待つこと 小説

ディスコードのグループに入ることになった。そこでは創作や雑談が繰り広げられている。そのなかに欲しいものリストを公開しているスレッドがあった。面白そうなのでいくつか贈ることにした。
まずはコンピューターが欲しいと言っていた人へ。総計10万円くらいのパーツを送った。一緒に欲しいものリストを編集したので齟齬がなかった。しばらくして届いたらしく、すぐ報告してきた。これはなんというか楽しい経験だった。
もう一人は、CPUをほしいらしい。だから贈った。アマゾンの配達報告よりだいぶ待って報告と感謝をしてきた。待っている間は腹が落ち着かない感じがした。
もう一人は整理整頓ようの家具。この人も同じような感じだった。
いろいろ贈ってみたが、他の人はどれくらい他人に贈っているのだろうかと気になる。私としては感謝はしなくてもいいからペイフォワードの精神で知らない誰かのために何かをしてほしかった。
あと何人かに贈ったが、コンタクトが取れない人もいた。アマゾンでは配達完了と出ている。腹がむかむかする感じがした。ディスコードではオンラインの状態だ。何をしているんだ?報告するのが先ではないのか?と感情のループが始まってしまった。一回忘れるように機械学習の論文を読む。
18万くらいの出費になった。私はどうやら状況の進行が見えにくいと腹が立ちやすい性質らしい。今回の件でよくわかったのだった。

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