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デジタル合成挿絵でひらめきを加速

閃いた事柄について、更に思考を広げて行きたい時に使える方法


文書を書き進める時に小見出しを付けるとスラスラ筆が進みますね
それは、小見出しによって方向性を失う事なく思考できるからです。
ひらめき考案も同様で、方向性を示すと自然に考えが浮かんできます、
考案では、文書作りの小見出しでなく、一枚のイメージ画が効果的です、

そのイメージ画は、有りモノ素材を選んでそのまま使うのでなく、方向性を示すイメージ画を組み合わせて、自身が考えるイメージ画を作り出します。
私はそれを「composite illustration」(合成挿絵)と呼んでいます。
作成にデジタルツールを使うので”デジタル合成挿絵”と言えます。

合成挿絵 Ciイメージ画は、文章に添えると読み手が勝手にCiイメージ画から情報を取り出してくれ、説明足らずの文章の行間を埋めてくれる役目も果たしてくれます。私が、Twitter(X) 140文字に添えて言葉足らずを補っているCiイメージ画の例を幾つかご紹介します。

Sample 1 : 「多くの情報から思考の道筋を学ぶ」に利用

発想のヒントをつかむ推理

新しい事を考えたい時に、ヒントとなる書籍は助かりますね、でも、単に書かれている事を模倣しても状況・条件が異なるので、同様に機能する筈が有りません。そこで、内容そのものを模倣するのではなく、アイデア創作に至る思考の流れを推理し探ります。文章に隠れた”思考の道筋”を見つける事が自身の思考展開に役立つのです。
その思考の道筋を見つけだす訓練法の一つ・・浅草寺の境内に大勢の参拝客が押し寄せていますが、その大勢の中から特定の人の動きを追ってみると思考の道筋が見えてきます、「何故、それが役立つの・・」先づは一度試して見て・・対象者の行動を先読みして道筋推理を楽しみます。
因みに、渋谷のスクランブル交差点でやってみると、日本人の大部分はスクランブル交差点は単なる通過点の筈が・・、海外からのツーリストは交差点内での自撮りが想像できますが・・など見えている景色の裏に流れる道筋推理から”思考の道筋”を体感してみて下さい。
・・の説明にこのCiイメージ画を作りました。

Sample2 : 「展示会セミナー聴講を待つ方々」の説明

空気感を想像して

展示会でのセミナー聴講を待つ方々の”空気感を想像”して頂く為に添付したCiイメージ画です。ここは「宇宙ビジネス」に関するセミナー会場でした、頭を使った仕事をしてそうな方々がセミナーの開始を待っている所です。
開催を待っている皆さんの頭の中をイメージして、ワクワク感が伝わってくる様に、背景は海の見える青空の牧草地から観たロケットの打ち上げの様子と宇宙からのお客さまを足してみました。
自然光のない会場、新しい可能性に期待を持って聴講を待っている方々の空間にふさわしい背景はと最初に閃いたのは青空に向かうロケットの軌跡でした、素材になかったので沖縄の島で撮影してきた青空の牧草地の写真素材にロケット軌跡を合成して青空背景を作りアクセントに宇宙を連想させるスペース・シップを入れて”空気感を創造”してみました。

Sample3 :「考えがまとまらなくなった時、私はこうする」の説明

頭ぐちゃぐちゃのあるある

「ああ、考えがまとまらない」ってこと、皆さんもあるかと思います。
新しい案件を考えている時に情報過多、切口多数、競合回避、投入市場、連動業種、高材疾足などなど考慮する事多過ぎで考えがまとまらず、考えているつもりが気付くと窓の外を眺めていたり、株取引の板情報の成り行きを眺めていたり、「ボーッ」としている事が有りませんか、脳が勝手にストレス状態から一時的瞑想状態に移行させているのだと思います。
そんな時は、意識的に一度作業を止めデスクを離れて脳をリフレッシュさせてやります、出来れば公園や河川端など自然が眺められる少し広めの場所に移動します、更に出来れば歩いて向かいます、すると自然にクリエイティブな思考が始まるので、空の下気付いたことをメモノートに書き残します。

そんな一連の絵を張り付けて一枚のCiイメージ画にしてみました。
因みに、ノートや株の板情報は実際のモノを撮影クリップ、他の絵は生成AIで取得しました。背景はおじいさんの一部の色(茶色)からノートの白までグラデーションで気持ちの変化を表現しています。

Sample4 : 「挑戦記録とその結果」を説明

何をしたのか事実情報を

何をしたのかが伝わる様に、
ちょっとマニアックな高性能ボード・コンピューター 「ROCK5」、ネットに記事が少ないので、試しに様々な LinuxのOSをインストールしてみたチャレンジ記録をX報告する為に作成したCiイメージ画です。
架空の話でなく、事実の報告ですから必ずエビデンスが必要です、ここではタイムスタンプの入ったOSのダウンロード・ファイル・リストを切り取り合成しています。更にダウンロードOSそれぞれが、どのような結果に繋がって行ったのかを矢印で示しています。結果表示に至らなかったOSについてはインストール中の画面を合成して「ここまでやった」としました。画像に隠れたROCK5Bの様子は丸い小窓を開けて動作中状態を見せています。

チャレンジ系コンテンツは事実情報をコラージュしたCiイメージ画になりました、このを一枚を見るだけで ROCK5 を知る人には伝わって行くと思います。ダウンロード・ファイル・リストを斜めに表示したのは、人は不安定なモノに危険を感じるので目に留まる確率が高まるからですが、多様すると伝えたい焦点が分からなくなり逆効果になります。

Sample 5 : 「2050年に消滅する可能性がある自治体」の説明

2050年に744自治体が消滅?

「2050年に消滅する可能性がある744の自治体」の記事に反応して作ったCiイメージ画です。
大切な数字情報は、大きく目立つように配置しています。
記事の根拠となるエビデンス「若年女性人口の増減率」の表をそのまま載せて、その中で自分が一番注目した「つくばみらい市の4.1%」に緑色を載せて注目させ、「つくばみらい市は、未来を見据えてたの?」とオチのコメントを加えています。
何故、自治体の消滅に「若年女性人口の増減率」が大きく関係してるのか、出産の自然増なのだろうかと考えて赤ちゃんを抱えるお母さんとそれを支える女性のイラストを追加しましたが、表示階層としては地図データが主役なので1階層後ろに合成しました。
背景にある色はMAPの中の1色を使い落ち着いた配色にしています。

以上の様に、これらの「デジタル合成挿絵」は、文書を補完し理解を支えていると考えています。
殆どの挿絵は、文章の背景となる想像的イメージの絵が大部分でしたが。文書を補完する使い方ができる新しいデジタル合成挿絵、生成AIの時代に入り短期間に自在に表現が可能になりました、是非、お試しになって下さい。


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