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【怪談?】実際に経験した妙な話





たまには怖い?奇妙な?話でも。
霊感皆無の僕が経験した貴重なお話。
自分の表現力を伸ばすためにも書いてみます。
怖いの嫌な人は戻りましょう!笑










いつかのゴールデンウィークにあった話なのですが、
僕は普段千葉に住んでいて、長期休暇があると大好きな実家の茨城に帰省していました。



その年のゴールデンウィークも例に漏れず、実家へ帰省しました。



実家と言っても幼少期から住んでいる家というわけではありませんでした。



僕は大学に通うために東京で一人暮らし、そして千葉に就職してから弟が建てた家で、僕の部屋はありません。
弟は仕事の都合で県内に引っ越しをしたので、こうやって帰省をする際は、僕が弟の部屋を借りていました。



山の麓に建てた家で、ゴールデンウィークくらいの木々の香りが深くなる頃合いは、やはり窓を開けたまま就寝したくなる。
普段は関東平野のど真ん中で暮らしているので、山がやたら恋しいのです。



弟の部屋は2階にあって、窓が二つ。
ベッドに横たわって足が向く方にベランダに繋がる窓。そして頭上にもう一つがあります。



春も終わりを迎えようとしている湿った山の麓の一室で、窓を開けて布団にくるまる。
それも帰省の楽しみの一つです。



窓を全開にして、虫が入らないよう網戸をかけて床に就きました。



ぐっすりと眠った翌朝。
窓を閉めようと起きると、ベランダ側の(足側の)窓が既にしまっている。



母が窓を閉めてくれたのかと思うけれど、何故頭上の窓は閉まっていないのか。
寝ぼけて自分で閉めたのかな。
少し疑問に思いつつ、ゴールデンウィーク2日目の、少し寝過ぎた朝を過ごしました。



実家には母と妹が住んでいるため、妹に窓の件を話すも、昨夜(あるいは早朝)部屋に入ってはいないとのこと。



介護職で帰ってきた母に尋ねるも、妹同様、窓は閉めていないし、部屋にも入らなかったとのこと。



それなら自分が寝ぼけて閉めたんだなと思いました。



そしてその夜。やはり窓を開けて床に就く僕。
翌朝は細かな雨粒が無数に降る、やけに濡れやすい天気の中での起床でした。



風雨の音で目が覚めます。
いけない、窓を閉めなくては。
そう思って頭上の窓を見やると、カーテンが窓の外ではたはたとたなびいていました。



昨夜も窓を開けていたので、窓が開いているのは当然のこと。
でも、網戸は閉めていたよな。
いくら寝ぼけていても、網戸を開けることはさすがにしないだろうし、母や妹が網戸をわざわざ開けるわけもない。



前日のこともあり、さすがにおかしな気持ちの目覚めでした。



もちろん、母と妹に尋ねても、そんなことはしていないとのことでした。







こうやってこの話を書いていて、そういえば、ということがいくつかあります。
その中から2つ、ご紹介します。



実家の飼い犬はよく吠えるのですが、それは僕が帰省したり、家族が飼い犬のいない部屋で自分を構ってくれなくて鳴く、というとき。



しかしいつだったか、僕が帰省していない、母と妹と飼い犬が同じ1階のリビングにいるときに、どうしても鳴き止まないことがあったようです。


うろ覚えですが、鳴き止まなかったときは、確か弟の部屋の方のある天井を見つめていたんだったか。



また、それとは別の話ですが、今年の1月に高校の友人と会うために帰省したとき、僕は地元へ向かう電車の中で調子が悪くなり、友人との約束をキャンセルし、急患で病院で診察。1週間実家で療養することになりました。



39度を超える熱に喘ぎながら、弟の部屋で半分意識が寝た状態で横になっていると、2階に上がってくる誰かの気配が。



家族が僕の容態を見に来てくれたのかなと、意識が浮上する感覚の中、扉が開かれるのを待っていましたが、中々入ってこない。
気配は扉の向こうにあって、なんだかウロウロしているような感じがする。



僕はその時、壁の方を向いて横向きになっていて、扉には背を向けていました。



しばらくして、気配が部屋の中に入ってきました。そして、枕元に誰かが立っています。



あれ。



いやでも、扉の開く音は聞いていないぞ。



体調不良とは異なる悪寒を感じつつ、寝相を装って振り返り、ゆっくりと半目を開きました。



誰もいませんでした。



体調を崩していたので、もちろん気のせいだったという考えは否定できませんが、結構はっきりした気配を感じたと思ったんだが。
物音はしておらず、ただただ主観で気配を感じるという程度のことだったので、気のせいといえば気のせい。



いやでもそこに誰か立ってないとおかしいくらいの気配だったような…。




という、僕の気が参っているのか、家に何かが住みついたのか、というお話でした。



怖い話とか好きなので、僕個人としてはワクワクしちゃうんですが、母と妹からしたらたまったもんじゃありませんね。


また何かあったら、愛する家族のためにできることを調べようと思います。

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