完全にバイク乗りの映画だったシン・仮面ライダー
仮面ライダーと言ったらバイク。
バイク乗りは大抵仮面ライダーが好きだ。
仮面ライダーが車を運転しているシーンなんてここでは皆無である。
それにしても赤いマフラーを靡かせてバイクを走るシーンは大人になった今観てもカッコいいものだ。
今日みた映画シン・仮面ライダーの劇中でバイク乗りが目を付けておくシーンを見逃さないようにピックアップして整理してみよう。
・冒頭の主人公が仮面ライダーに選ばれるシーン。
「これと行った趣味はバイクだけ」なのねと浜辺美波ちゃんに言われる→ほんとにバイクしかなくて笑える。
・浜辺美波ちゃんがマフラーを巻くシーン。
「これであなたもライダーよ。」そう言いながら赤いマフラーを首に巻いてくれる。→まるでオリンピックで金メダルをとったかのように顔を近づけて首に結えてくれる。最高なシーン。
・屋外の見晴らしの良い場所でバーナーを使いながらご飯を作るシーン。主人公が美波ちゃんに言われる。「よくこうやって料理するの?」
「バイクでよく野営してるから」と主人公が答える。慣れた手つきで美波ちゃんにキャンプ飯をご馳走する主人公のソロキャンオーラがまたバイク乗りにはキュンとする。
・映画所々でのタンデム走行シーン
・中盤あたりに美波ちゃんが昔を思い出し、「私の父親もライダーだったの。父親の背中を感じながらタンデムするのは風を感じてとてもきもちよかった。」と語るシーン。
おお。美波ちゃんもバイク好きなんだぁ。と嬉しく確認できるシーン。
・映画のシメ。最後の長ーい橋を走るシーン。マフラーをなびかせながら。彼が言う
「あぁ気持ちいい。もうちょっとアクセル回して頂戴と頼まれる」「まかせとけ」と、どこまでも続く橋をバイクで駆けるシーン。
・仮面ライダーの移動は必ずバイク、そこがいい。
・美波ちゃんがタンデムするシーン。茶色のレザーコートがバイクの後姿とシンクロしてかっこよかった。浜辺美波のレザーコート、主人公のトレンチコート。
実はバイク好きだった庵野秀明。
劇中どこにでもバイクがあり2人の側を離れないペットのように寄り添う。
敵のアジト、メインの戦いのシーンでもバイクが両脇に飾ってある。ふたりの戦いをしっかり見届けるかのように。できれば最後にそのバイクに乗って帰って欲しかったなぁ。
富士山の前でバイク二台が対峙するシーン。
ひとりが言う。、
「バイクは孤独を楽しめるから好きだ」
その台詞刺さったなぁ。。
バイクヘルメットがかっこいい。
森山未來の演技、雰囲気、長い髪、演技も仕草もいい。久々にみたらイケてる。演技も上手になった。
そして名セリフ「ヘン‥シ・ン」とゆっくり渋く喋るのがまたイイ。
いつも常にバイクがそばにいる。いつもバイクはあなたを見ている。カギを回せば応えてくれる。
テーマは継承 生きていく寂しさ 悲劇からのJUMP!
最後に”辛さ”に一本線を足すと”幸せ”になるという言霊。を美波ちゃんは言う。その一本線とは‥人それぞれ。だが僕の場合はその一本の線はバイクかな。
コートを着て赤いマフラーをしてバイクにそれらを靡かせて走る。映画の幕が降りてもずっと目に焼き付き心が踊った。
帰り道、家までの時間も余韻に浸っていい気分だった。あぁバイクに乗りたい。
その他‥
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?