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“Wabi-Sabi” 茶筅 茶杓 DIY

「日本の『わび・さび』の美学」続編.2
米大学教授が解説する「日本の『わび・さび』の美学」
5min2024.5.7 COURIERjp Text by Paul S. Atkins
「わび・さび」はいまや海外でも“Wabi-Sabi”として知られているが、この日本独特の概念を定義するのは日本人でも難しいだろう。ワシントン大学で日本語や日本文学を教えるポール・アトキンス教授が、「わび・さび」が日本国外に広まった経緯の講義とその理由を述べた。部分転載

このテーマ、近年になく好評だったので、今朝も「わびさび茶」で迫ることにした。海外名詞の“Wabi-Sabi”というのがよく合いそうなので、これを使うことにした。

このところ有料サブスク動画u-nextを観る機会が多いので、それと併せて、noteを書く、というのは何が目的か、を備忘/メモしてみようと思う。

動画配信は、国内外の「映画」「テレビ」を観ることができるが、最新モノ以外だったら無料。古い白黒の黒澤映画だったら、無料で観られる。

それで思うのは、映画を観るのも小説の類を読むのも、一定のレベル以上のものがないと、満足しないという読者の欲求度合いがある。当然、自分の書いたnote文であっても、その域に到達してないとPVも上がらない。
であっても、それによって報酬が得られることはない(方法はいろいろあるが)というジレンマは、今でも払拭されないが、「どうしたもんかな」、というわだかまりは皆さんだって同じだろう(運営者側の方法論ですべて采配される)。

さいわいなことに、旧Twitter140字制限から1万字有料にしてから実質PVが上がったような気がするが、損得勘定からしたら、儲けはないので、相変わらず「武士の食わねど貧困つま楊枝」状態は、消えていない。

ということで、今日は“Wabi-Sabi”に至るには何が必要なのか、その小道具類について解説してみたい。

その小道具で最も大切なが茶筅、と茶杓で、この二つがあれば、茶道家師範になったような気分になれる。
同様に音楽楽器のピアノも同じ効果があったようで「一家に一台床の間ピアノ」は、世の中産階級必携家財道具だったが、物置、飾り棚、神仏置台にもならなかった黒色楽器は、売るに売れないという家庭の厄介もの扱いとして君臨した。
その点茶筅、茶杓は、コケシの隣棚スペースでも間に合うので、永年の場所は確保されているが、それを使ったという痕跡は、多分、どこの家でもないと勝手に思うが異論があったら教えて頂きたい。

“Wabi-Sabi” 茶筅 茶杓 DIY


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伝統工芸品『茶筅(ちゃせん)』について

今日は抹茶を点てる時に必要な『茶筅(ちゃせん)』についてご紹介いたします。

⁡葉づきにて取扱している茶筅は日本の伝統的工芸品でもある、奈良県の高山地方で作られているものです。

⁡下記写真・動画は実際に茶筅作りを見学させて頂いた時の様子です。

http://hazuki-tea.com/wp-content/uploads/2023/02/92782E77-FB06-4BE7-AA28-C2C96755C53E2022-02-18_12-20-51_000-2.mp4

高山地方での茶筅作りはおよそ500年の歴史があり、この地域では「竹」の「全て」を上手に使うという意味で「茶筌(ちゃせん)」と表記されています。

茶筅は原料となる「淡竹(はちく)」を使い、割る・削る・紐で編むといった作業をひとつひとつ丁寧に行い約2時間かけて茶筅が完成します。


特に一番難しい工程は茶筅の先端を均一に薄くするところで、高度な職人技が必要です。一方、輸入品は「真竹」がよく使われており、淡竹と比べると、しなりが弱く、折れやすいと言われています。

⁡実際に使い比べてみると分かるのですが、高山の茶筅は、持ちやすく、しなりが良いため点てやすく、しかも長く使用できます。
改めて職人の技が詰まった品であることを感じます。

⁡店頭でお客様から「抹茶を点てる時に茶筅は必要ですか?」と聞かれることがありますが、石臼で挽いた抹茶には茶筅が必要です。当店の抹茶は石臼で挽いた抹茶ですので、茶筅が必要です。マドラー等では均一に混ざりませんのでご注意ください。⁡製菓用など安価な抹茶は石臼ではなく機械で粉砕している為、粒子が粗く茶筅がなくてもある程度均一に混ぜることができます。※但し、粒子が粗いため、ざらっとした舌触りは残ります。

茶筅を使う上での注意点も記載しておきますので、どうぞ参考にしてみてください。

⁡▼茶筅を取扱上での注意点▼

・新しい茶筅を使い始める時は、お椀等に熱湯を注ぎ20分程度浸してからお使いください。

・茶筅は竹です。竹は湯に浸す(水に濡らす)ことで折れにくくなります。また、穂先のカールがのび、抹茶を点てやすくなります。

・乾燥した状態で茶せんを使用すると穂先が折れやすいのでご注意下さい。

・使った後は、食洗機や洗剤は使わず、きれいに水で洗って乾燥した上で保管して下さい。

・茶筅がきちんと乾燥出来ていない状態で密閉保管するとカビが発生することがあります。しっかりと乾燥させてください。

https://hazuki-tea.com/2023/02/06/chasen/


茶杓の作り方/京銘竹 三木竹材店

https://youtu.be/n9OdyPOjhGc?t=30




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■意外や、意外、「茶筅と茶杓」DIY がPV10獲得しました。ということは、ことのほか愛好者がこの日本に多数存在するということです。

私においては「茶道」とは全く門外漢で、作法も知りませんが、知人がやっておりますので、この機会に是非参画しようと思います。

追伸、茶杓を作ってみました。完成してませんが、今月末にはでは出来そうです。欲しいという方がおりましたら一報ください(無料)。なお、小道具類は、なかなか変えにくい、という愛着がありますので、なんとも云えない愛蔵品です。ですから、手にした感覚を大事に作りました。





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