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海外で働きながら子育てもしてる訳だけど感性が死んだ件

今この記事をスタバで思いのまま書いている。
旦那から仕事終わりにプチひとり時間をもらって久しぶりに自由の身になった。
日本から取り寄せた本をじっくり読もうと心を弾ませながら家から持ってきたが、いざその時になったら『今日読めたところでどうせ読み切れない。今後続きを読める余裕もない』となって結局今のところ一度もバッグから出していない。

①どうせ思考

本のこともしかり子どもが産まれてから『どうせ〜』という考えがよく出てくるようになった。
以前は雑貨屋巡りが好きだった。しかし今では雑貨屋に行って好みのインテリアを見つけても『おもちゃが色々散らかった部屋で、オシャレなものを買ったところでどうせ意味がない』と、ここ数年ワクワクしながら立ち寄ることはなくなった。
気になるコンサート情報を手に入れる。ここでもどうせ思考が発生する。『どうせ20時からでしょ?そんな時間に改めて出かける体力なんてない』と自己完結で終わるようになった。こんな感じで数年過ごしてる内に今では私はどんな曲が好きだったのかおぼろげだ。

②体力/気力がない

ガッツリ正社員で週5働いてる。アラフォーに労働&子育てはキツい。
常に疲れているので体力をなるべく浪費したくないと、家と職場の往復しかしてない。普段と違う行動を起こすのが非常に億劫になっていった。
なんの新発見もない単調なライフスタイルの出来上がり。

③好きなものに集中できる時間がない

私の1日のスケジュールをザックリ書くと以下のようになる。

5:30 息子に起こされて起床
6:30 出勤
7:30-16:00 仕事
17:00 帰宅
19:30 息子の寝かしつけ
20:30 息子就寝とともに私寝落ち(気絶)


私の限られた時間は17:00から19:30の2時間半。その間にシャワーも浴びるし夕食の時間もある。
仕事から解放されたし家で好きな映画でも見よう、本を読もうなんてまったりできない。
小さな子どもがそばにいながら好きなことに集中できる環境はない。今家に帰って出来ることと言ったらボーッと思慮浅く見れるXのTLを追うことしかしていない。

④ここは外国

基本として私の生活には情報が入りにくい。
なぜならすべてのドイツ語情報が理解できる訳ではないから。例えるなら曇ったメガネを日常的にかけているような感じだ。
日本にいた時みたいにクリアに今は何が流行っていて、何のイベントが行われて、どこで新施設がオープンして、今こういう話題のスポットがあると情報は入ってこない。
何か自分の心をワクワクさせるような情報を受信するアンテナは明らかに鈍化した。



最近私は私のことが分からない。

何が好きだったんだっけ?

どういうことに興味があった?

何をしている時が楽しい?

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