を無料で読めるのでご興味ある方はぜひ。
※もちろん案件でもなんでもありません。

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