見出し画像

intermission 次回予告

ーー定期購読マガジン THINK BOOK について
THINK BOOK は,読む "THINK" です.Suppose Design Office の谷尻誠が毎月魅力的なゲストを招き「"考える"ことを考える場所」として開催しているイベント"THINK"を読み物として再構成してまとめています. 多彩なゲストとの間で繰り広げられる本音のトークはここでしか聞けないヒントがたくさん詰まっています.過去100回以上に及ぶ記録資料などの掘り起こしを含め,月に1,2回程度,定期購読マガジンとして掲載します.ぜひ定期購読していただいて,皆さんの日常をTHINK するきっかけにしていただければ幸いです.(谷尻誠,西尾通哲:共同編集)

今回は、まもなく開催される 122回目のTHINKについての予告を、intermission としてお届けします。

告知資料より:

[THINK 122]
今回のゲストは、クリエイティブディレクターの佐藤可士和さんです。もうご説明は不要かと思うのですが、私たちの身のまわりに溢れる「UNIQLO」「GU」「楽天」「T-POINT」「セブン-イレブン」「日清食品」「YANMAR」「今治タオル」など名だたるブランドのコミュニケーション戦略からロゴデザイン、パッケージデザイン、幼稚園のトータルプロデュースまで、幅広く活動しています。
そんな佐藤さんのデザインの原体験は2、3歳の頃に与えられたディックブルーナのミッフィーの絵本を「他の絵本と違ってカッコイイ!」と感じていたこと。小さい頃から絵が得意で、小学校の休み時間には漫画の絵を描いてもらおうと行列ができるほどだったそうです。高校時代に美術系への進路を決意。大学時代はバンド活動に一番時間を費やしていたなか、「音楽も絵を描くように作ればいいんだ」ということに閃き、「デザインにジャンルは関係ない」と大学時代に気づいたそうです。
大学卒業後、博報堂に入社。そこでは学生時代、自分のいた世界の狭さを痛感。伝えるべきコンセプトや内容を広くわかりやすいビジュアルにしていくというご自身が想像していたアート・ディレクターにようやく近づけたのは博報堂入社から約10年後、独立しクリエイティブスタジオ「SAMURAI」を設立したころ。いろいろな制限の中でどうイノベーションを起こしていくかということを諦めなかったから今があり「成功するまでやる。そうすれば失敗しない」と語られます。
全体を俯瞰してデザインし、経営的な判断と質の高いクリエイティブ双方を両立できることが強み。形だけ作る仕事ではなく、経営の感覚も大事にされている佐藤さんの今後の展望とは……。佐藤さんのお父様も建築家であり、谷尻とも公私ともに仲の良い二人の貴重なこの機会。この初夏にオープン予定の二人も参加する福岡の油山PJの話も聞けるかもしれません! ぜひ足をお運びください。また、今回は広島事務所の移転先で現在工事中のビルでの開催になります。ご注意ください。

THINK 122
日時:4月27日(木)
開場 19:00〜
開演 19:30〜21:30 
会場:広島市中区猫屋町8-17 2階
(通常の場所とは異なりますのでご注意ください)
会費:1,000円(予約不要)
FacebookイベントページURL→ https://www.facebook.com/pg/SupposeDesignOffice/events
問合せ:
(電話での問合せ)082-961-3000/SUPPOSE DESIGN OFFICE
(メールでの問合せ)think@suppose.jp

〈必ずお読みください〉
※解体中のビルが会場となっておりますので、綺麗なスペースではございません。予めご了承いただきますようお願い致します。 ※エレベーターは使用不可のため、階段のみとなります。 ※ご使用いただけるトイレはございません。 ※椅子席は先着となります。以降は立ち見となります。 ※ご来場が多数の場合は入場をご遠慮頂く可能性がございます。予めご了承下さい。※駐車場・駐輪場はございません。恐れ入りますが、近隣のご迷惑となりますので、公共交通機関でお越し頂きますようお願い致します。 ※ビル外での騒音・大声での話し声等は近隣のご迷惑となりますのでおやめください。 ※ドリンクの持込はご遠慮ください。 ※THINK終了後のアフターパーティーの開催はございません。

Profile
佐藤可士和/KASHIWA SATO
ブランド戦略のトータルプロデューサーとして、コンセプトの構築からコミュニケーション計画の設計、ビジュアル開発まで、強力なクリエイティビティによる一気通貫した仕事は、多方面より高い評価を得ている。グローバル社会に新しい視点を提示する、日本を代表するクリエーター。主な仕事に国立新美術館のシンボルマークデザイン、ユニクロ、楽天グループ、セブン-イレブン・ジャパン、今治タオルのブランドクリエイティブディレクション、ふじようちえん、カップヌードルミュージアムのトータルプロデュースなど。近年は日清食品関西工場や武田グローバル本社など、大規模な建築プロジェクトにも従事し、「ユニクロパーク横浜ベイサイド」「くら寿司浅草ROX店」は、特許庁による日本国内初となる内装意匠に登録された(2020年11月)。また、文化庁・文化交流使としても活動し、日本の優れた文化、技術、コンテンツ、商品などを海外に広く発信していくことにも注力している。
Red Dot Design Award 2022 Best of the Best D&AD Tellow Pencil、ICONIC AWARDS2021 BEST OF BEST、東京ADCグランプリ、日本空間デザイン金賞ほか多数受賞。京都大学経営管理大学院特命教授(2021-)慶應義塾大学特別招聘教授(2012-2020)、多摩美術大学客員教授(2008-)。著書「佐藤可士和の超整理術」(日本経済新聞出版社)ほか。2021年春には国立新美術館にて「佐藤可士和展」開催し、会期途中での閉幕にもかかわらず累計入場者数15万人超の人気を博した。
https://kashiwasato.com/ ig:@kashiwasato

ゲストは、THINK BOOK の読者であればおそらく皆さんご存じの、アートディレクター、佐藤可士和さん。しかも、会場が、絶賛工事中の Suppose Design Office 新事務所 という何とも特別な組み合わせでの開催とあって、告知からすぐに反響も大きく、当日は整理券が配られることになったほど!

[THINK122 佐藤可士和 整理券の配布について]
次回 THINK122 佐藤可士和様の回につきまして、たくさんのお問合せをいただき、ありがとうございます。当日の混乱を避けるため、整理券を配布させていただくことになりました。
また、オンライン開催のご希望をたくさんいただいておりますが、オンラインでの開催は予定しておりませんので、ぜひご来場にてお待ちしております。

TECTURE MAG でもご掲載いただきました。
https://mag.tecture.jp/event/20230419-87628/

以下整理券につきまして詳細となります。

■整理券配布について
当日の椅子席100席分のみ整理券を配布します。
整理券分は、確実にお席をご用意しておりますが、席順に関しては抽選となります。
それ以降は立ち見となります。ご了承ください。

整理券配布日時:4月27日(木)17:30~
住所:広島市中区猫屋町8-17
トーク会場の1階にて。
配布開始時間の17:30以前に並ばれた場合は整理券の配布対象外とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
問合せ先:SUPPOSE DESIGN OFFICE 082-961-3000

オンラインの開催の要望も多かったとのことですが、上記の通り会場のみでの開催となりましたので、これは立ち見になっても皆さん広島に行くしかないですね!(もちろん、ダイジェストは後ほどこの読むTHINK、THINK BOOK でお届けする予定ですので、どうしても難しい人はせめてそちらを楽しみにしておいてください)

ちょっとだけ、皆さんきっと気になっている、ゲストの佐藤可士和さんとの最初のコンタクトはどんな感じだったのかを谷尻さんに聞きました。

谷尻誠:
可士和さんとは、2016年の夏に、アマンギリ(Utha, US)で偶然お会いしたんですよ。うちの奥さんが「プールに佐藤可士和さんがいる」って教えてくれて。そしたら、可士和さんも、僕のことは知っていてくれてたみたいで、それで、お互いプライベートで来ていたこともあって、家族で食事して、その後も、仕事でというよりは家族ぐるみでお付き合いをさせてもらっていたんですけど、少し前から、福岡で油山のプロジェクトで仕事でもご一緒させてもらっています。

この福岡のプロジェクトもどんなものになるか非常に楽しみですね。

また、今回のもう一つの目玉は、Suppose Design Office の新社屋の内装工事中の現場で開催されるということ。計画が進む中で新型コロナウィルスで経済が停滞するあおりを受けながらも、柔軟にその計画・プログラムをシフトさせながら工事を進めてきたといいます。完成予想図をチラッとお見せします。

外観
1階は幾つかのお店が出店するスペースとして開放
2階は多用途に使われるオープンスペース
オフィスフロア
サウナ(トップ画像)と外気浴が出来るスペースも完備

広島の平和記念公園の西側のブロックに当たるその界隈は、元々あった雰囲気のあるお店に加え、個性的な雑貨屋や飲食店が出店してきており、広島の穴場スポットになりつつあります。谷尻さんも、街と共に成長していくことを意識しているといいますから、完成がいよいよ楽しみです。

ぜひ、THINKを見に広島へ、ディープな猫屋町へ足をお運びください!

--
今回の読むTHINK,intermission として予告版でお送りしました.次回もまた,直近開催されたものや、過去のアーカイブからその時の空気感を思い出しながら記事にしていきますので,引き続き購読よろしくお願いします.(谷尻誠・西尾通哲)

ここから先は

0字
2020年1月で109回を迎えたTHINK。 これまでのアーカイブを読むTHINKとして届けていきます。 活躍する方の思考の共通項と差異を客観的視点から考察します。

THINK BOOK

¥780 / 月

「THINK BOOK」は、サポーズデザインオフィスが企画する、THINKをテーマにしたプロジェクトを文字と写真でとどけるメディアです。 …

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?