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海外で働きながら子育てもしてる訳だけど感性が死んだ件

海外で働きながら子育てもしてる訳だけど感性が死んだ件

今この記事をスタバで思いのまま書いている。
旦那から仕事終わりにプチひとり時間をもらって久しぶりに自由の身になった。
日本から取り寄せた本をじっくり読もうと心を弾ませながら家から持ってきたが、いざその時になったら『今日読めたところでどうせ読み切れない。今後続きを読める余裕もない』となって結局今のところ一度もバッグから出していない。

①どうせ思考

本のこともしかり子どもが産まれてから『どうせ〜』

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日本人が海外在住の日本人に対して勘違いしていること

日本人が海外在住の日本人に対して勘違いしていること

海外で暮らした経験がない日本人が持つ価値観の一つに“その土地に長く住んでいる=現地の言葉ペラペラ”という思い込みがある。

これは、現地に長年身を置くことで言語も自然に身につくものだろうという思考回路から来ていると思うんだけど、実際にはそう単純ではない。

実体験込みで言えば、環境の影響よりも結局はどれだけ現地語に向き合えているのかが大きい。言語習得には様々な要因が絡み合うので、一概に在住期間だけ

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アカデミー賞授賞式で露呈したアジア人差別に対して海外在住の私が思うこと

アカデミー賞授賞式で露呈したアジア人差別に対して海外在住の私が思うこと

3月11日アメリカで映画業界最高の栄誉といわれるアカデミー賞の授賞式が行われた。
会場には世界的に名だたる役者、監督など映画関係者が集結。各部門の受賞者へのトロフィー授与、受賞者からのスピーチが行われる中、助演男優賞受賞者発表の際に事件は起こった。

前年度受賞者である中国系ベトナム人キー・ホイ・クァンから今年の受賞者としてロバート・ダウニー・Jr.(以下RDJ)の名前が読み上げられ、RDJは壇上

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Marteniza:ブルガリアの歴史を結びつづける赤と白の糸

Marteniza:ブルガリアの歴史を結びつづける赤と白の糸

ブルガリア出身の同僚が出勤すると、前日までなかった、手首に赤と白の糸を絡ませた細いミサンガのようなものをつけていた。
オシャレをするような性格の人ではないので「何それ?」と聞くと、ブルガリアの行事の一つだと教えてくれた。

その名前はMartenizaと言い、ブルガリア語で3月を意味する。
彼女によれば、3月になると健康と長寿のお守りとして心臓のある方、つまり左側の手首に身につけるそうで、4月にな

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オーストラリアで鼻水事件から学んだ教訓

オーストラリアで鼻水事件から学んだ教訓

オーストラリアにいた頃の話。
語学学校に向かう道中の電車内、突然の鼻詰まりが起きた。何回鼻を啜っても垂れてくる。
鼻水が止まらないことに煩わしく思っていると隣に座っているお姉さんも煩わしそうな顔。しかも大きなため息までついてる。

それ私に向けられてない?

何か良くないことしてる?とその場で検索する。
するとオーストラリアでしてはいけない10のことに『鼻を啜る』が入っていた。

どうやら鼻を啜る

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思考力の向上が語学力向上の鍵

思考力の向上が語学力向上の鍵

渡豪した最初は語学学校に通っていた。
そこでは語学力を伸ばす工程の一環に、ディスカッションも行われた。
今でも覚えているテーマは環境問題とストリートアートについて(迷惑行為かはたまたアートか)。

私の頭に浮かんだ意見は「知らない」「興味ない」「どうでもいい」⋯⋯⋯。ここで私の人生普段から空っぽに生きてきたんだなと痛感した。

さすがにそんなの発表出来ないよな、と自分なりの考えがなく焦りを感じてい

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『哀れなるものたち』感想

『哀れなるものたち』感想

『哀れなるものたち』を観に行った。

簡単なあらすじは以下の通りだ。
若き女性ベラは天才外科医によって甦り、未知なる世界を発見すべく大陸横断の冒険に挑む。時代の偏見を振り切り、平等と解放を知ったベラは、素晴らしい成長を遂げていく。

今度のオスカーで驚きの11部門にノミネートされている注目すべき作品だ。

主役であるエマ・ストーンの驚くべき演技は本当に印象的だった。彼女が演じるベラは最初は与えられ

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