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思考力の向上が語学力向上の鍵

渡豪した最初は語学学校に通っていた。
そこでは語学力を伸ばす工程の一環に、ディスカッションも行われた。
今でも覚えているテーマは環境問題とストリートアートについて(迷惑行為かはたまたアートか)。

私の頭に浮かんだ意見は「知らない」「興味ない」「どうでもいい」⋯⋯⋯。ここで私の人生普段から空っぽに生きてきたんだなと痛感した。

さすがにそんなの発表出来ないよな、と自分なりの考えがなく焦りを感じていく中、さらに追い打ちをかけるように他の生徒たちは次々と自分の意見をハッキリと述べていく。その雰囲気に呑み込まれた。(私も何か言わなくちゃ⋯!でもなにを⋯⋯っ?)と一人ダラダラと冷や汗を流した。

英語で伝える、ではなく、自分のしっかりとした考えを伝えることの方の難しさに直面し、強く感じるプレッシャー。

自分の発言の軸となるものがないなら言葉で伝えたいこともない⋯⋯。
じゃあ語学力も伸びる訳がない。


当時はふにゃふにゃな思考力にいっぱいいっぱいになってしまったけど、今になって思えば自分の意見がなくても、関連する情報を提供する事で場を凌ぐ事が出来たな。

上記のテーマでいえば例えば、プラスチック削減のため日本ではレジ袋が有料化された事や、ストリートアートは迎合されていないが、数年前にバンクシーの絵が話題になった事などを挙げて。

情報の提供で乗り切ってその後、時間のある時にそのテーマについて自分なりに考えたり、ネットで共感できる意見を見つけたりする事で、思考力を徐々に向上させる。
語学力を上げたいなら自分の意見がないと苦しくなるぞ、と感じた出来事。

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