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【台湾台南移住物語31】海外に移住して半年経って見える日本の現状

こんにちは!
早いもので今年も後2ヶ月ですね!
台湾に移住してそろそろ半年が経とうとしています。
今回は移住して半年の自分自身の心境などを簡単に書いていこうと思います。


海外に移住したからこそ見えること

台湾に移住して半年が経ちますが、
移住したからこそ見える今の日本の現状が見えます。
今回はその話をちょっとします!

今私は台湾で生活しているのですが、
最近の経済発展はすごいです。
給料も10年前と比較して1.5倍くらいにはなっているのではないでしょうか?

画像元:https://udn.com/news/story/7238/5778790

上のグラフは2021年と少し古いグラフですが、
今年の改定で、2024年からは最低月収が27,470元(約13万円)になります。
毎年1000元ずつ上がっている感じですね!

それに付随して最低時給も183元に引き上げられます。
円安の影響もありますが、最低時給を見ると日本円で900円に到達する勢いです。ほぼ日本の地方と同じくらいですね。

しかも台湾は日本と比べて、税金、社会保険がかなり安いので手取り額も多いのが特徴です。そのため、現状日本と台湾を比較して仕事があれば台湾の方がゆとりのある生活を送ることができるのかなと感じています。

台湾の他にもタイやベトナムの経済状況も日々確認しているのですが、
こちらは台湾以上に経済発展がすごいです。
タイでは20年で平均給与が2倍、ベトナムは4倍の上昇です。
以前は日本人=お金持ちというイメージが、
今では台湾でも日本は安いというイメージに変化してきています。
実際にスーパーの商品を比較しても日本はすごく安いと感じますし、
台湾のフードコートも1000円超えるのが当たり前になってきている感じです。今後10年20年で日本の経済差はかなり縮まり、
そして超えていくのではないかと感じています。



なぜ日本の経済は停滞し、台湾やタイ、ベトナムの経済は発展しているのか

台北市内の街並み

いくつかは理由があると思いますが、今回は移住して感じたことを中心に考えてみたいと思います。

1.IT産業に乗り遅れた

日本はITデジタル産業に関してかなり遅れていると移住して感じます。
台湾では、街中にはステラなどの電気自動車を毎日のように見るし、電動バイクのgogoroもどんどん普及しています。
またさまざまな生活でもアプリを活用しており、正直日本よりかなり便利です。
おじいちゃん、おばあちゃん世代のスマホの使い慣れも台湾はすごいです。とにかく新しいものを何でも取り入れる精神に感銘を受けます。

逆に日本は電気自動車もほぼ見ることはないし、大企業などもまだFAXを使用しておりかなり変化が嫌いな国民性なことが分かります。インターネットに関しても利用ができないお年寄りがたくさんいます。


2.勉強嫌い

日本では社会人が勉強する割合は世界でも一番低いことは有名かと思います。この理由として、会社に入れば=安泰と考えている人が多いからだと思います。昔はこれで良かったかもしれないですが、今は大企業以外、会社に入っても給与は全然上がらないので、勉強するべきだと思います。
逆に台湾では自営業の割合が日本よりかなり高いので、安泰な仕事をしている人は少ないです。なのでハングリー精神でどうやったら裕福になれるか常に考えている感じがします。また転職するのが当たり前なので、学習してより高い給与がもらえる会社に転職する傾向も強いです。


3.お金の勉強をしない

日本にいた頃はお金の勉強をする機会がほぼなく、親からは貯金しろしか言われません。これも昔は円が強買ったので良かったのですが、今後はそうはいかないと思います。きちんとお金の勉強をして、世界経済の仕組みをしっかり勉強することが大事になってくるかと思います。


4.高齢化社会

日本は世界で一番の高齢化社会です。そのため労働人口が減って経済が低迷しています。逆にベトナムでは人口ピラミッドが綺麗な構造をしていて、これから若い労働人口が増えてきます。実は台湾でも日本と同じように高齢化社会で、出生率は日本以下です。しかし、半導体などのIT産業がかなり進んでいるので経済成長を続けています。その反面、貧富の差は広がりつつあります。


5.国民全員で助け合おうとする法律

日本では、生活保護制度や医療制度、行政の補助金などさまざまな支援制度があります。そのため最悪働かなくても最低限の生活ができる国だと思います。しかし労働人口が減っている今、年々税金や社会保険が高くなってきています。
経済が良かった頃は賄えたかもしれませんが、今後はかなり厳しくなってくるのではないでしょうか?
台湾で生活しているとかなり貧富の差がある感じがします。
駅前ではホームレスがたくさん見かけますし、日本では都市部を除きあまり見かけない光景ですよね。
また中国やアメリカには生活保護制度はありません。すべて自己責任です。
経済が悪いのにも関わらず、年々増える生活保護者、年金受給者のために労働者はいつまで耐えられるのかかなり心配になってきます。


6.人と違うことをすると偏見の目で見られる

日本では、必ず公務員になりなさい、大手企業に入りなさいと言われたりします。そして、誰かが新しいことをしようとすると偏見な目で見ることが多いです。
フリーランスになるって言って努力しても最初はかなり馬鹿にされると思います。これはかなり辛いですよね。
台湾に来て感じたことは、みんな自由に生きているということですかね。
大学卒業してから、留学するなんて言ったら日本ではフリーター呼ばわりされますが、台湾ではそんなことは全くありません。
卒業後、留学したり、新しいことに挑戦したり、みんないろんな方向性に向かっています。その結果があるからこそ変化が生まれる社会になっていくと感じています。



今後どのように心がけて生きていくべきなのか

では今後どのようなことを心がけて生きていけばいいのでしょうか?
正直私もかなり不安です。考えを自分なりにまとめてみました。


会社勤務=安泰というイメージを捨てる

私自身、新卒で大手に入ったのですが、
パワハラで仕事を休職退職し、次の会社はコロナで仕事を無くし、その次の会社は倒産といういろんな経験をしてきました。このことから言えるのは会社だけの収入には頼らず、自分ができるスキルを身につけることが大切だということです。
実際に会社に何かあった場合、スキルがないと収入が0になってしまいますし転職するにしても30代、40代だとかなり厳しいですよね。
私自身、仕事の合間にWeb制作の技術の勉強をしたからこそ、なんとか転職先も見つけることができたし、こうして今海外での生活に挑戦できています。今後もさまざまな知識を勉強していくつもりです。
他の国では当たり前にしていることだと思います。世界と比べて裕福ではなくなった日本人が生きていくためには他国と同じように努力しないといけません。


会社の給料が上がらないなら自分で上げる努力をする

会社の給与が上がらないなら自分で上げる努力をすることが大切だと感じます。例えば業務後に学習時間を設けて新しいことに挑戦したりするのもいいかもしれません。
そして副業するのもいいかしれませんし、より給与がいいところに転職したりするのもいいかもしれません。
何でもかんでも会社が面倒を見てくれるわけではないと思います。


日本だけにとどまらず、世界に目をむける

今後は海外にも視野を広げて生活していくことも大事になってくるかと思います。日本人のパスポート所有率は17%でおよそ5人に1人しか持っていません。これはかなり勿体無いと思います。ちなみに台湾は6割を超えています。
この結果から見えるように、日本人は内向き思考なのかなって感じます。


今後は・・・

色々思っていることを書いてきたのですが、私自身もまだまだ未熟ですし、今後はどこを拠点として生活していって、収入を安定させていこうかという段階です。
台湾に移住して半年が経ちましたが、フリーランスなので収入の安定にはまだ程遠いのが現状です。
そのため、今年残り2ヶ月、そして来年と色々行動をしていこうと思っております。
将来は日本と台湾、できれば東南アジアを拠点としてお仕事をしたいと思っているので、
まずは今月日本に一時帰国するので、いろんな交流会に参加して人脈を広げていきたいと思います!

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仕事はフリーで主にweb制作をしております。
台湾好きや興味がある人とお友達になりたいです。
またweb制作の仕事も随時募集中なので、
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お金について考える

大阪在住の29歳。web制作会社勤務。noteを通してたくさんの出会いを作っていきたいです。台湾が大好きで中国語勉強中。日台夫婦。日々の挑戦の記録や、社会の生きづらさ、台湾のことなどを書いていこうと思います。2023年台湾に移住予定です。