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姫崎ゆーセレクト noteの本棚

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姫崎ゆーが繰り返し読みたい!切ない!素晴らしい!愛しい楽しい面白い!皆さんのnoteをちまちまとピックアップします。無料noteだけを気が向いたら随時追加します。特化したジャンル… もっと読む
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2024年5月の記事一覧

小説: ペトリコールの共鳴 ③

←前半 第三話 ネズミへのわずかな恩を 沈痛と悲愴を抱き合わせた冬から 若葉が目に優しい5…

暑さが胸に刺さる

炎天下に溶けゆく影 猛暑が肌に刺さる 浜辺で聞こえる子どもたちの笑い声 夏ならではが 気持…

わたしのお気持ち表明

金魚鉢 捨て鉢 やけっぱち ヤケのヤンパチ日焼けのナスビ 色は黒くて食いつきたいが あたし…

重すぎて洒落にならない女子の章(SS)

 タイトルが川柳みたいで出オチっぽいんだけど。やり場のないかなしみを創作に昇華してみまし…

アポロ
8日前
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多分140文字溢れるつぶやき

ちょっと前までは、人に寄り添うって、全身全霊、自分のこと差し置いて、そばにいて話を聞くこ…

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【詩】価値観の変動期

本気の恋が終わった後 しばらくは一人でいた方がいい それは価値観の変動期だから その後の人…

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掌編小説 | ニセモノ | シロクマ文芸部

金魚鉢、ではなくてホルマリン漬けの瓶だ。 生きた金魚を悠々と泳がせる、それこそが金魚鉢の役目であり、あるべき姿なんだ。死んだ出目金を晒す容器と一緒にしちゃあいけない。 だいたい、どうして古着屋にこんなに沢山の出目金の死骸を並べているんだろう。その前に、これは本物? それとも偽物なの? 「ナニコレって思ってるでしょ」 若髭のオーナーが声をかけてきた。若髭って言わないか。オシャレ髭? なにそれ。 「ホンモノ? ニセモノ?

木漏れ日とレモンの香り

白い靴と聞けば、新しい季節に下ろしたての靴が思い浮かび、私などはなんとなく春を想うのです…

今を生きるだけ

初夏の蝶が舞う 風の強い空を舞う しみじみ思う 不思議に思う 見えないが視えるとか 分か…

洋介
4日前
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執拗な人には届かぬ声

わたしの指紋は警察署に保管されていると思う 過去に2回、ストーカー被害に遭い 1度目の被…

5月は、うさまろと散歩

5月は、うさまろと散歩 青空は 天宮から降り注ぐ恵みだね 心地良い風が今日を包む 爽やか…

掌編小説 | 家族

 インターホンのカメラに映らないように顔を隠した。 「だれ?」と姉が訝しむ。 「わたし」と…

青豆ノノ
3週間前
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