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十三で映画見た (K-70 / HD PENTAX-DA 70mmF2.4 Ltd.)

 映画を見たいな、と思ったのだけど、例によって私が観るような映画は第七藝術劇場でやるんで、十三に行くんです。いや今回は第七藝術劇場じゃなかったんですが。シアターセブンでした。

 しかし十三って、今住んでる大阪ミナミからは案外行きづらい。地下鉄から一駅二駅だけ阪急使うとかなあ。どうしよかと思った結果、JRで塚口までいって歩くことにしましたね。


塚口

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 塚口にこんな面白そうな店があるけど開いてない。閉店してるのかどうか……。

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 塚口神社にばったり。住宅地の中に一区画あるだけの神社だけど、ちゃんと宮司さんはいるところ。
 復興記念碑というのに由緒らしいことを書いてたけど、元々は八坂神社と呼ばれて現在地の北側(今は小学校かな)にでかい敷地を持ってたとのこと。でも明治42年の合祀令で、淀川の向こうの富島神社に合祀されてたと。
 それが昭和36年に復興が始まって、38年に本殿落成。

 そういえば、10月1日は「テクテクライフ」のサービスイン。
 かつてKADOKAWAの下で鳴り物入りで登場し、破滅的な大赤字を出して撤退した「テクテクテクテク」という位置ゲームがあったんだけど、それが復活した。伊集院光がファンだったの。
 地図を塗っていく、という本質部分は間違いなく面白い、けどその他の余計な部分があまりにも……というゲームが、本質に向き合ってリメイクされた
 私も前からファンでしてね。今日はこれをやりながら……と思ったら、サービスイン直後らしくサーバー負荷が爆発してエラーでまくり。うう……。

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 遠目に「空巣寺」に見えちゃって、仏教的にはなにかありえるようなネーミングなのかと思っちゃった。

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 十三公園というところを見かけて立ち寄り。
 手水みたいに掘ってある石を見かけたのだけど、なんでそんなの作ってたんだ……?

 植樹の落ち葉を種類別に表示して、松葉相撲や草笛などを紹介する掲示板があったり、地元の子供のための良き公園という雰囲気。
 ちなみに戦国時代には堀城っていう城があったといわれる。ただこのあたりは開発されまくり、かつて存在した中津川まで消滅してるから、あまりはっきりわからないとか。

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 すぐ近くには淀川を渡ってきた十三バイパスの高架があって、ガード下にもお店。

十三

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 十三バイパスを東に越えるとともう商店街。けっこうにぎやか。
 長安寺というお寺を見かけてお参りしてみると、ちょっとばかり彼岸花が咲いてる。

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 大阪の商店街はこんな調子でないとな。

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 十三駅前の花壇みたいなところで。

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 この昭和な、しかし劣化や汚れは極力押さえられた丁寧な見本よ。きっと良い店に違いない。

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 でも入った店は、東口のほうの商店街を外れたところの「喫茶マイブレンド」。店構えとランチと、自家焙煎のコーヒーに釣られて。豆だけも売ってる。
 店の外見撮ってなかったからストビュー

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 焼きそば定食。これだよ。焼きそばの味を強くしてご飯に合うようにしてる、とかそういう小細工もなにもなく、ただただ焼きそばにご飯と味噌汁ついてるの。むしろ焼きそばの味はかなり大人しいくらい。
 美味いとか不味いじゃなくて、これで良い。

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 ブレンドコーヒーは、ややマイルドめ。奇をてらわず普通においしいコーヒー。これで良い。
 せっかくだから豆買っていこうかと思ったのだが、あいにくランチタイムで忙しそうだから声かけづらくて。ブレンド100g250円。アイスコーヒー用ブレンドとか、コロンビアとか単一種のもいくつか。自家焙煎。いい。

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 十三駅東に、神津神社。ちょっと大きめ。
 大阪にしては新し目、400年くらい前の天正時代(信長がバチバチやってた頃)に八幡大神を祀って開かれた。
 さっきの塚口神社が一度廃されたのと同じ明治42年に、合祀令に基づき、近隣の村の氏神様がここにあった小島村の正八幡宮に合祀され、名前が神津神社と改められた。
 祭神も、応神天皇・神功皇后・住吉三神・宇賀御霊神・菅公・少彦名命・猿田彦神と多岐にわたり、御神徳も土地神厄除け武神殖産興業学問となんでもかんでも。
 まあ大阪やから便利でええと思たんやろ……と冗談にしたいけれども、そもそも合祀令が無茶だったという話かもしれない。

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 よっ。

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 高津神社に隣接してちょっとした公園があって、あれこれ花が植えられていた。彼岸花もけっこうあったんだけど、すぐ後ろの柵とかが処理できなくて、写真的にはちと難しい。うーん。

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 駅前にまだ残る昭和なネオン。サウナ「シャン」も、前を通って見た限りまだ現役っぽいが、さすがに古そうだったなあ。

 さて、そろそろ上映時間。

映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」

 香川一区選出の野党議員・小川淳也さんを初立候補から追いかけたドキュメンタリー。
 毎月勤労統計調査の不正問題を追求して話題になってた人なんだけど、この人がいかにババ引かされるような議員生活を描くようなドキュメンタリーになっちゃっていた。
 本人は誠実に仕事してるのに、同じ選挙区にいる三世議員が平井卓也だとか、隣の香川二区で2歳違いの玉木雄一郎が成り上がっていくとか、前原誠司の側近になったら小池とアレして大混乱に陥って、と。
 希望の党騒動の中での2017年の選挙戦、なんかもう、こんな顔でやらにゃならん選挙戦ってなんなんだ、という、悲惨な映像になっていた。

 現実が世知辛いのだけど、なんというかその、まともな人に票いれないと酷いことになるよ、うん。

淀川を渡る

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 映画が終わって十三から、十三大橋を渡る。歩いて。

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 すぐ横をしょっちゅう阪急電車が通り過ぎるのだけど、何度シャッターを切ってみても、なんだかイマイチ決まらない。橋の鉄骨とか入れてみても、なんだかしゃんとしない。
 現像も悩むばかりで、空の青を撮ると阪急マルーンが黒っぽくなっちゃう。なんだかしっくり来る色に決められない。

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 ストリート詩人のストリートアート。私はストリート写真家として記録しておこう。ストリートってあんまり橋の上のことはいわん気もするけど。

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 空の青を落とすと阪急電車が黒い。ううううん。

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 イチョウの幹から直接、2センチくらいの小さな葉っぱが出ていた。

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 撃ったら爆発するやつ。

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