猫島の写真を撮りに行く - 福岡県 相島
📸 Fujifilm X-T5 + Tamron 17-70 f2.8
猫島と呼ばれる島は、日本にいくつかある。今回やってきたのは、福岡県の北に位置する「相島 (あいのしま)」である。博多より一時間半という、それなりにアクセスの良い離島だ。
筑前新宮駅…もとい、福工大前の駅からバスに揺られ、そのごフェリーで20分。朝の9時ごろ、島に到着した。島を出るとすぐに猫に会うことができる。この島の猫は特に人間馴れしていて、触らせてくれることはもちろん、運がよければ膝に乗ってきたりする。ここまで野良猫との距離が近いのは、猫島ぐらいだろう。
写真を撮る者にとって、猫島の何が良いかっていうと、それは自然と猫を一緒に撮ることが容易いところである。
普段から、散歩中に出会う野良猫を撮影したりすることも多い私だが、猫のいるその風景と一緒に写真として残すというのは結構難しい。周囲のロケーションがいい必要があるわけだし、すぐに逃げてしまうことも多い。
島猫は、のんびりしたよい風景と撮ることができる。逃げないから近寄って広角レンズで撮ることもできるし、撫でたり、膝にのせたりと触れ合うこともできる。猫好きで写真趣味者という人にはまさに楽園なのである。
防波堤でのんびりする猫。この子は一人ぼっちでそこに居座っていた。潮風を浴び、波の音を聞きながら過ごす乙な猫であった。
福岡には、猫のいる島がけっこうある。今回の相島はその中でも特に猫の多い島であるが、小倉のほうにある同じ読み方の島「藍島 (あいのしま)」があり、そちらも猫がいる猫島。こちらは昨年の夏に訪れた。
猫島と呼ばれる島は検索すると十数個出てくるけれど、実は猫のいる島って言うのはそれ以上に結構な数あって、相島のような有名な島以外にも訪れたいと思っている。兵庫の家島なんかも最近猫島になっているらしいじゃないか。
すやりと寝ている。猫って本当にのんびりしていてうらやましい。特にこの島のはずっとだらけていて、それでいて警戒心が全然見られない。
お手をした瞬間を撮影。カメラ目線なのもいい。島猫は海と合わせて撮るのが一つの醍醐味か。
今回撮った写真の中でも、特にお気に入りなのはコチラ。何がお気に入りかというと、冬らしく山茶花と一緒に合わせられたというのと、あとは普通にかわいいから。ほっぺがもちっとしているシーンを撮影できて非常にうれしい。
普通に座っているところを撮るのもいいけれど、やっぱり動きがあったり、ポーズがあったりした方が、いい写真になる。
動き始めたところからシャッターチャンス。舌を出した瞬間や、あくびをする瞬間は特に一瞬だけだから全力で連射する。いきなり来るから撮り逃したりもする。でも、島猫はのんびりしているから結構あくびしてくれたりごろごろしてくれるので撮りやすい。だから楽園。
影との間に居座る猫。結構印象的というか、なんか良くて好きな写真。
猫カフェと猫島のどちらが好きかと聞かれるとちょっと悩むけど、やっぱり猫島のほうが好きだ。景色と写真を撮れるから。猫カフェのほうがなついてくれることが多いというのはあるけれど、猫島だって負けていない。膝に乗ったりしてくれるし…運がよければだけど…。
のんびりスローライフな猫島写真旅。猫好き、写真好きなあなたにピッタリです。
動画版もぜひ。
ありがとうございました。
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