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履修登録のコツなんて簡単

好きなもん、取りなよ。

だって僕が好きなものを取らずに後悔したから。


大学の時、言語科目として英語が必修で第2言語に選択の余地があった。中国語、ドイツ語、ロシア語、イタリア語、フランス語など、色々種類があった。

人気があったのは中国語。これからの時代は中国だ!と一番うるさかった時だったしね。履修する人が多いからテスト前に勉強しやすいだとか、友達が作りやすいとかで単位を落としにくいのも人気の理由。

不人気はフランス語やドイツ語。フランス語は男性名詞女性名詞だの覚えることが多く、ドイツ語は発音のクセが強く覚えにくい。つまり難しいってことで不人気だった。

大穴はロシア語。履修人数が少ないので先生が甘い。その上そんなに難しくないから単位が取りやすいとか教えてもらった気がする。


これらの情報、当時はTwitterとか当たり前じゃないから、新歓ブースでいろんな先輩から教えてもらった。みんなひろみちお兄さんぐらい優しかった。新歓を楽しむ中で友達もできて、それぞれが手に入れた情報を交換したり一緒に授業取ろうと結託を提案されたり、大学生ヤルタ会談をあちらこちらで行なった。

でも誰も好きなもの取るのがいいとは言ってくれなかった。

新入生の僕は何も知らない。ひろみちお兄さんとヤルタ会談にまんまと飲まれ、第2言語として中国語を選んだ。


本当はイタリア語が取りたかった。


なぜならイタリアが好きで興味あったから。
僕は自分の気持ちをわかっていたのに、損得を考えて中国語にしてしまったんだねー。
結果、中国語は大失敗。面白くないから授業にも出ないし、興味ないから全然覚えれなくて。みんなが1年で履修を終わらせる中、僕は3年ぐらいかかった。


あなたはなぜその大学その学部に入学したの?
もしかしたら、やりたいことなんかなくて、またはわからなくて、偏差値とか就職率とか大人や先生の意見とか、そういうのに合わせてきた結果入学したのかもしれない。滑り止め受験して第1希望ではなかったかもしれない。まあ大学入学ってそんなもんよね。好きなことやりたいことわかってて入学した人の方が少ないかもしれない。

ただ、大学ってのは好きなことやりたいことを探していい時期だから。
高校までは決められることが多かったはず。でも大学ではその枷が一気に軽くなる(完全には外れないけど)。もうそんなのとはおさらばよ。
損得で選択するんじゃなくて自分の素直な気持ち・・・ワクワクとか面白そうとか好きとか、そういう気持ちに従って行動していいんだよね大学ってのは。選択した結果、やっぱ好きじゃないとか、合わなかったとか、思ってたんと違うとか、ちょっと残念な気持ちになるかもしれないけど、そしたらまた自分の興味に従って新しく決めてきゃいいだけ。

こんなこと僕なんかがいちいち偉そうに言わなくったって、「いんふるえんさあ」とか「いんすたぐらまあ」が言ってて知ってるか。でも言いたいんだよね。だってひろみちお兄さんみたいになりたいもん。





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