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なぜ彼らは『推し』になったのか

東洋経済オンラインにて、興味深い記事が公開されている。

インタビューを受けているのは、怪奇ユニット『都市ボーイズ』のメンバー、はやせやすひろさん。
私にとっての”推し”のひとりである。

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2019年は精神面で一際キツい時期だった。
そんな折、息抜きで観ていたYouTubeのオススメに上がるようになったのが、都市ボーイズチャンネルだった。
男性ふたりが並んで座りオカルトや都市伝説を披露する、という動画になぜか惹かれた。
その理由はふたりの話術にあったのだと思う。
それもそのはずで、彼らの本業は『放送作家』なのだ。
興味深い話を組み立てるプロだ。
オカルト(心霊)や都市伝説などで活動するYouTuberが多い中、彼らの話は私の好奇心を簡単にくすぐる。
そこからは、加速度的に彼らが『推し』になるのはあっという間だった。

『YouTuberだから』という訳ではないが、ある意味で彼らが『手の届く存在』であるのも大きい。
好きなバンドや声優さんなどはいるが、その存在に触れられる確率は非常に低い。
特に私の心の拠り所である推しバンドは、ライブは行けてこそ直接メンバーと対話するなんてことはかなり難しい。
しかし、都市ボーイズのふたりとはイベント終了後などにサインに応じて頂けたりプレゼントを渡せたりと、直に交流できるチャンスはゼロではない。
初めてイベント終わりでサインをいただいた時は、緊張で手も足も声も震えた。

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精神面で悩みを抱えているいま、気分の浮き沈みは当然あるし、その振れ幅も大きい。
穏やかに過ごせる日もあれば、急に気分が落ち込んで布団から出られなくなる時もある。
そんな時でも、都市ボーイズの動画を観るのは欠かさない。
私にとっては『心の栄養補給剤』だからだ。
岸本さんがプレゼンする横で、はやせさんがちょっとボケる。
それに対して岸本さんが笑うと、はやせさんも嬉しそうに笑う。
ふたりに釣られて自分の口角も少し上がる。
不思議と、口角が上がれば気分も浮上してくる。
感情のメモリがひとつプラスに動くだけで、生きていることを実感できた。

無気力に生活していた頃は、正直、自分を蔑ろにしていた部分もある。
『自分なんか生きていても意味がない』とか、『仕事が嫌なら辞めることができるのに、どうして生きるのを止めるのはダメなのか』など、様々なことを考えた。
それが、都市ボーイズを知ることで”生きる意味”を見出し、『今日の動画はどんな内容だろう?』、『次はいつイベントで会えるだろう?』と、ワクワクしている自分に気付く。
笑ってしまうくらい簡単に、”生”にしがみ付いてしまう。
そんな風に感情を揺さぶってくれる彼らだからこそ、応援したいと心底思う。

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人それぞれに『推し』という存在がいて、それらに助けられていると実感する瞬間は多いと思う。
もしまだ『推し』という存在がいなくて探しているのなら、ぜひ都市ボーイズのふたりを推薦させてほしい。
好奇心旺盛で『好きなこと』を発信し続けている彼らの魅力は、底を尽きることはないと思うからだ。
長々と書き連ねているが、最終的に何を言いたいのかというと、

『2月から都市ボーイズチャンネルのメンバーシップが開始されるよ!』

というただのお知らせだったりする。
日付はまだ未定だが、2月から始まるメンバーシップにいまからワクワクが止まらない。


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