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おかげさまでNo.は3周年を迎えました

東京・代々木上原にあるカフェバーとクリエイティブオフィスが融合するスペース「No.(ナンバー)」。

朝昼はカフェ、夜はカクテルバー、一日を通してシンプルで洗練されたフードを楽しんで頂けるこの場所は、飲食シーンの一線で活躍するプロフェッショナルたちと、様々な視点から広義でのデザインを探求する「301 inc.」のデザインチームによって構成されています。

このたびNo.は、2022年9月でグランドオープンから3周年を迎えることができました。3周年を記念し、9.10(土)、11(日)にはアニバーサリーイベントを開催。

2日間にわたって、共にこの空間を作りあげたスタッフや、尊敬する同業の仲間たち、そしてなにより、No.を愛してくださるお客さまの1人ひとりが交わり、私たちにとっても多幸感に包まれた時間となりました。

本記事では、 No. イベントマネージャー兼フォトグラファーの清水駿が、イベントの様子をレポートします。

イベント開催にあたって

今回のイベントでは、No.では「どんな人が働いているのか」、母体である301 inc.が「どんな仕事を行っているのか」を、いつもより一歩踏み込んで皆さまにお伝えすべく3つの企画を用意。

1. スタッフを描いたイラスト

現役スタッフ10名のイラストを紹介文とともに展示。人柄や佇まいをイラストを通して表現し、1人ひとりの個性を感じていただけるよう描きました。イラストをきっかけにスタッフと会話が始まり、後日お店を訪れてくれたお客さまも。作成は8月末までNo.でも勤務していたイラストレーターのKanan Niisato。

2. WORKSの展示

今まで301が手がけてきた仕事のいくつかをパネル形式で展示し、スタッフの口から直接お客さまへご紹介。また、通常オフィススペースとして利用している場所を一般開放し、No.と301の繋がりを直に感じていただけるようにレイアウトしました。

3. 周年仕様のメニューとポスターヴィジュアル

3周年仕様のメニューとポスターをデザイン。周年というお祝いの日を、リボンを使って表現しています。また、オープン当時のメニューもこの2日間のみ復刻。発酵バターサンドとサンデーローストを提供しました。

緊張感と興奮が交わりながら、各スタッフが当日を迎えます。

Day 1/ 「NOMURA SHOTEN」の野村空人、「Raw Sugar Roast」 の小田政志がシフトイン

1日目は、蔵前のタチノミ・リカーショップ「NOMURA SHOTEN」のオーナー・野村空人、経堂の焙煎所兼カフェ「Raw Sugar Roast」のオーナー・小田政志がシフトイン。

野村空人(のむら そらん)
1984年、東京都生まれ。21歳で単身渡英、約7年間ロンドンのバーでバーテンダーとして活躍したのち帰国。Fuglen Tokyoにてバーテンダーとして数々の賞を受賞、2017年に独立しバー・ドリンクのコンサルティング会社ABV+を立ち上げた。その後、海外スピリッツのブランドアンバサダーや、日本橋・兜町ホテルK5のバープロデュース、国産スピリッツ、ボトルドカクテルなど様々なプロダクトのプロデュース手がけ、今年の5月に蔵前・三筋にて次世代の酒屋・タチノミ「NOMURA SHOTEN」オープンさせる。

小田政志(おだ まさし)
オーストラリア、イギリスのコーヒーロースターで、焙煎やクオリティーコン トロール等を行う生産部門で勤務。イングランド南部やロンドンの卸先のコーヒートレーニング、レシピ作成など、さまざまな店舗の立ち上げを行う。ヨーロッパ最大規模であるロンドンコーヒーフェスティバル等、イベントにもバリスタとして参加。帰国後はコーヒーコンサルタントチーム「Swim」として東京・羽田に焙煎所を構え、東京を中心にコーヒーショップとコラボレーションしながら、ゲストバリスタとして活動。2022年4月、経堂に旗艦店となる焙煎所兼カフェ「Raw Sugar Roast」をオープン。2022年11月には自由が丘にて直営店である「amber」をオープン予定。

小田はカフェタイムを、野村はバータイムを担当。2人はNo.の立ち上げスタッフでもあります。No.がオープンした当時から通ってくれていたお客さまにとっては、感慨もひとしおだったのではないでしょうか。

小田の淹れるフラットホワイトは格別です。ぜひこの味は経堂の「Raw Sugar Roast」にて
間近に小田の所作を見れることもあり、カウンターはお客さまで賑わいます
賑わいを見せつつも、カウンター越しに言葉を交わすいつもの日常も
301のオフィススペースから。室内窓を開けていると、日常とはまた異なった画が見えます
WORKSを見てくださる方も多く、スタッフにとっても改めて自分たちがやってきたことを再確認する貴重な機会になりました

バータイムからは野村が登場。普段は東京の東側・蔵前周辺でカクテルを楽しんでいるという方がこのイベントを目がけお越しいただいたりと、改めて “野村空人” という個の強さを感じました。

カフェタイムとバータイムが切り替わる1時間は、小田と野村がどちらもカウンターに立ちます
バータイムに入ってからすぐカクテルの注文が殺到
会話の断片に、シェイクする音が響きます
夜にかけて盛り上がりも最高潮に
近況報告や思い出話に華が咲きます

かくして1日目は終了。いつもの人も、久しぶりの人も。多くの人で賑わった夜を終え、明日は誰が来てくれるのだろうと楽しみに帰路へとつきます。

Day 2/クラフトジンブランド「HOLON」の堀江麗がゲストとして登場

2日目は、301がブランディングを担当するクラフトジンブランド「HOLON」のプロデューサーである堀江麗が、バータイムにゲストとして登場。

堀江麗(ほりえ れい)
東京都出身。Google Japanに数年間勤務の後、クラフトジン「HOLON」をプロデュース。そのほか「東京リバーサイド蒸溜所」の製造監修をはじめ、様々な食領域の開発コンサルを行う。

カフェタイムは常連さんや、イベントをきっかけに初めてお越しいただいた新規のお客さまも。

コーヒーに、ワインに。良い景色です
スタッフ菱木(ひしき)も楽しくて思わずピース
2日目は昼からお酒を楽しまれる方が多かった印象
カウンターはお酒でわいわいと、テーブルはコーヒーでゆったりと
それぞれが自由に使う様子が、No.らしいシーンでした

バータイムからは堀江が登場。この日、この時間だけのHOLON×No.限定カクテルを求めて、2日目の夜も多くの方で賑わいます。

間接照明に照らされるポスターと、人で賑わうカウンター。いつもよりなんだか煌びやかに見えるような
スタッフ荻島(おぎしま)も、カクテルメイキングに精が出ます
2日連続でお越しいただいた方も。ありがとうございます!
スタッフ荻原(おぎわら:左)と、HOLONプロデューサー堀江(右)

4年目も、新しい日常を。

イベント前、中、後、それぞれのタイミングでお祝いの言葉をいただき、スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。この場をお借りし、あらためて感謝申し上げます。

「新しい日常をデザインする」

これは、No.のコンセプトです。

誰かの日常に、そっと寄り添う存在に。人と人が出会い、新たな発見が生まれる場に。そう思いこれまでこの場を創ってきました。そして4年目も、この想いは変わりません。

No.という場から、これからも私たちの想いを伝え続けます。4年目の私たちを、どうぞよろしくお願いします。

それでは、またお店でお会いしましょう。よい1日を。

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