メモ 2019.5.14 /

義務化された愛情が飽和状態になり日常と化す。ベランダに干された洗濯物で、全てを察して下さい。安物の灰皿に残った灰が何層にも重なってやがて歴史になるような、無意味な連鎖をとりあえず試している。諦めた日々からシワが生まれ、増え、寄せ、そして一面を刻む時、死後硬直したあなたを愛せるでしょうか。わたしを愛せるでしょうか。氷を口に含む。口づけを拒む理由はいくらでもあった。うまく笑えないから、側にいました。あなたの前や後ろには朽ちた桃の潤んだ臭いが続いている。機会油で黒ずんだ指がまだ柔らかかった頃、触れることは果たして恐ろしいことだったのでしょうか。柔い、黒髪が、あなたを傷つけたんですね。傷ついたんですね。可哀想に、笑いながら近寄るあなたを拒むことなどできはしないと、あなたは私を睨んでいた。私はそう、あなたを睨んでいた。そしてまたあなたはそれを睨んでいた。可哀想に。初めてあなたを撫でてみると、それは女の子の形をしていました。その頃から既に、あなたは居なかったのですね。泣きましたね。上手に泣きましたね。私が全て許したのは、あなたが上手に可哀想を演じられたから。束の間のご褒美でした。わたしは上手くやれたでしょうか、下手ではないと自負しているつもりです。しかし失敗だったのは、私がいつのまにか目的を忘れてしまっていたこと。あなたが驕ったこと。わたしたちのとてもかわいい人形劇は、静かに終焉のベルを鳴らしていた。彼は怒り、彼女は泣きました。喜怒哀楽の愉快な部分だけ取り残して、怒りと悲しみは引き摺られ、舞台袖で蹲っている。長い長い沈黙の後、火蓋を切るのが愛ある口づけなら良かった。慈しみ深き抱擁なら良かった。わたしたちは意味のない謝罪を形作り、死んだまま争っている。驕っていたのがわたしだと認めるくらいなら、あなたを愛する真似事など今すぐ辞めてしまいましょう。


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好きな人の好きなものについての話一切聞きたくないし好きな人が自分に出会うまでの過去において幸せという概念が一切なければいいと思う本当に死んでほしい全部忘れて欲しいしなかったことにしてほしい。昔の動画を見て苛立ちで気がおかしくなりそうだどれが本当なのか全くわからない。へーそういう女の子が好きなんだね(笑)しかも私に全く当てはまらないんだから面白いよね。お腹下しながらずっと睨んでた。悔しいな。私めちゃくちゃ不細工じゃん。どう考えても不細工じゃん。太いじゃん。色白じゃないし髪も汚いじゃん。馬鹿じゃねーの。近寄るなクソボケ一生過去から出てくんな可愛いって言うな思ってもないくせにくたばれ馬鹿野郎が。悲しすぎるしめちゃくちゃ惨めだからさっさと死にたいな。騙されたと思うのは卑怯なことなのか?悪い、悪い、誰が悪い、誰かが悪いと解決するのか、それならどんなによかったか。誰も悪くないからクソだるい。眠い。適当にしたい。風呂上がりでも最高に可愛いみたいな外見に生まれたかった。きたない。自信がない。愛される余裕がないし愛する余裕もない。自分を保つことで精一杯で、なんなら自分を保つことすらできていない。変わってばっかり。だめなのか?愛されるだけの価値も余裕もなくて天邪鬼になる。それがさらに可愛くなくてアホらしい。


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