宝塚ステージスタジオ体験談

なぜかハマる前から宝塚大劇場の中にある写真スタジオで舞台メイクしてドレス(レプリカ)着て写真撮れることを知ってた。年内で関西を離れてしまうので記念に行ったみた。東京にもあるみたいだけどめっちゃ高い…基本コースで3万超えてたかも。ムラのステージスタジオは基本コースが17,000円くらいなのにこの差は???
今はコロナもあって、予約の枠が少ないのか私が申し込んたときは予約枠が残り1人だった。とりあえず衣装1着A5の全身写真1枚の1番安いコースで。ネットの予約の場合はネットの申込フォームに入力した後ステージスタジオから予約受付完了メールから届かないと予約したことにならないので注意。後日電話もかかってきて予約内容確認。決まってなくてもいいけどそこで男役にするか娘役にするか聞かれる。

持ち物はタオルと普段メイク用の化粧品(基礎化粧品も)。クレンジングと洗顔料はスタジオにあるからなくてもOK。行きはすっぴんか薄化粧で。受付で衣装と背景、カツラ、小道具を選ぶ。小道具は持たなくてもOK。私が選んだのは「エリザベート」のシシィの戴冠式のドレス。カツラは2パターンあって、すっきり見える全カツラにした。見えないけど後ろのリボンがかわいい。受付の壁に飾ってある写真がめっちゃ参考になる。ホームページにも載せてほしい。ロッカーに荷物を置いて財布とかスマホとか貴重品をメッシュの手提げに入れて上下分かれてる専用の肌着に着替える。冬だからちょっと寒かった…。着替えたら備え付けのクレンジングシートで化粧を落としてメイクスタート。

メイクの手順と使ってる物はしょうこおねえさんとかOGさんがYouTubeで紹介してるのとあんまり変わらない。現役ジェンヌさんは自分に合う色をお芝居の役、ショーの雰囲気とかの合わせて選んで買ってるのかな。アイメイクの手順は少し違ったかも。娘役のメイクはピンクが超強い。めっちゃピンク。ファンデーションはバレエで使ったのと似た色だったけど鼻立てまでピンクでびっくり笑。バレエのときは普通のメイクと同じ感じの色で鼻立てやったと思う。薄い茶色とか。鼻以外にも頬と生え際にもピンクでシェーディング。ここで1回粉叩くんだけどそれがめっちゃいい香りでどこのパウダーか聞きたかった。次はファンデーション。ファンデーションを水で溶かして刷毛で塗る。水化粧って言って、結婚式の和装とか舞妓さんの化粧で使う方法らしい。ササッと刷毛でファンデーションを塗ってもう1回パウダーするとやばいピンクが少し自然になる。ただ、首と顔の色が違いすぎてやばい。ここからアイメイクなんだけど私はジェンヌさんのようにある程度左右対称なパーツ配置ではなくて誰が見てもわかるレベルで目の形と眉の形が違うからメイクさんがアイメイクに苦戦してて申し訳なくなった笑。アイラインはよくあるペンみたいなのじゃなくてマニキュアみたいなタイプ。ルボタンっていうらしい。アイラインは結構太め。一重の人はアイラインだけだと目が小さく見えるかも。アイライン乾かす間にダブルラインと目のくぼみを描く。ダブルラインは紫、目のくぼみは鼻立てと同じピンク。眉は明るい茶色でアタリを取って、自眉に沿って描くけど要らない部分はコンシーラーで消しながら焦げ茶と黒に近い焦げ茶で描く。つけまつげはアイラインの上っていうか生えてるまつ毛の生え際につけない。メイクさんが左のつけまつげに苦戦してて何回かやり直してた。つけまつげのあとはアイラインを描き足して目を大きくする。目の下にアイライン引くのはバレエも同じだけど全然違う。目を縦にも横にも大きくする。バレエは上まつ毛をアイライナーで少し描くけど宝塚のメイクは下まつ毛を描く。つけまつげとアイラインの隙間とかつけまのりをアイライナーで埋める。つけまつげつけると小さく見える目も大きく見える。あとは目のくぼみとダブルラインをぼかして鼻立てと眉を馴染ませてアイメイクは完成。口紅は赤っぽいピンクっぽい色。口角上げて笑って見えるように塗る。上の唇はハートの形になるように輪郭を描く。口紅塗る前に水飲ませてくれてありがたい。


メイクが終わると広い部屋に移動してそこで衣装を着せてもらってカツラとかをつける。ドレスは上下分かれてて、床にスカートが広げて置いてあってそこに入ると係のお姉さんがスカートを持ち上げて腰で留めてくれる。上は袖に腕を入れて背中で留める。あとは手袋着けてその上からブレスレット、大きいネックレスとイヤリングを着けてもらう。カツラはティアラとヴェールが別になってて、カツラ→ティアラ→ヴェールの順に着ける。スカートの中に椅子があったらしいけどなんか全然わかんなかった笑。メイクだけだと変に見えるけど衣装着てカツラ着けるとすっごい馴染んでてすごいなと思った。戴冠式のドレスはそこまで重くなかった。ネットで感想検索するとみんな「ドレス重い」って書いてるから動くのもしんどいくらい重いのかと思ってたけど多分そのまま係のお姉さんがスカート持たなくてもスタスタ歩けるくらいには軽かったな。

撮影は係のお姉さん4~5人くらいでポーズとか手の位置とか小道具の扇子の持ち方とか顔の角度、目線をきっちり作ってくれる。撮ってる間変なところに力入れてて撮影終わったら脛がめっちゃ痛くなってた。写真撮るたびにお姉さんたちが褒めてくれる。ほんと。表情とか変えながら何枚か写真撮るけどなんか撮った枚数はものすごい数のような気がする。ものすごい数の撮った写真からお姉さんたちが5枚選んでくれてその中から自分で1枚選ぶ。タブレットだからアップにもできるんだけど普段からコーヒー紅茶ばっかり飲んでるから歯がなんか黄ばんでてそこだけリアルにシシィだった。私が顔で誇れるところはまつ毛が長いのと歯並びいいくらいしかないけどシシィ本人は歯並び悪かったらしい…

撮影後は着替えてメイク落とすだけ。メイクだけの写真を撮ったあと係のお姉さんがつけまを外してくれてあとは自分でメイク落として顔洗う。アイメイク落としたときの衝撃度がやばい。めっちゃ目が小さく感じる。メイクの過程とかどんな感じに描いてるとかを踏まえて朝美さんの舞台写真とそれ以外の写真を見比べると最初から目が大きい朝美さんでもかなり描いてることがわかる。めっちゃ面白い。お金は帰る時に受付で払う。現金か友の会のカード提示で割引してもらえる。私は初回なのでポイントカードを作ってもらった。撮った写真を使って作ってくれて、カードのスタンプが埋まると衣装1着タダ!また行っちゃおうかな…あと、パーソナルカラーとか骨格タイプとか気にしてドレス選んだけど娘役さんの輪っかのドレスに関しては骨格タイプ気にしなくて大丈夫だと思う!パーソナルカラーも地肌の色を消す勢いで厚い化粧だからドレスも着たいの着よう!ところで、エリザベートは再演されまくってて、それぞれドレスのデザインが違うらしくて、ステージスタジオにある戴冠式のドレスは2014年花組エリザのレプリカらしい。肖像画だと肩のところに大きい白いリボンついてて、紺色の部分は上半身だけでスカートは白地にキラキラした刺繍。でも宝塚の衣装みたいにスカートにも紺色あるほうがバランス良くて好き。
今回の写真がいい感じだったら朝美さんと合成ツーショット作るのやりたい(チャレンジャー)。行く前にネットで感想色々見てたら月組でエリザやったときに美弥るりかさんのファンの方がシシィのドレス着て撮った写真とフランツ役の美弥さんのスチール写真の合成ツーショットで夫婦記念撮影みたいなのやっててすごいなと思った笑。ステージスタジオってこれから衣装増えたりしないのかな?個人的には「神々の土地」とか「アナスタシア」のロシアの宮廷で着るドレスが着てみたい。


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