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講師も学んでいる

自分は現在 月に一度講師として
人にコーヒーを教えるという事をしています。
コーヒー屋に努めた事も無ければ、
特別なスキルもない自分が講師をしているとなると
「そんな中途半端なやつがコーヒーを語るな!」
「こういうやつがいるからコーヒーの価値が下がる!」
なんて罵詈雑言が聞こえそうですが、
半分は正論がゆえ認めざるを得ない所もあるのが事実。
そしてもう半分はうるせぇ、黙ってろ( ゚Д゚)

そもそも資格もないこのような身分でありながら
何故講師としての顔を持てるようになったかというと、
コーヒーを焙煎し始めた頃、婚活会社より
講師としての依頼を頂く事がありました。
とある異業種交流会にて話していくうちに
主催者の方に自分の事業・自分の生き方に凄く興味を
持って頂いたのがきっかけです。

もともと異業種交流会なんぞ行くタイプではありませんし
過去何度か行った交流会では、名刺交換にいそしむ人間と
自分の名前と顔をどうにか売ってやろうと意気込む感情を
露出した生物達に違和感を感じ、距離を置いていました。

数年ぶりに何を思ったのか知り合いの紹介でいった
異業種交流会で声を頂き、結果すでに2年程の
講師活動をさせて頂いております。
世における全てが必要な出会いと言える事であるとは
思いますが、ホントに運命なのかとも思える出会いでした。

交流会での人間なんぞもう一生合わないと思い
周りの顔や空気なんぞお構いなしで
自分は山奥で自由に暮らし
”コーヒーで幸せにしたいんです”と、
周りが自分の事業のメリットになるような人間関係作りや
事業の相談をしている中で、自信たっぷりな迷子が
思いっきり場違いに夢を語っているのが
良かったのかもしれません。

そして”人を幸せにする”と言うのがコーヒーなのか、
婚活というツールなのかその違いだけというのも
理由の一つだと思います。

さて講師を引き受けたのはやった事が無かったからで、
出来るからやるというのも一つの手段なんでしょうが、
やってたら出来るようになると思ったからです。
勿論、準備には膨大な時間がかかりました。
講義内容に対して必要な情報をインプットしながら
資料作成と喋る内容についてアウトプットしていく毎日。
簡単にわかりやすくしようとすれば、ネットで
見れる程度の情報になるし、
工程が少し増えると複雑で難しいと思われる。
こんな足し算、引き算を繰り返しながらの資料作成。

間違った情報を伝えてはいけませんし、
分かりやすく説明する必要もある。
コーヒーが楽しいと思ってもらいたい。
コーヒーが苦手から学び、普通よりちょっとだけ
コーヒーに詳しい自分だからこそ伝えられる事がある。
彼らの疑問は当時僕自身が思っていた疑問なんだと思っていました。

こんな事を書くとコーヒー通からは
大説教を喰らうのかもしれませんが、
コーヒー(ドリップ)ってざっくりいうと 
コーヒー粉にお湯掛けて落ちてきた液体。だと思うんです。

勿論自分がお客さまに提供する際は
お湯の温度・粉の引き目・抽出時間・リンスするか
ドーム崩すかなど色々選択していきます。

ですが自分がそうだったようにコーヒーって複雑で
こだわりがあるっという風潮があるように思っていて、
なんか参入への敷居が高いように思うんです。

この”なんか”という意識の段差を出来るだけ
薄くしたいというのが自分が講座をする上で最も
気にしていた点で、それより興味がある人は
質問してくるだろうし、自分で調べたらいい。

過去 講座では
各国別、焙煎度別、抽出器具、淹れ方別による飲む比べ。
コーヒー生豆~焙煎までの過程、オリジナルブレンド作り
マリアージュやクリームアートなどを行いました。
どれもコーヒーに興味を持って頂けるように、
もっとコーヒーは自由でいいようにという思いを込めて
行っています。

今後自分のお店をもった時、今度は企画から
全て自分でする事になるでしょう。
今の経験が必ず生きるようにもっと生かせるように、
コーヒーに興味を持ってもらえるように邁進して参ります。
                              24coffee 

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