見出し画像

村上隆個展 京セラ美術館

村上隆の国内8年ぶりの個展。京都市京セラ美術館で来年開催

 村上隆の国内では8年ぶりの個展が、京都市京セラ美術館で来年開催されることがわかった。会期は2024年2月3日~6月30日。美術手帳

 日本を代表する現代美術家として世界的な知名度を誇る村上隆。その国内では8年ぶりの個展が、京都市京セラ美術館で来年開催される。会期は2024年2月3日~6月30日。

 村上隆は1962年東京都生まれ。アーティスト、キュレーター、コレクター、映画監督、有限会社カイカイキキ創業者といった様々な顔を持つ。93年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士論文は『美術における「意味の無意味の意味」をめぐって』で、同大日本画科初の博士号取得者となった。
 日本美術の平面性とアニメーションなどの現代文化を接続させた「スーパーフラット」セオリーの提唱者であり、日本を代表する現代美術家として国際的なアートシーンでも高い評価を得てきた。

 本展は2023年度に同館が開館90周年を迎えることを記念したもの。東日本大震災の記憶も新しい2015年に開催された「村上隆の五百羅漢図展」(森美術館)では、全長100メートルに及ぶ大作《五百羅漢図》を公開したが、本展はそれ以来8年ぶりの国内個展となる。本展のために京都とその歴史を参照した新作も構想しているという村上。東京以外では初となる個展として、期待が高まる。

Information

京都市美術館開館90周年記念展
「村上隆(仮称)」
会期:2024年2月3日~6月30日
会場:京都市京セラ美術館 東山キューブ
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124

村上隆の国内8年ぶりとなる個展「村上隆 もののけ 京都」
京都市京セラ美術館にて、2024年2月3日から会期を延長して開催決定

《かわいい夏休み(黄金の王国の夏休み)》(2018)や「光琳」シリーズ(2015)など、日本美術に想を得た作品の本展特別バージョンも公開予定 

「村上隆もののけ京都」は、今年度開館90周年を迎える京都市京セラ美術館(旧称:京都市美術館)で、2024年2月3日から9月1日まで開催される。国内で約8年ぶり、東京以外で初めての大規模個展となる。当初の予定よりも会期は3ヶ月延長することに決定した。

東京都生まれの村上隆(1962-)は、2001年、自身が代表を務める有限会社カイカイキキを設立。伝統的日本美術とアニメ・マンガの平面性を接続し、日本社会の在り様にも言及した現代視覚文化の概念「スーパーフラット」を提唱している。

江戸時代に絵師たちが活躍した京都に深い関心を持ち、インスピレーションを得てきた村上隆。高い評価を受ける村上の作品は、世界各地の美術館でコレクションされており、『アートレビュー』誌の「Power 100(アート界で最も影響力のある100人)」には10年連続で選出されている。

本展に際して現在、《かわいい夏休み(黄金の王国の夏休み)》(2008)や、「光琳」シリーズ(2015)など日本美術に想を得た作品の本展特別バージョンを制作中であるほか、京都とその歴史を参照した数々の新作が構想されている。美しい伝統と都市の活気とが交差する京都を舞台に初公開される。村上のどんな新境地を見られるのか、楽しみに待ちたい。


画 村上隆 カイカイキキとDOBとPOMが死の山に立っている フラワー ドラえもん | www.assistport.co.jp


カイカイキキとDOBとPOM

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?