フォローしませんか?
シェア
←前半 第三話 ネズミへのわずかな恩を 沈痛と悲愴を抱き合わせた冬から 若葉が目に優しい5…
炎天下に溶けゆく影 猛暑が肌に刺さる 浜辺で聞こえる子どもたちの笑い声 夏ならではが 気持…
金魚鉢 捨て鉢 やけっぱち ヤケのヤンパチ日焼けのナスビ 色は黒くて食いつきたいが あたし…
タイトルが川柳みたいで出オチっぽいんだけど。やり場のないかなしみを創作に昇華してみまし…
ちょっと前までは、人に寄り添うって、全身全霊、自分のこと差し置いて、そばにいて話を聞くこ…
本気の恋が終わった後 しばらくは一人でいた方がいい それは価値観の変動期だから その後の人…
金魚鉢、ではなくてホルマリン漬けの瓶だ。 生きた金魚を悠々と泳がせる、それこそが金魚鉢の役目であり、あるべき姿なんだ。死んだ出目金を晒す容器と一緒にしちゃあいけない。 だいたい、どうして古着屋にこんなに沢山の出目金の死骸を並べているんだろう。その前に、これは本物? それとも偽物なの? 「ナニコレって思ってるでしょ」 若髭のオーナーが声をかけてきた。若髭って言わないか。オシャレ髭? なにそれ。 「ホンモノ? ニセモノ?
白い靴と聞けば、新しい季節に下ろしたての靴が思い浮かび、私などはなんとなく春を想うのです…
初夏の蝶が舞う 風の強い空を舞う しみじみ思う 不思議に思う 見えないが視えるとか 分か…
わたしの指紋は警察署に保管されていると思う 過去に2回、ストーカー被害に遭い 1度目の被…
5月は、うさまろと散歩 青空は 天宮から降り注ぐ恵みだね 心地良い風が今日を包む 爽やか…
インターホンのカメラに映らないように顔を隠した。 「だれ?」と姉が訝しむ。 「わたし」と…