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【ドイツで職業訓練】 就職する手段の一つAusbildungをはじめる前に必要なこと

当時の彼氏、もとい現旦那がドイツ人だったから私は渡独した。
はじめは日本食レストランでバイトしていた。仕事場の雰囲気は良かったけど、将来の不安からドイツで就活することを決意。

旦那に相談したら「ドイツで就職したいなら大学に行くか、Ausbildungをするしかない」と言われた。(他にも方法はあるんだろうけど⋯)
大学とか、ドイツ語レベルあげないとムリじゃん、と消去法でラクっぽそうな後者を選択した。


Ausbildungが何かと説明すると、ドイツでは一般的な職業訓練制度。職場で働きながらノウハウを学び、専門の学校にも通って知識を得るdual Systemを採用している。
Ausbildung期間中は見習いポジションのため給料は安い。しかし修了後はプロと認められドイツでの就職に有利に働く。

さて、今回は私の経験にのっとったそんなAusbildungのはじめ方について書いていく。

非EU圏国籍を持つ人間が必要なもの

①ビザ
私は配偶者ビザのおかげで問題なかったけど、単身者の場合、どうなんだろう⋯。調べたら雇ってくれる仕事先を見つけるまでの間、最長6か月有効なAusbildung就活ビザというのが存在するみたい。もちろん色々条件がある模様。

②充分なドイツ語レベル
証明書が必要。私はGoetheやTelcといった試験は受けておらず、語学学校が発行した「この人は私たちの学校でこのレベルのクラスまで行きましたよ」の書類だけでいけた。
あとドイツのサイトを複数見るとB1あれば始められると書いてあるけど、経験上、B2はあった方が良い。職業訓練学校で授業についていけず、ツラい思いをするハメになる。

③高校時代の成績表
これが一番手間だった。
高卒である私の場合、HauptschulabschlussやRealschulabschlussの学業をクリア出来た程のレベル、大雑把に言えば日本の高校を卒業出来た程の学力を示すため成績表が必須だった。それを認定翻訳士に独訳してもらい、ドイツの公的機関でお墨付きをもらう必要があった。

これらが整って、やっと希望のAusbildung先に履歴書を送る段階に立つ。
ただし大切なのが、Ausbildungの受け入れ時期は年2回だと言うこと。(私の職種の場合)
いつでも始められる訳ではないので、企業に履歴書を送っても「今期の受け入れは終わったよ」となる可能性もあるので注意。

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