母とケンカをして、もやもやした気分で外を飛び出したひとし。結局塾のそろばんには向かわず買い物がてら名古屋のテレビ塔付近の栄を自転車でぶらぶらと漂流して時間をつぶ…
心に傷を負ったひとしが向かう、居心地の良い場所?。大切な時間とは・・・! 母親と大喧嘩をして家を飛び出したひとしは、ちゃっかり頼まれた買い物のエノキダケだけはス…
母とケンカして自分の部屋で疲れてうたた寝して、だいぶ興奮がおさまったひとし。だが、気を取りなおしてそろばん塾へ行こうと部屋を出ると再び追い打ちを立てるような、母…
母親、絹代とけんかをして自分の部屋に引きこもるひとし。やり場のない恨みはどこへも向ける事が出来ず、ただ布団の中に入ってふてくされるしかなかった・・・。 部屋に入…
晃博兄に半場強引に押し通されるように、バイクで走り向かった銭湯!途中細い道や坂をお構い無く飛ばしてきたので、後部座席にいる正幸には、やはり生きた心地がしなく、汗…
そして新任の山岡先生に言われた説教がひとしの頭の中をぐるぐるまわり、家に帰るとのんびりとせんべいを頬張っている母の絹代に対し、怒りが爆発してしまいます。 担任の…
時間の流れに身を任せるように気分の乗らないまま、ひとしの新学期の1日が終わろうとしていた時、下校時の靴箱で、そんなひとしに追い打ちをかけるように背後からゆっくり…
新学期、思考停止から解放されても、なかなか気分が戻らないひとし。それでも時間は進み体育館でちょくちょくと始業式が行わられて・・・。 体育館での朝礼は新入生や在校…
さやかとその仲良さげな男子生徒、ささやかな楽しみの学校生活が始まるはずだった矢先の、その急な展開にエネルギーを使い果たしてしまったひとし・・・。目の前は真っ暗で…
新しく中学の後輩になる少女、さやかと出会って穏やかな風が吹き始めていたと思っていた矢先に・・・! 新入生のさやかと会話に華が咲いていたひとし。そこへ話しを割るよ…
今年後輩になる中1の西園寺さやかに校外で、ばったり出会ったひとし。学校でほとんど友達がいなかったひとしにとってさやかは心のささえになってくれる光りかもと、心に希…
新学期のクラス表をみて一安心した等(ひとし)。緊張ほぐれ気味で肩を抜いたのもつかの間、そのとき背後に優しい香水のような香りの気配がして振り向きざま肩にぽんと手を…
いろんな訳ありで長いインフルエンザをこじらせて新学期に久しぶりに学校に登校してきた等(ひとし)。中2になる等がクラス替え表を眺めて1年の時のクラスより比較的穏や…
思春期の青くちょっぴり苦い、青春物語! 友達もいなくて引っ込み思案な少年、等(ひとし)が中2の新学期をきっかけに初めての恋や友情に芽生えて様々な葛藤と戦いながら…
イラスト小説「それでも太陽は赤く染まる!」の表紙絵用に描いたものです。7年前くらい前に初めて連載小説として書いていたものがこれです。ちょうどソアラの発表と同じこ…
こちらも過去絵になります!版画絵みたいにアメリカ風の年賀状に描いてみました。アメリカではクリスマスとお正月を同時に、ご挨拶を行うと聞いた事があって・・・。イラス…
かざぐるま
2024年6月1日 21:48
母とケンカをして、もやもやした気分で外を飛び出したひとし。結局塾のそろばんには向かわず買い物がてら名古屋のテレビ塔付近の栄を自転車でぶらぶらと漂流して時間をつぶし、夜風の香りをあびるようにすっかり暗くなった自宅へと向かっていた。すると自宅間近の学校になにか奇妙な人影が・・・。春の夜風の心地よい香りを感じながら、ひとしはすっかり遅くなってしまい、少し急ぎ足のペダルで自転車を走らせていた。 自
2024年5月29日 21:20
心に傷を負ったひとしが向かう、居心地の良い場所?。大切な時間とは・・・!母親と大喧嘩をして家を飛び出したひとしは、ちゃっかり頼まれた買い物のエノキダケだけはスーパーによって買ったものの、けっきょくそろばんには行く気にはなれずに、無意識にそのまま自転車でテレビ塔の見える名古屋の中心の栄の方までペダルを走らせて行った。 ビルの横を行きかう人々、社会人や学生たちにすれ違いながら、ひとしは頭の中が
2024年5月28日 20:47
母とケンカして自分の部屋で疲れてうたた寝して、だいぶ興奮がおさまったひとし。だが、気を取りなおしてそろばん塾へ行こうと部屋を出ると再び追い打ちを立てるような、母の怒りに触れてしまい・・・。空腹で頭が回らなくなって昼寝さえも出来ないと考えていた時、ふいにひとしは勉強机のなかに食べかけのカロリーメイトのクッキーが入っていたことを思い出した。なので布団から起き上がり、引き出しを開けてチーズ風味の
2024年5月24日 20:58
母親、絹代とけんかをして自分の部屋に引きこもるひとし。やり場のない恨みはどこへも向ける事が出来ず、ただ布団の中に入ってふてくされるしかなかった・・・。部屋に入るとひとしはすぐに朝から引きっぱなしの自分の布団の中に制服のまま、もぐりこんだ。静かにふてくされるように布団から顔を出すと目前と後ろにある水槽のモーター音が部屋中に響き反射してひとしの耳にこだましている。水の中では紅白がらの、尾の長い金魚
2024年5月22日 23:37
晃博兄に半場強引に押し通されるように、バイクで走り向かった銭湯!途中細い道や坂をお構い無く飛ばしてきたので、後部座席にいる正幸には、やはり生きた心地がしなく、汗びっしょりになってしまっていた!ほんの、15分ぐらいの距離だったみたいなのに恐怖で1時間以上に感じられた!そして、何だかんだと無事、到着した銭湯は、そんなに目立つ感じの大きな建物ではなく横文字で、「竜の湯温泉」とわりと黒い瓦屋根の素朴で
2024年3月1日 22:44
そして新任の山岡先生に言われた説教がひとしの頭の中をぐるぐるまわり、家に帰るとのんびりとせんべいを頬張っている母の絹代に対し、怒りが爆発してしまいます。担任の山岡に勉強の事で屈辱を受けて泣きべそ状態で、ひとしは学校からまっすぐ、すぐ隣にある市営の住宅に帰宅をすると台所では専業主婦の母、絹代(49)が昼ドラを観ながらソファーで腰かけてのんびりとのりせんべいをつまんでいた。 (絹代、音もなく恨
2024年2月26日 23:16
時間の流れに身を任せるように気分の乗らないまま、ひとしの新学期の1日が終わろうとしていた時、下校時の靴箱で、そんなひとしに追い打ちをかけるように背後からゆっくりと忍びよる影が・・・。そんなこんなで校歌を合唱してその後、定番の新入生たちと向き合ってお互いあいさつしたりすると、式はあっけなく終わった。だが、教室に新しい2年の教科書とカバンを取りに行った帰り、ひとり土間の所でひとしが虚ろな目でく
2024年2月25日 23:38
新学期、思考停止から解放されても、なかなか気分が戻らないひとし。それでも時間は進み体育館でちょくちょくと始業式が行わられて・・・。体育館での朝礼は新入生や在校生代表による歓迎の言葉や決意文など去年ひとしたちがしてきたこととあまり変わらなかった。 外から桜の花びらが舞う、穏やかな空気の漂う始業式。 76名の新入生たちと新任の先生方を校長先生が紹介しているなか、ひとしは無意識にさやかがどこ
2024年2月24日 23:26
さやかとその仲良さげな男子生徒、ささやかな楽しみの学校生活が始まるはずだった矢先の、その急な展開にエネルギーを使い果たしてしまったひとし・・・。目の前は真っ暗です。新学期の校外で新入生のさやかとさやかとなれなれしく親しげな男子生徒に対するやきもちの一件、(僕)ひとしの頭と心の中は嫉妬に似た熱い太陽の炎で全焼してしまったらしく、思考回路が完全にショートして機能不全をおこしていた。まあそのおか
2024年2月23日 22:22
新しく中学の後輩になる少女、さやかと出会って穏やかな風が吹き始めていたと思っていた矢先に・・・!新入生のさやかと会話に華が咲いていたひとし。そこへ話しを割るように遠くからお~いとさやかを呼ぶ男子生徒の声が・・・。降り向きざま声のする方へ嬉しそうに、かけて行くさやか!その表情はかなり親しげな相手に対するような愛おしさと喜びの眼差しに満ちているようにひとしの目には映った。太陽の光りに反射さ
2024年2月7日 20:18
今年後輩になる中1の西園寺さやかに校外で、ばったり出会ったひとし。学校でほとんど友達がいなかったひとしにとってさやかは心のささえになってくれる光りかもと、心に希望の桜の花びらを咲かせていた。ほんのりあたたかいお日さまのぬくもりがふたりを包み込むように見守っている・・・。(さやか、笑顔で真新しい制服をひとしにみせるように、胸についている派手で大きなリボンに両手をあてて・・・。)さやか「こ
2024年2月3日 21:32
新学期のクラス表をみて一安心した等(ひとし)。緊張ほぐれ気味で肩を抜いたのもつかの間、そのとき背後に優しい香水のような香りの気配がして振り向きざま肩にぽんと手を置かれた・・・。ふいに肩に手を置かれて振り向くひとし。それはなじみのある顔、同じそろばんや習字教室でいっしょになる西園寺(さいおんじ)さやかだった。今年中学1年になりひとしと同じ中学校なのだ。おしゃれ好きのさやかは明るくて人見知り
2024年2月2日 21:31
いろんな訳ありで長いインフルエンザをこじらせて新学期に久しぶりに学校に登校してきた等(ひとし)。中2になる等がクラス替え表を眺めて1年の時のクラスより比較的穏やかなクラスメイト達が集まるクラスになれたなと一安心の様子です。クラスは2A。春風に舞う桜の花びらに身体をなびかせながら、緊張気味にクラス表をながめるひとし。手には汗を握っていた。ひとし「2年A組か、今年はゆっくり過ごせそうだな。」
2024年2月1日 21:03
思春期の青くちょっぴり苦い、青春物語!友達もいなくて引っ込み思案な少年、等(ひとし)が中2の新学期をきっかけに初めての恋や友情に芽生えて様々な葛藤と戦いながら成長してゆく青春ラブストーリーです。個性の花はみんな違う。あさがおはひまわりになることは出来ない。なる必要もない。この身に与えられた命で、今いる場所で精一杯咲いている。僕も、そんなふうに生きたいのです。人付き合いが苦手な服部等(はっ
2024年1月31日 22:35
イラスト小説「それでも太陽は赤く染まる!」の表紙絵用に描いたものです。7年前くらい前に初めて連載小説として書いていたものがこれです。ちょうどソアラの発表と同じころでしょうか、どっちも不登校の中2の少年なので馬が合うのかな!今とイラストの感じあんまり変わってませんね!(笑)イラストはちょうど塾帰りの主人公の、ひとしと名古屋タワーです。僕も、スマホもなかった時なので、ほとんど鉛筆だけのモノクロが多
2024年1月1日 14:22
こちらも過去絵になります!版画絵みたいにアメリカ風の年賀状に描いてみました。アメリカではクリスマスとお正月を同時に、ご挨拶を行うと聞いた事があって・・・。イラストはガラスケースのゆきダルマの中の下でこたつに入っている子供や猫や小鳥たち。スノードームのような感じです!外ではクリスマスの妖精たちがバケツいっぱいのお菓子を、ゆきダルマの頭にかぶせたひとつのバケツからモミの木にクリスマスかざりのように、こ